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大阪湾オープン大会報告
投稿日時 2019-9-1 20:52:36
執筆者 chairman
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松下知行選手 大阪湾オープン2連覇達成!

<お断り> 現場にて釣果の確認はしていますが、釣果写真が未着のものがあります。写真が届き次第更新いたします。
開催日:令和元年7月14日(日) 場所:神戸第七防波堤 渡船:神戸渡船 天候:雨/最高気温 25.5℃ 最低気温 21.7℃ 風向:東北東 平均3m 満潮:4時15分頃(142cm)/干潮:11寺27分頃(38cm)
参加:22名 審査:3匹長寸・キーパーサイズ40cm 進行:集合3:30、受付4:00、スタート5:00、ストップ10:30、帰着11:00、表彰式11:30〜 大会委員長:清水 俊

2019年7月14日(日)神戸第七防波堤にてWSS大阪湾ソサエティーの「大阪湾オープン大会」を開催いたしました。 ラストイヤーとなったWSS大阪支部では神戸でのオープン大会のみとなり、今年は梅雨入りが遅れた分当日も雨予報となっておりました。この日夜中にもたらした大雨が去り、大会終了まで持つかどうかというタイミングとなり、急変する気候やフィールドコンディションにどう対応するかが注目される大会となりました。 まずはスタート前にミーティング、安全面の確認と競技ルールの説明を行い、スタートです。

1.一般:泉岡優貴 2.239:猪俣智彰 3.545:菊池翔也 4.一般:田中優

5.532:坂根浩三 6.502:藤井貫路 7.497:望月誠二 6.360:大岡清治 9.284:伊勢美香

10.一般:北尾洋二 11.179:佐藤和繁 12.371:小山哲生 13.一般:田中繁 14.513:有井直樹

15.033:前場伸介 16.302:藤田博久 17.356:小島治 18.293:瀬渡慎太郎 19.076:矢野斉

20.365:伊勢和博 21.535:渡邊直樹 22.一般:宮本正治 23.一般:山中悠生 24.一般:山中寿実

25.504:平野知美 26.354:松下知行

近年青物狙いで盛り上がっている七防ではありますが、この日は梅雨真っただ中で大雨後ということもあり久しぶりにカーブ側でもシーバス釣りができる状態となりました。


ただ、選手の大半が白灯方面に向かいます、これは13年続いたWSSですが途中七防南側の工事による潮流の変化に対応した動きとなります。
しかし最初のヒットコールは他の選手の動向を見て、よりフレッシュな魚を狙いにカーブを狙いに行き、見事釣りあげた有井選手。
 時刻:4:51/サイズ:60.0cm/場所:赤灯カーブ中央付近内向き
 <タックルデータ> ロッド:エバーグリーン・ゼファーアバンギャルドスプレマシー102AGS/リール:14モアザンLBD2510PE-SH/ラインとリーダー:クレハ・シーガーR12完全シーバスPE0.6号、グランドマックス2.5/ルアー:コアマン・VJ-22沖堤防イワシ

やはりカーブは現在も一級ポイントだと知らしめる1匹となりました。
次のヒットコールは去年の覇者、七防を得意とする松下選手。 プラ通り丁寧にテクトロ、やはりきたかという印象。
 時刻:5:15/サイズ:57.5cm/場所:白灯側石積みから東へ200m
 <タックルデータ> ロッド:ラグゼソリッドエモーション/リール:エクスセンス2000LB/ラインとリーダー:PE 0.3号、サンラインFC16lb/ルアー:コアマンVJ-16 シャッドテールワーム

直後のコールは藤井選手、今年は関東遠征も行ない、実力をメキメキ上げている大阪のホープだ。キャスティングでトップに躍り出るビッグサイズをキャッチ。
 時刻:5:17/サイズ:75.5cm/場所:白灯と本部の中間内向き
 <タックルデータ> ロッド:ゴールデンミーン・キャスバル80L/リール:ヴァンキッシュC3000HG/ラインとリーダー:PE0.6号、フロロ2.5号/ルアー:ラッキークラフト・バリッドスリム・チャートゴールド

ここから朝のラッシュは終わったのか無音で時間が過ぎていきます。 しかしその間他魚種はチヌ、ガシラ、特に沸いていたのは関西で言うモジャコ。ツバスのさらに小さいサイズとなりますがモジャコを避けてシーバスをと各選手が工夫を凝らします。
そんな中、一時間半後、ようやくのヒットコールは2本目の松下選手。 相変わらず丁寧に際を探ってのシーバスキャッチでした。

