wangan-seabass.com

WSS東京湾クラシック2018大会レポート

投稿日時 2018-12-25 6:43:20
執筆者 chairman
木更津の回遊鱸を4匹仕留めた大坪喜正選手が優勝!


開催:平成30年11月25日(日)
場所:木更津沖堤(B堤防、C堤防、D堤防)
天候:曇のち晴/気温6.8°C~12.0°C
風向:北北東▶北▶北北西 風速:1.0m~2.0(m/s)
気象:木更津▶こちら
潮汐:中潮(満潮7:06/干潮12:32)
参加:22名(2018技術交流会トップ19名、オープン大会上位入賞者3名)
審査:5匹長寸/キーパーサイズ40cm
進行:集合5:00、受付5:15、開会式5:30、出船6:00、帰港11:00
渡船:宮川丸
審判:西 寿朗、伊野宗義
大会委員長:高橋雅和
航空:


【東京湾シーバス技術交流会のトップ20名とオープン大会上位入賞者が集結!】
 11月25日(日)、2018年東京湾シーバス技術交流会のランキングトップ20名と、オープン大会上位入賞者3名のみが出場権を持つ、『東京湾クラシック2018』を木更津沖堤にて開催! 今大会も木更津港・宮川丸さんご協力のもと、B堤防 (1200m)、C堤防(800m)、D堤防(200m)を大会フィールドとし、試合中は7時便、9時便の渡船で2回の移動を可能にした特別ルールを採用しました。


 広大な干潟に並んだ全長3kmの木更津沖堤は、魚影の濃さだけでなく、ルアーマンたちを虜にさせる最大の魅力はなんと言っても2m~6mという「水深」にあり、トップからボトムまでさまざまなルアーを使ってシーバスのヒットが楽しめる。
 また、各メーカーが開発に開発を重ねて市場へ産み落としたルアーの進化により、近年では従来の常識にとらわれない釣り方が多く見受けられるところも東京湾のシーバスアングラーが足繁く通う理由。当日は北北東の風が吹き荒れ、釣果が期待できそうなコンディションに選手のモチベーションもかなりヒートアップしておりまし た。
 久しぶりに上陸するという選手から前々日、前日とプラクティスを行った選手まで、2018年度のシーバス技術交流会で好成績を収めた生粋のトーナメンターばかり、WSS東京湾をレペゼンする精鋭アングラー22名が木更津港に大集結!  東京、千葉、埼玉、神奈川で活動する選手から、大阪、兵庫より関西勢も続々とエントリー。


 大会数日前に宮川丸さんの宮川さんと打ち合わせした際、「今年は異常にコノシロ が多くてね。コノシロに着いてるシーバスならデカイのが居ると思うんだけどね」 というお話をお聞きしました。そのことを開会式で選手に伝えなければと思っていたのですが、言い忘れてしまいました。しかし、そのコノシロをヒントに抜群のセンスで終了間際に釣果ポイントを獲得し、2位と3位に食い込んだ選手2名の釣りは圧巻でした。
 さらに凄いのが、今大会唯一の複数釣果で独走状態だった優勝者。沖に突然現れた鳥の動きを頼りに、木更津のシーバスの回遊を完全に読み切り、沖堤ゲームのお手本となるようなフットワークで見事4匹キャッチして勝利の栄冠を手にしました。

【スターティングポジション】
■B堤防(7名) 大坪喜正、牛窪秀幸、田口一生、佐川洋介、有田淳、板橋啓太、萩原隆志

■C堤防(9名) 関根勇太、瀬渡慎太郎、太田龍文、山元正継、有井直樹、大岡清治、高谷友之、太 田勇、前場伸介

■D堤防(6名) 金田知広、鈴木真人、川俣一夫、猿渡靖智、佐々木庸、磯崎大介

 4時00分/集合1時間前に木更津港の内港公園駐車場に到着して準備を開始。


 5時00分/受付は5時15分から。5時頃になると選手も続々と集結。


 5時50分/開会式終了後、D堤防、C堤防、B堤防の降りる順に乗船していきます。 渡船だけでなく堤防には一般のお客様もたくさんおりますので、開会式の際にスポ ーツマンとして最大限の配慮を忘れないよう選手たちへ強く申し伝えました。


 まもなく試合が始まるハラハラドキドキの瞬間。


 6時00分/予定通り、木更津沖堤へ向けて出港!


 木更津港のシンボルである「中の島大橋」の下を通過する際は、選手の誰もが良い笑顔(笑)。


 6時10分/最初にD堤防で6名の選手が上陸!


