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■エバーグリーンCUP東京湾大会レポート 宮内俊博選手が超難関の若洲で完全優勝を決めた!

投稿日時 2009-9-20 21:30:00
執筆者 jimukyoku


開催日:平成21年9月20日
開催地:東京都若洲公園(荒川筋テトラ〜人工磯)
参加者:70名
天気:晴れ、北風強し、気温20〜26℃
潮:大潮(満潮5:37、干潮11:45)

 今回の最終戦は「台風」の襲来によって大きく条件を変えることになりました。気圧配置によって起こる「風」です。台風が通り過ぎるまで東〜北の風が吹き続けるために、東京湾奥の水が入れ替わるのです。前回の神戸も激シブでしたが、今回は逃げ場がない場所でもあり、さらに激激シブになるのではないかと思われました。そんなことで心配になって、前日に下見に行ったのですが、「一応見つけましたよ」と自信を見せてくれる方も数人あり、ちょっと安心。さて、こんな条件をどうクリアしようと考えているのか? たいへん見所の多いゲームになる予感がしました。


 当日の朝、若洲公園の風車はガンガン回っていました。その北風も明け方まで強かったのですが、私たちが駐車場に入る頃にはかなり緩んでいました。釣りには問題ないようです。
 スタートは若洲公園の大会は南東角にある「岩石」前にて行ないます。一般の釣り客は30名ほど。若干少なめです。
 本日のキーパーは40cmです。7時15分スタートで、11時30分ストップフィッシング。そのあと釣り場の清掃をしてから、表彰式という段取りです。
 スタート順は次の通り。
1宮内俊博 2山内勝己 3河野剛志 4伊野宗義 5渡邉泰則6澤井利之
7石渡直樹 8北野健治 9三道竜也 10大坪喜正 11中島昌利 12井上清久
13白井昭己 14平山克彦 15福井崇史 16猪俣智彰 17下黒沢誠 18板橋輝昭
19能勢慎 20宮内義明 21林剛 22木戸宏 23畑中誠 24石塚桂司
25大草賢一 26須永佳代子 27遠藤晃毅 28小西憲悟 29奥谷隆文 30工藤北美
31八木寿美 32大西学 33冨直人 34戸村竜太 35岡崎直樹 36松田幸二
37大谷健太郎 38佐瀬守 39玄羽享子 40下田祥寛 41宮川智道 42田中輝幸
43松本大祐 44小田島裕 45朝生龍也 46山田英樹 47鈴木真人 48若林義夫
49斉藤貴弘 50清水俊 51原島傑 52佐藤和繋 53相良記央 54熊川知和
55西田正明 56山元正継 57藤田博久 58鈴木勝志 59吉田誠 60会沢明仁
61佐川洋介 62六井輝光 63小田原大介 64磯崎大介 65鳴島史晃 66黒岩尚志
67上山貴範 68塩崎誠 69小嶋一貴 70宮基之


 最近はメンバーの皆さんは周りに気を使える方ばかりになって、マナーが良いので一斉スタートでもまったく問題ないのかもしれませんが、新しく入ってくる方々に「先行者優先」「追い抜かない」「場所ではなく技能を競う」といったマナーやスピリットを覚えてもらうのには、しばらくはこのスタート方式を続けることも大事です。めんどくさい儀式かもしれませんが、クジ運を楽しんでいただければと思います。