 時刻:6:51/サイズ:70.0cm/場所:白灯と石積みの真ん中あたり <タックルデータ> 1匹目と同じ


先ほどのVJの少し重たいサイズでさらに下のレンジを通してのヒットとなりました。反応のない時間帯を打破する集中力は流石であります。
ここでプレッシャーの少ないエリアを黙々と釣りをしていた大阪の若手、菊池選手が待望のヒット。 やはりテクトロで73cmの良型シーバスでした。 <写真未> 時刻:7:19/サイズ:73cm/場所:ちょうど真ん中あたり <タックルデータ> ロッド:コアマン・デイスター96ML/リール:レガリスLT3000D-C/ラインとリーダー:ピットブル0.8号、シーガープレミアムマックス9.5lb/ルアー:コアマンVJ16 ケイムラパールピンク
ここからまた我慢の時間が続く中、毎回何かとミラクルを起こす藤田選手が白灯と石積み真ん中あたりの内側、キャスティングにて何やらヒット。 本人はエイのつもりでのファイトでしたが、なんとブリではありませんか! シーバス技術の向上と共に道具も進化しているのでこういった青物ともやり取りもできるようになりました。ご本人は大会中でもニッコニコです。

 今の七防はこういう魚も飛び出すほど、ベイトが豊富で大型青物の回遊ルートとなっています。
番外編が発生中に大会も終盤に差し掛かり、沈黙していたこの男がヒットコール。 大岡選手が得意のドブヘッドのダートでシーバスキャッチ! モジャコの猛攻が落ち着いたタイミグを見計らって釣り方をチェンジしたそうです。
 時刻:8:27/サイズ:61cm/場所:白灯手前100m奥向き
 <タックルデータ> ロッド:エバーグリーン・アヴァンギャルドソリッドソリューション88/リール:ヴァンキッシュ2500S/ラインとリーダー:アーマードフロロF0.6号、シーガープレミアムマックス3号/ルアー:ドブヘッド13g+ ラヴィンスライド2.7in グローホワイト

続いて30分後、パターンを掴んだ大岡選手が猛チャージの2本目キャッチ 流石の複数キャッチはサイズが出ず逆転ならず! さらに1本もありそうな 気配です。  時刻:8:52/サイズ:46cm/場所:白灯手前150m奥向き
 <タックルデータ=ルアーカラー以外は1匹目と同じ>

さらにヒットコールは七防と相性のいい猪俣選手。 この時間帯に引っ張り出すのは流石です。
 時刻:8:57/サイズ:45.5cm/場所:白灯の少し手前
 <タックルデータ> ロッド:エバーグリーン・アヴァンギャルド92/リール:エクスセンス C3000LB/ラインとリーダー:G-soul 0.6号、シーガープレミアムマックス12lb/ルアー:マーズ・R-32パワフル・フラッシュチャート
さて、9時を回り終盤に突入しまして各選手集中力を切らさずキャスティングされてる姿に感銘を受けている中、9時20分にヒット! 釣ったのは坂根選手! 今日はワームの際撃ちを強かった中バイブレーションのキャスティングでヒットさせた坂根選手、お見事です。
 時刻:9:20/サイズ:64cm/場所:真ん中内側 <タックルデータ> ロッド:96M/リール:ヴァンキッシュ C3000/ラインとリーダー:PE 0.8号、フロロ4号/ルアー:レンジバイブ80・イワシカラー
そしてストップフィッシングを迎え、大阪オープン大会終了となりました。 結果は松下選手が逃げ切り、2連覇達成となりました。
優勝 会員No.354 松下知行(1匹目=:5:15/57.5cm 2匹目=6:51/70.0cm 計127.5cm) 2位 会員No360 大岡清治(1匹目=8:27/61cm 2匹目=8:52/46cm 計107cm) 3位 会員No502 藤井貫路(5:17/75.5cm) 4位 会員No545 菊池翔也(7:19/73cm) 5位 会員No532 坂根浩三(9:20/64cm) 6位 会員No513 有井直樹(4:51/60.0cm) 7位 会員No239 猪俣智彰(8:57/45.5cm)

【総評】 WSSが創設されて13年、その間釣りを取り巻く環境の変化、釣り道具の進化、釣りの技術の向上を間近で見ることのできた期間であり、有意義な時間でした。また、最終戦も中学生が参加されており、しっかりと今の釣りの技術を生かした釣りをしていて、非常に驚いた次第です。将来活躍する彼らのためにもしっかりと釣りとマナーの向上、釣りの文化を継承していく必要があると感じた次第です。ありがとうございました。 (WSS大阪湾 会長 清水 俊)