 堤防に上陸したら、審判員の指示に従って記録用の写真撮影後にスタートフィッシング!

 (D堤防スタート直前の撮影風景)

 6時12分/続いてC堤防で、9名の選手が上陸!


 6時15分/そして、最終組の7名がB堤防に上陸しました!


【D堤防】
(L→R) 磯崎大介、猿渡靖智、鈴木真人、佐々木庸、金田知広、川俣一夫


【C堤防】
(L→R) 太田勇、前場伸介、太田龍文、高谷友之、関根勇太、大岡清治、有井直樹、山元正継、瀬渡慎太郎


【B堤防】
(L→R) 大坪喜正、牛窪秀幸、佐川洋介、田口一生、有田淳、板橋啓太、萩原隆志


 北北東のやや強い風が吹く、満潮からのスタート。外側は波立ち、内側はフラットな水面をキープ。すぐに両側でベイトも確認。

(B堤防からC堤防方面を望む)

 鳥も飛ぶのが大変そうなぐらいの風が吹いておりましたが、B堤防ではすぐに朝イチの時合が発生します。


 6時25分/(B堤防)ファーストヒットは、2018東京湾シーバス技術交流会ランキング2位、今年は各大会でいかんなく実力を発揮して、年間賞争いで今シーズンを盛り上げた会員No.406 牛窪秀幸選手!

「プラでのヒットパターンがボトム着底後、2段しゃくりからのフォールで喰いが良かったので、大会でも同様の釣り方をしたところ、開始2投目でのヒットとなりました」とコメント。

 計測すると、42.5cm(出血があり写真掲載を控えさせていただきます)。
 ヒットルアーは、コアマン VJ-16バイブレーションジグヘッド(シルバーヘッド×イナッコ)。


 6時29分/(B堤防)2018年9月に開催したシーバス技術交流会第3戦の旧江戸川大会で一般として初参加しながら優勝を果たし、衝撃的なルーキーイヤーとなった萩原隆志選手よりヒットコール!

「朝イチでB堤の先っちょを目指すも、人気の先端は人でいっぱいのため少し手前で、左右に竿を振れるところでキャストしていました。朝イチの入れ食い状態で、 2回バラし、底にシーバスが張り付いてる感じのイメージでバイブレーションを投げ続けて、3回目でようやくあげることができました」とコメント。

 計測すると、46cm!


 ヒットルアーは、ナダ スパロー 20g(IWASHI)。


 6時34分/(C堤防)スタート直後からC堤防の水道で投げていた、2018東京湾シ ーバス技術交流会ランキング1位、2018WSS東京湾シーバス・アングラー・オブ・ザ・イヤー、コアマンのフィールドスタッフとしても活躍する、会員No.033 前場伸介選手からヒットコール!



「スタートしてトップから始めたかったが、少し波気があったのでミノーからキャスト。C堤防の干潟側をD堤防方向へミノーで流して行くと、C堤防とD堤防の水道でヒットしました。あまり引かなかったのでコノシロに着いているシーバスでは無いと判断。その後は、コアマンのPB-20パワーブレードにチェンジして探りましたがノンキーだけで終了しました」とコメント。


 計測すると、60cm!


 ヒットルアーは、OSP ルドラ 130SP(エメラルドシャッド)。


 6時37分/(B堤防)B堤防に上陸直後、ほとんどの選手がA堤防方面に向かう中、あえて中央付近で足を止めてキャストを続けていたのが、2018東京湾シーバス技術交流会ランキング6位、今大会の優勝者である会員No.257の大坪喜正選手です。


 まずは、本日の1匹目となるキーパーサイズをキャッチ!


 計測すると、45cm!


ヒットルアーは、コアマン IP-26アイアンプレート(イワシハラグロ-)。


 6時38分/(B堤防)スタート直後からA堤防寄りの先端付近で投げていた、2018 東京湾シーバス技術交流会ランキング5位、エバーグリーンを始めとする様々なフィッシングメーカーのフィールドスタッフとして活躍する、会員No,043 佐川洋介選手からヒットコール!
「朝イチのジアイでの貴重な一本で気持ちが楽になりました! 二本目、三本目に繋げていきたいな!」とコメント。


 ちょうど計測中に駆けつけると、キーパーサイズのジャスト40cm!



ヒットルアーは、コアマン PB-20パワーブレード(グリーンイワシハラグロー)。


 佐川選手は、外道のアカメフグもキャッチしておりました。


 6時55分/(B堤防)スタートから約1時間が経過し、朝イチの時合も終了かと思いきや、B堤防の中央付近で探り続けていた、会員No.257 大坪喜正選手から早くも2匹目となるヒットコールが!