【若洲エリアの説明】
 選手の釣果報告の前に釣りのエリアをざっと紹介しておきます。
 人工磯:公園の南西面の海岸で、全長約500mの岩積み護岸です。
 南東面テトラ:本部前の護岸テトラは約300mあります。左右のクランク部に近い場所は、潮のヨレができやすいので人気のあるポイントです。
 荒川筋テトラ:公園の東面護岸は荒川の河口に連なる場所で、約2200mのテトラ帯です。南角から北に500mほどの所の道路がハンプ(こぶ)状になっています。この下に排水溝があるために道路が出っ張っているのですが、この付近は常連さんがいるぐらいの人気ポイントです。私たちはここを「第1ハンプ」と呼びます。そこからさらに北に500mほど、護岸の高さが変化している場所があります。ここが荒川テトラ帯のおおよそ中間点で、私たちの通称で「段差」と呼ぶことにしています。そのさらに500mほど北に「第2ハンプ」があります。さらに北に500m行くと道路が上り坂になり、護岸との高低差がなくなるため危険防止のために高さ1.2mのフェンスが約200m作られています。ここを通称「フェンス」と呼んでいます。
 選手の釣ったポイントはこれら通称の呼び名を基に表しますので参考にして下さい。
 通常は下げ潮が効いてくると荒川筋の上流側から順に「川からの影響」を受けることになり、また上げ潮時には沖側から順に「海からの影響」を受けることになります。では、満潮時にはどこがいいのか? 干潮時にはどう狙うべきなのか? 南風の時は? 北風の時は? これだけのエリアがあれば様々な想定ができるので、たいへん面白い釣り場だと言えます。またテトラ帯の攻略はベテランでも気を許すことのできない非常に難度の高いテクニックが要求されます。シーバス釣りにとって最高の条件を揃えながらも、それなりに非常に難しい釣り場だとも言えます。


【朝イチフィッシュは朝生選手と佐川選手!】
 スタート直後は、満潮からちょうど潮が動き始める頃になりますので、まだ海側の潮が効いているため、人工磯や本部前テトラが有望ではないかと予想されました。この2カ所は北風でも追い風になるため釣りやすく、プラで魚を見つけていた人も多かったようです。

 ファーストフィッシュは、スタート直後の7時29分に、本部前テトラで朝生龍也選手。1400g・参考全長59cmのグッドフィッシュでした。70m沖の潮目狙い。パワーブレードを沈めて、底をとって曵いて、最初のフォールで来たそうです。やはり底なんですね。


▶朝生龍也1400g 【釣果データ】重量:1400g/参考全長:59cm/時間:7時29分/場所:本部横70m、距離80m、レンジボトムからのシャクリ一発目 【タックルデータ】ルアー:コアマン・PB-30(30gイワシハラグロー)/ロッド:シマノ・モンスターリミテッド93/リール:シマノ・ステラC3000HG/ライン:シマノ・パワープロ0.8号/リーダー:クレハ・プレミアムマックス16lb70cm

 2匹目は7時40分、佐川洋介選手からのコールでした。ポイントは人工磯の西側の端。湾バイブ(自作魚皮張り)で、底から75cmレンジを狙ったとのこと。サイズは670g・45cmでしたが、年間ランキングのトップを走っている選手としては1位を決めた魚ではないかと思われました。さすがです。厳しい条件であることは分かっていますので、いかに1匹をとるか勝負なのですが、佐川選手はこの朝一のチャンスにあと2匹掛けてバラしています(掛かりが浅かった?)。朝のパターンが完全に合っていたということで、さすがです。


▶佐川洋介670g 【釣果データ】重量:670g/参考全長:45cm/時間:7時40分/場所:人工磯入ってすぐ、距離岸から20mくらい、レンジボトムから75cm 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾バイブ(自分で魚皮をはってみました)/ロッド:ゴールデンミーン・キャスバル8/リール:シマノ・04ステラ3000/ライン:PE1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス20lb100cm

 しかしその後本命ポイントでは一発のアタリも出ませんでした。玄場選手、鈴木選手など昨日魚を見つけていた選手も悩んでいる様子。これはもう仕方がないでしょう。活性があまり高くない状態で、これだけの人間のルアーが飛んでくるのですから、よほどの状況変化がない限りシーバスは口を使わないのではないかと…(あとになったら何とでも言えるんですよね)。



【8時台、荒川筋で食い活発に!】
 その状況を打開してくれたのが「テトラ際のシーバス」でした。ちょうど下げ潮が効いてきて、荒川からの濁りが入り始めた頃です。
 まずは8時04分、荒川筋第2ハンプの手前で、原島スグル選手。ルアーは自作ブレード・リッチ29g。サイズは1050gとまあまあ。ヒットスポットは15m沖の底から10cm(ここ重要!)で、ボトムの一点を的確に探った結果だと思います。リーダーの太さ(30lb=8号)にも注目して下さい。