【2位 大岡選手レポート】
 2019 WSS大阪湾オープン大会 。つい2週間前まではベイトが満載で、バホバホのお祭り状態だったようだが、残念ながらと言うか、やっぱりと言うか、お祭り状態は終息し、なかなか厳しいという情報を基に、前日プラから臨みました。 プラの日は曇り空でさほど暑くなかったが、青物狙いの一般アングラーが多く、堤防全体をチェックすることは出来なかった。なので、実績のあるポイントだけチェックしていった。所々ベイトの群れは確認出来るものの、その群れについているシーバスは見受けられず、活性の良いのはモジャコとサバだけだった。特にモジャコはダートへの反応がすこぶる良く、本番でダートは使えないと真っ先に感じた。結果プラによる成果はあまりなかったが、キワ付近ではモジャコの猛攻が少ないと感じた。 オープン大会本番、フライトは9番だった。だが自分より前の選手は自分と同じ東側の白灯を目指すと思われた。 しかもそのほとんどの選手にVJがセットされており、スタート地点から東側の白灯まで約3.5kmのテクトロ合戦が予想できた。 対策として、バイブレーションを白灯向きのキワにキャストしながら進み、他の選手とルアーのシルエットと軌道を変えたが、特にシーバスからの反応はなかった。 ただモジャコは相変わらず好活性だった。その後、手を変え品を変えシーバスを探すも、時間だけがどんどん過ぎ、次第に集中力もなくなってきたので、休憩(仮眠)することにした。 休憩後、時間を確認したとき、前日の同じ時間ぐらいからモジャコの群れが抜けたタイミングがあったのに気づき、ダートで確認すると、モジャコがじゃれてこなかった。 なので、外向きのボトムに変化があるポイントのボトムを意識したダートでシーバスを誘い、ねらい通り連発したが、あと一本が出ずタイムアップとななった。 WSSラストイヤーの大阪湾大会。大いに盛り上がるほどの釣果に恵まれず残念でしたが、此処で出来た人とのつながりをこれからも大切にしていきたいと思います。参加された選手の方々、また大会を運営された清水会長。お疲れ様でした。(会員No.360 大岡精治) 【優勝 松下選手レポート】
 今回は直前の金・土の2日間プラに行ってきました。 金曜日は、赤灯側をチェックしましたが、暗いうちに1本出た後、全く反応を得られず、キワもゴミが多くて引けない状態でした。キャストすると100%モジャコがヒット! 土曜日は、暗いうちに赤灯側でプラに来ていた田中優選手がなんと96cm! これは人が集中するなと思い、まずは白灯側をチェック。相変わらずキワはゴミが多くやりにくい状態。毎週来られている常連さんは『2週間前は絶好調だったが先週からイワシが減り始めかなり渋い』とのこと。それでも外側、内側ともにシーバスをキャッチでき、魚が居ることが確認できたので赤灯側に戻ってきた。 前日よりもモジャコは減っていると感じたが、赤灯側は明るくなると厳しいとも思った。 大会のプランは、白灯側のキワで勝負。ゴミが多くてテクトロできないときに備えてガンジギを! 大会当日、奇跡の30番スタート!(マジか!)ほとんどの選手が白灯側に。ラストのスタートなので、際は捨てて早足で白灯へ。 何とか2番手で石積の外側に上がり、VJ16にケイムラシャッドテールでテクトロし始めてすぐに1本目キャッチ。 ストリンガーに繋いで本命ポイント突入直前に、清水会長より帰れコール! 涙を流してUターン。 検量をして貰って、再び外側をテクトロしながら白灯へ。 本命ポイントへ到達すると、良い感じにベイトが表層に湧いていて、すぐにヒット! デカイ! 一発目のエラ洗いは凌いだものの、2回目は沖に向かって怒涛のエラ洗いであえなくフックオフ。 逃がした魚は大きいと言いますが、多分自己レコードのサイズ。 意気消沈したため、ノーヒットで白灯に到達。気を取り直してUターン。 再び本命ポイント直前で、アクションは落ちるが少しレンジを入れるためにヘッドをVJ-22にチェンジ。スタートしてすぐにヒット! キワにグイグイ潜るのでマチヌか? と思いましたが、VJ丸呑みのシーバスでした。 佐藤選手に検量していただいて、針がエラに掛かっていたので無理に外さずリーダーを切ってストリンガーに繋いで清水会長待ち。 物持ち写真を撮って会長に『針外して!』とお願い。上手に針を外して貰って(私がやれば間違いなく流血していた)、蘇生作業までお願いしてしまいました。本当にありがとうございます。 その後は、外側で1本バラシ、反応が悪くなり、大岡選手がダートでキャチされていたので、内側でダートをやって1本バラシて終了しました。 大岡選手が2本目をキャッチしていたことに気付いていなかったのですが、辛くも優勝できました。 今回は、天候が悪くローライトだったこと、タコ釣りの人がおらずキワがフレッシュだったこと、キワにゴミが無かったこでプラよりも条件が良かったのと、 名手前場選手のガンジギをシーバスがかかる前にキビレが邪魔してくれたことで、昨年に引き続き2連覇することができました。 最後にルアーボックスを落としたり、タモを海に落としたり、針を外して頂いたり、蘇生してい頂いたり、その他色々ヤラカス私を助けていただいた清水会長! 本当にありがとうございます。 貴重な時間を使って検量をしていただいた佐藤選手、動画を撮影してくれた小山選手、テクトロをしていると道を譲ってくれた選手の方々(どちらかと言うと気の弱い争いを好まないタイプで決して怖い人間ではないのでそんなに気を使っていただかなくて大丈夫ですよ!)一緒に楽し時を過ごして頂いた選手の皆様、そして釣れてくれたお魚さんに心より感謝申し上げます。ありがとうございます。(会員No.354 松下知行)
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