 嬉しい2匹目を計測すると、43cm!


 ヒットルアーは、ベイトブレス湾バイブ 26g(ホロキビナゴ)。


 6時55分/(C堤防)C堤防からのヒットコールは、2018東京湾シーバス技術交流会ランキング9位、ブロビスのフィールドスタッフとしても活躍する、大阪からエントリーの会員No.293 瀬渡慎太郎選手から!


 安定したランディングで素早く検量後に記録用のブツ持ち撮影。

 「C堤の真ん中あたりからスタートし、B堤に向かって行くとベイト反応が濃くなってきました。C堤とB堤の間近くになったところで、さらにベイト反応が濃くなったので、チャンスかなと思っていたらヒットしました」とコメント。

 計測すると、43cm!


 ヒットルアーは、ブロビス モルビド(カタクチ)ダブルフックチューン。


7時00分/6時過ぎのスタート直後からB堤防で時合が発生し、B堤防で5匹、C堤防で2匹、D堤防は釣果なしという状況。

■7:00時点の順位は、以下の通りです。
1位/(B堤)大坪喜正/45cm(6:37)、43cm(6:55)
2位/(C堤)前場伸介/60cm(6:34)
3位/(B堤)萩原隆志/46cm(6:29)
4位/(C堤)瀬渡慎太郎/43cm(6:55)
5位/(B堤)牛窪秀幸/42.5cm(6:25)
6位/(B堤)佐川洋介/40cm(6:38)

 現時点の釣果は各堤防の審判員を通じて選手たちに伝わり、7時便の渡船で多くの選手がB堤防へ移動するという連絡が入りました。


 7時便の渡船がB堤防に近づいてきました。


7時便で、D堤防より金田知広、鈴木真人、佐々木庸、磯崎大介の4選手がB堤防に上陸!


 船から降りると、4選手は一斉に外側へ向かってルアーを投げ始めましたが、金田知広選手のみ振り返って内側を攻めます。


 7時17分/そんな、金田選手がB堤防の内側にて、ワームのダート一撃で魚をかけます。


 丁寧なランディングで余裕のネットイン!


 2018東京湾シーバス技術交流会ランキング11位、会員No.493 金田知広選手が、7時便で移動してきて数分後にキャッチした技ありの1本!

「最初にD堤防に上がりましたが生命感を感じられず7時にB堤防に移動。船を降りてから辺りを見渡してB堤防内側にサッパの群れを見つけ、近くをアルカリダートで通したら下から食い上げてくる感じでヒットに持ち込めました!」とコメント。

 計測すると、46cm!


 ヒットルアーは、コアマン アルカリジュニア(沖提イワシ)+コアマン アルカリダートヘッド10g。


 7時49分/時合のあったB堤防の先端は静まり返り、魚の群れはB堤防中央付近からC堤防方面へ向かったのか、ちょうどこの頃から沖では鳥が刺していて、その鳥の動きに合わせてC堤防方面へ探りながら釣り歩いていた、会員No.257の大坪喜正選手が早くも3匹目となるヒットコールを鳴らします!


 計測すると、43cm!


 ヒットルアーは、ベイトブレス 湾バイブ 26g(ホロキビナゴ)。


 8時30分/3匹目の釣果から40分ほど経過し、B堤防のC堤防寄りで探り続けていた会員No.257の大坪喜正選手から、ついに4匹目となるヒットコールが鳴りました。


 慣れたランディングで楽勝ネットイン。


 4匹目はサイズアップではにかむ大坪選手。


 素早く検量してリリースします。


 計測すると、59cm!


 ヒットルアーは、コアマン BC-26バックチャター(イワシハラグロー)。


 この大坪選手のヒット以降、1時間30分ほど釣果連絡はありませんでした。朝イチの群れはB堤防の先端からC堤防方面へと移動したようですが、その後は居なくなってしまったようです。しかし、沖にはランカー便が何艘も出ているという状況に、 誰一人あきらめる選手はおりません。これで、今日のゲームは終わりかと思いきや、今度はコノシロが接岸して、そのコノシロに着いたシーバスを選手たちは狙い始めます。

■9:00時点の順位は、以下の通りです。
1位/(B堤)大坪喜正/45cm(6:37)、43cm(6:55)、43cm(7:49)、 59cm(8:30)
2位/(C堤)前場伸介/60cm(6:34)
3位/(B堤)萩原隆志/46cm(6:29)
4位/(C堤)金田知広/46cm(7:17)
5位/(C堤)瀬渡慎太郎/43cm(6:55)
6位/(B堤)牛窪秀幸/42.5cm(6:25)
7位/(B堤)佐川洋介/40cm(6:38)

 9時便の渡船がC堤防よりB堤防に到着!