▶原島傑1050g 【釣果データ】重量:1050g/参考全長:51cm/時間:8時4分/場所:第2ハンプ50m手前、距離15m、レンジ10cm 【タックルデータ】ルアー:オリジナルブレードベイト28g/ロッド:9.8ft/リール:シマノ・ステラC3000/ライン:バークレイ・ファイヤーラインEXT 1.2号/リーダー:30lb 50cm

 8時23分、第1ハンプの所で宮内俊博選手が釣りました。2020g・65cmと今までで一番のグッドプロポーションのグッドサイズ。距離40mでボトム攻め。ブレードでの釣果です。リーダーは2.5号とこの釣り場にしてはかなり細めを使っています。




▶宮内俊博2020g(1匹目)【釣果データ】重量:2020g/参考全長:65cm/時間:8時23分/場所:第一ハンプ、距離40m、レンジボトム 【タックルデータ】ルアー:コアマン・パワーブレード(30g/ピンクイワシ)/ロッド:ダイワ・モアザンブランジーノ9.6ft/リール:ダイワ・インパルトα競技2500LBD/ライン:クレハ・ジギングバトル0.8号/リーダー:クレハ・シーガーリアルFX2.5号50cm

 続いて8時26分にフェンスの手前で、宮川智道選手。860g・50cmと痩せていますが、宮川選手はこのとき3本バラして4本目の魚でした。ヒットする場所とヒットするスピードが完璧に見えていたのが分かります。場所は違いますが先ほど釣った宮内選手もまったく同じ距離40mのボトムでした。リーダーは6号です。


▶宮川智道860g 【釣果データ】重量:860g/参考全長:50cm/時間:8時26分/場所:柵手前50m、距離40m、レンジボトム 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾ベイト(アワビ貼り/29g)/ロッド:エバーグリーン・PZS-106ブレードマスター/リール:ダイワ・トーナメントISO2500LBD/ライン:バークレイ・ファイヤーラインEXTクリアホワイト1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックスFX6号80cm

 8時45分、下田祥寛選手が長いトンネルを抜けて今シーズン1匹目の検量魚をゲット。場所は第2ハンプよりさらに200m地点で、1190g・55cmとまあまあのサイズ。結果4位入賞というおまけもついたラッキーな1匹です。1年間まじめに投げ続けた結果だと思いますが、釣ったルアーもレンジもちょっと他とは違っていました。バリットでテトラのキワ(距離5m)の上層(1m)をスローに曵くというものでした。リーダーも細く12lb(3号)を使用しています。


▶下田祥寛1190g 【釣果データ】重量:1190g/参考全長:55cm/時間:8時45分/場所:2個目の坂の北200m、距離5m、レンジ1m【タックルデータ】ルアー:ラッキークラフト・バリット70H(ノンシルエット)/ロッド:エバーグリーン・ブレードマスター10.6ft/リール:ダイワ・イグジスト2506/ライン:シマノ・AR-Cエギンガー0.8号/リーダー:クレハ・シーガーリアルFX12lb150cm

 シーバス釣りにおいて「何が正解か?」はその場所そのタイミングで違うようです。
 8時46分、下田選手とほぼ同時に釣り上げたのは、これも長いトンネルに入ってた清水タカシ選手。釣った場所は第1ハンプと段差との中間点で、下田選手とは違っていますが、距離5mの50cmレンジというのはほとんど同じ。ルアーは鉄板(爆岸バイブ)でこれもよく似たタイプです。リーダー10lb(2.5号)とこれも似ています。偶然かもしれませんが、8時台に潮位が一気に下がってきて、レンジが上がったと言えるのではないでしょうか。記録は1100g・52cm。大きくはありませんが、この日の状況では上出来で、5位になった魚です。


▶清水俊1100g 【釣果データ】重量:1100g/参考全長:52cm/時間:8時48分/場所:第一ハンプと第2ハンプの間、距離5m、レンジ50cm 【タックルデータ】ルアー:クロスウォーター・爆岸バイブ(20gはげはげアルミ)/ロッド:8.6ft/リール:シマノ・バイオマスター4000/ライン:サンライン・PE1.5号/リーダー:10lb80cm