 C堤防からラストチャンスをかけて、関根勇太、瀬渡慎太郎、有井直樹、高谷友之の4選手がB堤防に上陸!


 大阪からエントリーしている有井直樹選手と瀬渡慎太郎選手は、上陸後に内側でキャストを開始している姿が印象的でした。


 試合時間は残り1時間を切っています。


まずは、C堤防からB堤防に移動してきた有井選手が内側でコノシロをかけます。 「このコノシロのそばに必ずシーバスが居ると思いますので、内側を集中して狙いますわ」と、目の前にいた高橋審判員に伝えると。

 コノシロをリリースした数分後、有井選手がいきなりシーバスをかけます。なかなか上がってこない良型だったのですが、タモ網を出した所でフックアウト。2018年の第1戦木更津沖堤大会の優勝者が発揮した、秀逸のパフォーマンスは衝撃的で した。


 コノシロの情報を聞きつけ、その横で2018年オープン大会の優勝者、佐々木庸選手がキャストを始めました。


9時過ぎに到着した渡船でB堤防に移動してきた有井選手が、またシーバスをかけます!  先程バラした場所よりもややC堤防の方へ歩いて探っていた所で突然ヒッ ト!


 まわりで多くの選手が見守る中、落ち着いたランディングで見事ネットイン。


 10時15分/(B堤防)2018東京湾シーバス技術交流会ランキング3位、兵庫県か ら参戦の会員No.513 有井直樹選手。コノシロをヒントに素晴らしすぎる、有言実行の一本。


 計測すると、68.5cm! 今大会のビッグフィッシュ賞を獲得!


 ヒットルアーは、ジャッカル ビッグバッカー107ヘビーウェイト35g(ブルピ ン)。


 有井選手がシーバスをかけているそばでは、瀬渡慎太郎選手がコノシロをキャッチ。


 10時20分/(D堤防)他の選手が渡船で移動していく中、スタートからD堤防で粘り続けていた、2018東京湾シーバス技術交流会ランキング15位、2017東京湾クラシック木更津大会の優勝者であり、SALT CROWNのルアーデザイナーである、会員No.518 猿渡靖智選手からヒットコール!

「生命感の無いD堤防にてPB-20を外面へフルキャスト。着底から5回ほどしゃくり上げ、ホールを入れたら待望のバイトがあり、うまくキャッチ出来ました」とコメント。

 計測すると、49cm!


 ヒットルアーは、コアマン PB-20パワーブレード(イワシハラグロー)。


 10時48分/(B堤防)内側でコノシロ接岸のチャンスをうかがっていた、2018東 京湾オープン大会の優勝者、会員No.470 佐々木庸選手から待望のヒットコール! 試合を最後の最後まで諦めずキャストし続け、ブローウィンのジャークでかけたという終了間際の貴重な一本。


 計測すると、60.5cm!


 ヒットルアーは、ブルーブルー ブローウィン140S(ブルーブルー)。


 11時00分/各堤防の船着き場に集合してストップフィッシング!


 最終的には15名が投げていた、B堤防から選手たちが船に乗り込みます。


続いて、C堤防より6名が船に乗り込みます。


 そして、最後にD堤防にて、猿渡靖智選手、川俣一夫選手、伊野宗義審判員の3名が乗船。


参加選手全員で帰港。


 集計すると、参加選手22名中、ウェイインは10名、合計13匹のシーバスをキャッチしました。

【WSS東京湾クラシック2018 木更津沖堤大会/順位】
■優勝 大坪喜正/47cm(6:37)、43cm(6:55)、43cm(7:49)、 59cm(8:30)
■準優勝 有井直樹/68.5cm(10:15)*ビッグフィッシュ賞
■3位 佐々木庸/60.5cm(10:48)
■4位 前場伸介/60cm(6:34)
■5位 猿渡靖智/49cm(10:20)
■6位 萩原隆志/46cm(6:29)
■7位 金田知広/46cm(7:17)
■8位 瀬渡慎太郎/43cm(6:55)
■9位 牛窪秀幸/42.5cm(6:25)
■10位 佐川洋介/40cm(6:38)

 大会終了後、表彰式は錦糸町にある「居酒屋 とも」さんで行わせていただきました。

■10位 佐川洋介/40cm(6:38)

「皆さん、お疲れ様です。今回、プラをかなり真剣にやりまして、大会の前々日となる金曜日と昨日の土曜日の2日行きました。金曜日はD堤防で何もなくて、ただその日にB堤防の先端にプラに入っていた、牛窪選手と田口選手がかなり釣ったと聞いていたので、土曜日の朝、B堤防の先端を見に行ってみたのですが、釣れるんですけどノンキーが多いんですよね。ただ、それで他に釣れる所があるかとなると見つ けられなかったので。とりあえず、魚が口を使ってくれる、B堤防の先端をスタート 直後に目指しました。朝は牛窪さんと田口さんと3人並んでスタートして、予定通り 一瞬入れ食い状態になったんですけど、キーパーサイズ1匹しか釣れませんでした。 あと外道でアカメフグを1匹キャッチして終わりました。皆さん、お疲れ様でした。」

■9位 牛窪秀幸/42.5cm(6:25)

「お疲れ様でした!  今回は珍しく金曜日にプラクティスへ行きました。そこで、B堤防にあがって、違う渡船屋さんで行ったので5時からあがっていたのですが、暗いうちは何もなかったのですが、明るくなってきてから外側で、急に釣れ始めて。7時ぐらいから8時ぐらいまで釣れ続きました。35cmぐらいから60cm後半ぐらいまで、ずっと釣れていたので、その時のプラのイメージのまま今日の大会に望みました。開始早々、1匹釣れて、その後の2本目はノンキー。結局そのまま終わってしま いました。今回はプラクティスのおかげで1匹釣れたので、いい試合ができたかなと 個人的には思いました。ありがとうございました。」

■8位 瀬渡慎太郎/43cm(6:55)

「お疲れ様です。土曜日が仕事だったのでプラクティスができなかったのですが、 仕事が終わってから新幹線で東京へ来て、有井さんたちと夜に合流しました。有井さんたちがプラクティスに入っていたので情報を教えてもらったのですが、「内側 にイワシとコノシロが居るよ」という話だったので、まずは様子見でC堤防から入 ってみようかなって。コノシロがおった時用にビッグベイトの竿とマグナムスプーン も持ってきたんですけど(笑)。それは釣れなかったんですけど。まぁどうやら、 C堤防にコノシロは居ないなということがわかりました。ただ、C堤防でずっと投げていて、コツコツ当たるなぁと思っていたのですが、恐らくイワシだろうなと。 で、当たる方、当たる方へちょっとづつ歩きながら移動していてC堤防のB堤寄りの 先端に来た時に、ベイトの濃い群れが居たと思うんですけど、そろそろ釣れそうやなって思った時にヒットしました。1匹やっと釣れて、そっから釣れなくなって、ベ イトは居るけど喰わんみたいな状況で9時ぐらいまでやって、もうあかんなーということで、今度はB堤防に移動しました。そこで、コノシロは見つけたんですけど、 僕は釣れずタイムアップとなりました。」

■7位 金田知広/46cm(7:17)

「お疲れ様です。11月の始めに一度様子を見に来て、その時、C堤防にあがったんですけど、C堤防の内側でコノシロがわちゃわちゃしてて、その下をIP-18を通したら、70cmぐらいのシーバスがヒットしたので、コノシロを意識してるんだなぁと思いました。そのあと、日中に日が昇ってからはアルカリダートで40cmぐらいの シーバスを3匹キャッチできた感じでした。そして、大会当日は、朝イチにコノシロ に着いているシーバスを狙って大きめのルアーを投げて、日が昇ってからはダートという作戦で考えていました。とりあえず、堤防を広く探りたかったので、他の選手の出方を見て、受付時に人数の少ないD堤防に入りました。で、D堤防に上陸して みたら、生命感が全くなくて、7時便の渡船ですぐにB堤防へ移動しました。船を降りてすぐ、B堤防中央付近の内側にサッパの群れが居たので、アルカリダートで探ったらいきなり喰ってきたという感じです。その後も続くかと思ったのですが、何もなく終了しました。ありがとうございました」。

■6位 萩原隆志/46cm(6:29)

 萩原選手はお仕事の都合で、閉会式に出席できませんでしたのでコメントをいただきました。「自分の準備不足やトラブル回避の能力がないことで取れた魚を逃して しまいましたが、今回もとても楽しく、そして勉強になった大会でした。今後も参加させていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。」

■5位 猿渡靖智/49cm(10:20)