 本部前や人工磯の沈黙をよそに、荒川テトラ筋ではまだ釣果が続きます。
 8時48分、フェンスの手前50mで八木ヒサヨシ選手が、距離30m、レンジ3mで840gをゲット。やはり少しレンジが浅くなっていますね。
 この魚は50cmで840gですからかなり痩せていましたが、今回は全体的に痩せた魚が目立ったと思います。風の影響もあってベイトが移動したのかも分かりませんし、森大介さんが言うには、釣り人が多いので警戒してエサを食えないという見方もあるようです。こんな条件の中では、どこにグッドサイズ、グッドプロポーションの魚がいるのか? それが問題ですね。


▶八木寿美840g 【釣果データ】重量:840g/参考全長:50cm/時間:8時48分/場所:荒川上流、距離30m、レンジ3cm 【タックルデータ】ルアー:コアマン・PB-30(黒金)/ロッド:ダイワ・モアザンMT93ML/リール:ダイワ・イグジスト3012/ライン: PE1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス20lb

【ゲームが動き始めたのはラスト1時間】
 そのあと9時台になると潮位変動は緩くなり、釣果報告はぴたっと止まります。下げどまりに近づけばまたチャンスはやってくるというのが常になってきましたが、なぜか90分ほどの「中休み」は必ずありますね。
 その間に釣れたのは1匹のみ。9時35分、第1ハンプの100m手前で大草賢一選手です。距離20mのレンジは中層。サイズは1040g・52cm。魚はいるのだという安心感と一応緊張感を持続させる1匹でした。リーダーは5号です。


▶大草賢一1040g 【釣果データ】重量:1040g/参考全長:52cm/時間:9時35分/場所:第一ハンプ100m手前、距離20m、レンジ中層 【タックルデータ】ルアー:コアマン・パワーブレード(ゴールド)/ロッド:シマノ・AR-C906/リール:ダイワ・ルビアス3000/ライン:サンライン・キャストアウェイ0.8号/リーダー:20lb50cm

 そして、再びゲームが動き始めたのはラスト1時間近くになってからです。
 10時17分、第1ハンプから100m地点で白井昭己選手。バリットで表層狙い、1200g・54cmのグッドフィッシュ。3位に入賞する魚でした。リーダーは5号。


▶白井昭己1200g 【釣果データ】重量:1200g/参考全長:54cm/時間:10時21分/場所:ハンプから100m先くらい、距離20m、レンジ表層 【タックルデータ】ルアー:ラッキークラフト・バリット90+5g(チャートコットン)/ロッド:エバーグリーン・ゼファーブレードマスター10.6ft/リール:ダイワ・トーナメント磯Z競技LB/ライン:バークレイ・ファイヤーラインクリスタル16lb/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックスFX5号150cm
 
 状況は激激激シブ…普通ならぜんぜん釣れない状況だと思います。荒川筋のテトラにしても、普通ならルアーが何個あっても足りないと言えるほどの厳しい攻めをしているから得られた釣果です。これは間違いありません。魚が流れにいる場合はミノーやバイブレーションで表層からでも出てきますが、今回は北風の影響で魚はボトムもしくはテトラの穴からしか出て来ないからです。ほんの一瞬だけ流れに入っていたという事実も見逃せませんが、しかし、釣った人の全員が1匹しか釣っていないというのは、選手それぞれに納得が行っていなかったのではないかと思います。全員が「もう1匹!」を目指していたでしょう。
 そして、現在2020gで1位を走っていた宮内俊博選手もそれは同じ。宮内選手は1匹目を釣ったあとも諦めず、場所を探していました。場所とは、ほんの小さな変化があるだけかもしれませんが、ヨレる場所です。最初に狙ったハンプもテトラの並びが微妙に違う場所ですが、次に狙った段差近くのポイントもそういう変化があります。
 狙い方は決めていました。テトラ際のボトムの1点です。干底であってもボトムしかないと言う考えは、今までの大会で大型のシーバスを上げて来られた結果を見ても正しいのかもしれません。
 時間は10時45分でした。レンジバイブの90(28g)で底を取り、巻き始めたその時、すごい衝撃で1匹の魚が襲ってきました。斜めに入ったテトラとボトムが交わる下流側の1点を狙っての釣りです。宮内選手のすばらしいところは、この魚をばらさず、切られず取り込んだことです。沖で掛けた魚を遊ばせてから取り込むと言う方法はありますが、キワ掛けた魚はそういうわけにはいかないですから、一気に勝負に出ました。一気に浮かせて素早く取り込む。うまくいけばこれが一番事故がない取り込み方なのだと分かっていました。そしてゲットした魚は、2810g・75cmという誰もが夢に見たビッグフィッシュ! 1匹でもダントツ優勝ですが、2匹合わせて4830gはほんとうにすばらしい。
 シーバスをはじめてまだ3年目、WSSの中で釣りを学んできた一途の男、宮内俊博選手が完全なる優勝を決めたのでした。


▶宮内俊博2810g(2匹目) 【釣果データ】重量:2810g/参考全長:76cm/時間:10時45分/場所:堤防と段差が変わる10m左、距離20m、レンジボトム 【タックルデータ】ルアー:バスデイ・レンジバイブ(フィッシャーマンオリカラオヌマンスペシャル/28g)/ロッド:ダイワ・モアザンブランジーノ9.6ft/リール:ダイワ・インパルトα競技2500LBD/ライン:クレハ・ジギングバトル0.8号/リーダー:クレハ・シーガーリアルFX2.5号45cm

 そのあと、ストップフィッシングの10分前に松田幸二選手が貴重な1匹を釣り上げ今回の大会は終了しました。松田選手が釣った1匹は小型ではありますが年間ランキングを2位まで押し上げた魚です。電話のトラブルがあった上に、近くに審査員がいなかったため、検量がギリギリになって心配を掛けてしまいましたが、厳しい状況の中で結果を出洲ことができたのは「さすが×3」だと思いました。


▶松田幸二530g【釣果データ】重量:530g/参考全長:41cm/時間:11時20分/場所:荒川テトラ上流部フェンス手前50m、距離40m、レンジボトム【タックルデータ】ルアー:コアマン・パワーブレード(28g/イズミジャイアン)/ロッド:シマノ・AR-C S906L/リール:ダイワ・イグジスト3012/ライン:バークレイ・ファイヤーラインEXT1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス7号

 最後に今回優勝した宮内俊博選手について、WSS千葉支部長・須永義典さんのコメントを残しておきます。
 「宮内くんのえらいところは、1回1回に目標を持って参加していることですね。1年目は、最初はうまい人はどんな釣りをしているのかを見るために参加し、次は魚を掛けるだけでも掛けたいと言って参加し、その次はノンキーでもいいから釣ってみたいと言って参加し、次はキーパーを釣ってみたいと参加し、一応その目標を毎回達成して行くのを見て、この人はしっかりしているなと思いましたね。2年目の今年はシーバスに関してすごいセンスをしている山内くんらと毎回テーマを持って釣行していたようで、年間の目標をクラシックに出場することとしてがんばっていました。それが最後の大会で目標以上の結果を出せたのは本当にすばらしいことで、彼の性格や考え方がすばらしいからできたことだと思います。自分でも何か事が起こったら人のせいにしたり人を恨んだりすることが時にはありますが、宮内くんはまったくそういうことがないんです。自分というものをしっかり持って、一歩一歩自分の生き方を楽しむような釣りの姿勢は本当に見習うものがあると思っています。宮内くんおめでとうございます。」



<表彰式> (聞き手:小沼正弥)

5位:No.78 清水俊
小沼「大阪からの参戦ですがどうですか若洲は? 好きですか?」
清水「大嫌いです(笑)」
小沼「やっぱり(笑)。僕も嫌いなフィールドの一つです。でも皆さん釣ってましたね。どういう感じで今日は釣られたんですか?」
清水「適当ですね(笑)」
小沼「適当ですよね。適当が一番効きましたね。魚は他に掛けましたか?」
清水「一回だけ」
小沼「1バイト、1キャッチで。テトラの回避とかは?」
清水「根の所で食ったんで、リーダーが切れそうで危なかったなと。」