「お疲れ様です。昨日プラに来たんですけど、一匹も釣れなかったのですが、釣れているという情報は自分の耳にも入ってきておりました。どうしようかなと思っていたんですけど、受付の時にB堤防に行く人が多かったので、D堤防に行きました。 去年良い思いもしているのでと思っていたのですが、さんざん投げ倒して心が折れてしまいました。10時を過ぎて完全に試合をあきらめて、宮川丸の船着き場へ向か いながら外側へPB-20投げてて、ボトムを取って巻いてたら釣れちゃいました (笑)。ありがとうございました」。

■4位 前場伸介/60cm(6:34)

「どうも皆さんお疲れ様でしたー。例年通り、C堤防とD堤防の間にある水道の角で、コノシロに着いてればと思って、ルドラを投げて、半分ぐらいタダ巻したところで、ドンっ! っと。その時、審判員の西さんがちょうど来て「どう?」って聞か れたのと同時に、ドンっ! って魚がかかったのでびっくりしました(笑)。それが、60cmですね。その後、テトラ付近でまた西審判員と遭遇したんですけど、そこでまた「どう?」って聞かれた時に、またドンっ! って魚がかかったのですが、 それは抜けてしまって。その次の一投でヒットしたのはノンキーでした。そのあとも永遠にロッドを降りましたが、何もなしという感じでした。ありがとうございま した。」

■3位 佐々木庸/60.5cm(10:48)

「今日は最初にD堤防にあがりました。いくらキャストしても海藻しかかからなかったので、1時間でB堤防に移動しました。だけど、まったく釣れない状況が続いてて、もう鉄板とかを投げるのも疲れてきたし飽きてきたので。コノシロも居たので、終了間際に昨日買ったブローウィンを投げて遊んでみようかなと思って、投げてジャークしたらかかっちゃいました(笑)。」

■2位 有井直樹/68.5cm(10:15)*ビッグフィッシュ賞

 有井選手はお仕事の都合で閉会式に出席できませんでしたが、瀬渡さんより2位の賞品を授与していただきました。 (ヒット状況などは有井選手の下記レポートをご参照ください)

■優勝 大坪喜正/47cm(6:37)、43cm(6:55)、43cm(7:49)、 59cm(8:30)

「皆さん、お疲れ様でした!  今日はノープランと言えば、ノープランなんですけど。情報もあえて聞かないで、後悔しないようにいつも行ってるB堤防に行くと決めて望みました。B堤防に上陸したら、佐川さんとかほとんどの選手がA堤防方面に行くのを見て、あ、向こうなんだなぁと思ったけど、多分行っても混んでて入れないだろうから中央付近で外側へ投げ始めました。そしたら、15m先ぐらい先のところで結構アタリがあって、すぐに1本目がかかったんですけど手前まで寄せてきたらバ レて。同じようなパターンで15m先のバイトが合った場所へにルアーが通る様に投 げていたら、2本目もすぐにかかったんですけどそれもバレてしまい。魚が小さかっ たのでディブル55にチェンジして投げたら、カモメが喰っちゃって。それを外すのに5分ぐらいやり取りしていて、もう時合過ぎちゃったかなぁって思っていたんですけど、今度はIP-26に投げてみたら1匹目がキャッチできました。その後、ルアーを変えてみようと思って今度は湾バイブを投げたら、2本目もキャッチできて。で、ど うしようかなと思っていたんですけど、あえてA堤防の方ではなく、C堤防の方へ行こうと決めました。で、中央過ぎた辺りから沖を見ると、数十匹の鳥がいて水面を 刺してるんですね。投げて届く距離ではなかったけど、鳥たちが動くC堤防の方へ 一緒に動きながら投げていたら、3本目がヒットしました。その後も少しづつ鳥に 合わせて移動しながら投げていて、鉄板にアクション加えながら投げてみたりした けどアタリもなくなって。その後、鉄板からコアマンのバックチャターに変えて、 ボトム取ってみたら一発でかかって。その4匹目が、なかなか良いサイズの59cmで した。ここで「優勝」という文字が頭に浮かんできて、とにかく集中しなきゃ、も う1本獲ってリミット揃えようと考えていました。でも、リミットメイクはやっぱり難しいですね。ただ、今まで大会では2本しか釣れたことがなかったんですけど、 今日は出来過ぎなぐらい、6ヒット、4キャッチ。もう嬉しい限りでした。ありがと うございました。」

■年間賞/前場伸介(2018WSS東京湾シーバス・アングラー・オブ・ザ・イヤ ー)
・東京湾技術交流会 第1戦 木更津沖堤大会/3位
・東京湾技術交流会 第2戦 荒川大会/優勝
・東京湾技術交流会 第3戦 旧江戸川大会/6位


 年間賞の表彰も行いました。(前場伸介選手のAOYコメント)

 2018年のWSS東京湾大会で熱い戦いを繰り広げた、前場伸介選手(左)と大坪喜 正選手(右)、おめでとうございます!



 【2018年東京湾大会を振り返り】
 『WSS東京湾クラシック2018』も事故や怪我などなく無事に閉幕できましたことを参加選手の皆様に感謝します。今大会の上位3名は「鳥」や「コノシロ」をヒントに釣果ポイントを獲得するという、クラシック戦にふさわしいハイレベルな戦いとなりました。今年も4月のオープン大会から、第1戦、第2戦、第3戦、クラシックと、笑いあり、涙あり、感動ありの試合ばかり、選手の皆さんはよく頑張ってくれたと思います。個人的には選手から会長となり、シーバス釣り大会の運営を始めて3年目が終了しました。15試合、振り返れば反省することしかありませんので、このまま前を向いて突き進みたいと思います。僕らが行っているのは「活動」なので「記録」が一番大切だということは重々承知しております。どうすれば選手が良いパフォーマンスを発揮できるか? WSSの活動を楽しみにしているシーバスファンも一緒に楽しんでもらうには? 東京湾のシーバストーナメントの可能性をさらに追求して、シーバス釣りの楽しさを一人でも多くの人へ伝えられればと考えておりますので、これからも応援よろしくお願いします。

 協賛メーカー様、宮川丸様、参加選手の皆様、審判員の皆様、ご協力有難うござい ました。
(湾岸シーバスソサエティー 東京湾会長 高橋雅和)