4位:No.125 下田祥寛
小沼「どういう感じで釣られましたか?」
下田「途中でキワに居てるっていうのが大体わかってきたので、そこばっかり狙うようにして」
小沼「他に魚は掛けましたか?」
下田「最後に掛けたんですけど根に入られて切られちゃいました」
小沼「今日そういうシーンよく見ました」

3位:No.188 白井昭己
小沼「今日の戦略的なものは?」
白井「特にないんですけど…。表層ゆっくり巻いてたら掛かって、それはバラしたんですけど、その次投げたらテトラの所で運良くピタッと掛かって。」
小沼「じゃあ今回は2本掛けたと?」
白井「そうですね。」

2位:No.254 朝生龍也
小沼「どんな感じで今日は釣られたんですか?」
朝生「手前70mくらいのもうちょい左に…」
小沼「もうちょい左って言っても誰も分からないと思いますけど?(笑)」
朝生「ハハハ。その辺にちょっとでっかい潮目がL字に入ってたんですよ。で、潮がちょうど右にも流れてたんで待ってりゃこっちに来るだろうと思って。で、ちょうど自分の目の前に来たんで潮目を左や右から撃ったりしていて。正面に来た時にL字の右側にルアー入れてボトム取ってシャクッて底引いて、ジャークちょちょっと入れて、すぐフォールでアタリが出たみたいな。」
小沼「今日何本掛けました?」
朝生「掛けたのは一本なんですけど、バイトが5〜6バイトくらいあったんで、結局フォールでバコバコ当たったのが3回くらいで。で一回バラシみたいな。」

1位:No.210 宮内俊博
小沼「今回初お立ち台ですが、他にも魚は掛けましたか?」
宮内「始まってすぐくらいにフォールで1回だけ。」
小沼「今回2本釣られまして一本は76cm。これはどういう戦略で?」
宮内「戦略とかは別になかったんですけど、1本目をボトムで獲ったんで、同じように…」
小沼「あ、これ76cmは2本目なんですか? すごいですね! 今回はプラとかしましたか?」
宮内「いや全然。若洲は前回の大会から一度も。」
小沼「来ても無駄ですもんね。」
宮内「そうですね(笑)。」



(萱間修WSS会長より総評)
「皆さんお疲れさまでした。これで技術交流会全て終了したことになります。今日の結果を含めて50位までの方はすぐに発表して、クラシックの案内状を送ります。楽しみにしていて下さい。それとクラシックではシーバスファンの集いという一年間の感謝のパーティーを行いますので、ぜひ参加していただきたいと思います。それとゴミ拾いもありがとうございました。毎回釣りの大会ではこうしてゴミ拾いを続けていきますので、釣りをするだけでなく釣りをするということ自体がマナーを広げるということにつながればいいなと思います。これでクラシックを残して今年の大会は終了しますが、来シーズンのオープン大会を予選大会として始めます。まだはっきりと決まっていませんが、年内に関東と関西で1大会ずつやって、来年は3月頃からスタートさせたいと思っています。色々と今日はありがとうございました。そして皆さんに感謝しなければいけないのは、まず1年間安全にやっていただいたことです。無理をされないで周りのことに気を付けて安全にやっていただけてありがとうございます。それと周りの人たちを色々連れてきていただきまして、そういうことも幅を広げる一番のことだと思います。今後ともよろしくお願いいたします。」



(エバーグリーン荻野様より感想)
「選手の皆様、暑い中大変お疲れさまでした。かなり厳しい状況になるんじゃないかという中で11名の方が釣られましたので見事だと思いました。宮内さん、この厳しい中で76cm、非常に立派な魚だと思います。これで最終戦終わりまして、また来月クラシックがありますので、さらなる頂点を目指して目一杯技術を発揮していただいて、またでっかいのを釣っていただきたいと思います。WSSも3年トーナメント終わりまして、年末から4年目が始まりますので、どんどん腕を磨いていただいて、新たな釣り方というのをどんどん出していき、惜しみなくこの場で発表していただけますようによろしくお願いします。そうしないとデーゲームも発展しませんし、釣りの幅も広がっていきませんので、そのあたり皆さんメンバーとして自覚を持っていただいて、また誇りを持っていただいて、このWSS皆さんで盛り上げていっていただきたいと思います。」





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