【上位入賞者レポート】

■優勝 大坪喜正/45cm(6:37)、43cm(6:55)、43cm(7:49)、 59cm(8:30)
[
 今年度のクラシックに向け、特別にプランというものもなかったし、プラにも行けてなかったので、大会当日の状況により柔軟に作戦を変えてみようと思いました。 まずは、B、C、D、どの堤防に上がるか!  今年も迷うことなくB堤と決めていました。状況悪ければ他の堤防への移動も視野に入れ、プランを組んでいくことに。
当日は少々北寄りの風が吹いていて、外側では水面がいい感じに波立っていました。一緒に上陸した選手数名は、スタート直後にA堤よりの先端を目指して行くのが目に入りました。もしかすると、A堤側で魚が出ているのかと… まずはタックルをセットし、遅れながらもA堤側に向かいました。
 向かい風の外側で少しでも沖にルアーを飛ばしたいので、テッパン系(湾バイブ 26g)でサーチし、外3投し内1投と探りながらA堤先端に向かい、板橋選手が見えた所で、外側を打ってる時に手前10mくらいの所で違和感を感じました!!  
 今度は巻きのスピードを若干遅めにジャークを入れながら、先ほどの違和感を感じた辺りで明確にバイトが出ましたがヒットには至らず。その2〜3回巻いた後にファーストヒット!!  手前まで寄せてタモを出した所でバラしてしまいました。サイズ はキーパーあるのか? って微妙な感じ。
 すぐコアマンIP-26にルアーチェンジし、同じコースを通すと手前10mの所でヒット!! これまた手前まで寄せ てバラしてしまった。サイズも同じようなキーパーあるのか? って位で、今年も大会中にバラすことが多々あり、バラさないことを課題としていたのですが、これではあまりにも情けない…。
 その頃、カモメが数羽飛んできて水面に刺し出していました! まだチャンスはあると、気持ちを取り直して魚のサイズが小さいので、ルアーのサイズも一回り落としてディブル55に変えてみたところ! なんと!! 着水と同時にカモメが咥えてしまった…今日はアカン日だっ…ルアーをなんとかカモメから外してあげたくて岸まで 寄せてルアーを回収するのに5分近く格闘していたら運良くルアーが外れてくれました。
 再度再度で気を取り直し、コアマンIP-26を鳥の刺していた所へフルキャストし、今度はボトムを取ってからの早巻きでヒット!!  カラーはイワシハラグロー (プロスタッフ前場カラーと勝手に名付けていますが)。B堤審判の高橋会長に電話したら、他の選手の検量中ということで、隣に居た板橋選手に検量をお願いして、快く引き受けていただき感謝しております。
 検量が終わり、釣れたルアーをあえて外し、ルアーチェンジ!!  ベイトブレス湾バイブ26gカラーはホロキビナゴを同じ沖目にフルキャストし、先ほどより遅めの巻きでジャークを入れたとこでヒット! この魚も板橋選手に口に掛かっている所を確認してもらい、高橋会長に電話して検量。2バラシからの2本ウェイイン。上出来だと思いました。でも、先端に入ってる選手は複数本獲っているんではないだろうか… 魚からの反応もなくなり、この場所で粘ってもと見切り、C堤寄りにサーチしながら移動していきました。内1投外3投し、10mほど歩いては3-1作戦を繰り返します!
 船着き場を越えしばらく歩いた頃、遙か沖に鳥達が刺しているのが見えたので、その鳥となるべく同じラインでサーチしていきました。下げの潮が効きだしたのか、アマモの切れ藻がルアーに掛かるようになってきたので、釣り辛い状況でしたが、切れ藻の掛からない場所と鳥の位置を見ながら打ち込んではまた歩く。そんなことを繰り返していくと答えは返ってきました。
 ヒットルアーは湾バイブ26gカラーは ホロキビナゴ。朝の時合が終わり、この時間帯で捕れたのは価値ある1本だったと思います。
WSSのトーナメントでは、何度も巻き返されて悔しい思いをしてきました。3本捕っているとはいえ、全てが40cmクラス… いいサイズの魚2本であ っさり逆転されてしまう事を考えると、次の魚を求めていかなければ勝てない!
 相変わらず遙か沖ではあるが鳥は刺し込んでいる状況!! いつの間にかシーバス船も4〜5艘集まってきたのが見えます。この時期の風物詩でもあるランカー便で、鳥が騒がしいのを見逃さなかったのでしょう! これは期待できるかも!
 日も完全に昇ったので、口を使わない魚に対して、じっくりとルアーを見せつつ口を使わせよう!! と、ミノーでは切れ藻が毎回引っ掛かり引けない… バイブでの速い釣りでは口を使ってくれない…。そんな中でブレード系の出番かなとコアマンPB-24、PB-20を使い、そして今年の春から使い込んできたBC-26!! 今年度の最終戦でも魚を連れてきてもらったBC-26。2年前のクラシックでは隣で松下さんが ランカーを引っ張り出したのも目の当たりにしています。今回ではボトムを取ってスローに引きながら、時折巻きの早さでイレギュラーなアクションを付ける使い方です。
 しばらく続けると答えは出ました。着水後ボトムを取り、スローに引いて少し巻きスピードに変化を与えた時、ズシ っと来るバイトでヒットしてきました。手応えは十分でしたので、いつになく慎重にファイトしてネットイン!! 今日イチの4本目をウェイイン!!  カラーはイワシハラグロー。
ここまで来たら、リミットメイクの5本目の魚を何としても獲りたい。獲ってみたい!!  色々試みてやり切りましたが、リミットは揃わずタイムアップを迎えました。
 勝因として、足を使って捕りに行ったことが良かったのかと思います。荒川も旧江戸も毎回の事ですが、移動すると入りたいポイントには中々入ることができず、同じポイントで通すことも多いのですが、今回は人もあまりいない状態で、好きな場所で打つことができました。今回は自分の得意な釣り方で、優勝を手にする事ができたのがとても嬉しかったです。「ぐるぐるドッカン! 」とも言われてますが… ただ闇雲に投げているだけではない! ただグルグル巻いているだけではない! 風向き、流れ! 水中のルアーから伝わるたくさん
の情報! それらを組み合わせてハマった時の嬉しさは格別なものですね!
 大会も楽しめないと意味がないし、楽しいから10年続けられているのです! 同じ志を持った仲間達との真剣勝負、素敵なことだと思います。
最後に、萱間チェアマン、高橋会長、審判にご協力していただいたスタッフの皆様!! WSSをサポ-トして頂いてる各メーカー様!!  今年も大変お世話になりました。そして、参加された選手の皆様方、1年間お疲れ様でした!!


■2位 有井直樹/68.5cm(10:15) *ビッグフィッシュ賞

東京湾クラシックの前夜、宿泊したホテルの部屋でガサゴソと翌朝の本番に備える。前日プラで得た僅かばかりの情報を頼りにルアーの絞り込みを行い、フックを メンテナンスする。熱めの風呂に浸かりながら、試合中に戦略的迷子にならないよう、いろんな事を想定してどのように立ち回るかをある程度イメージしておいた。
 クラシックの会場となる千葉県木更津沖堤は、今年の第1戦で初優勝を飾った思い出の舞台だが、それでも自分にとって全く釣れるイメージがなく、苦手意識が深く根付いていた。前日プラでは同じ関西から同行遠征している大岡選手をはじめ、地元の佐川選手、昨年このクラシックを制した猿渡選手らがきっちりとシーバスをキャッチされていたにも関わらず、僕は何の感触も得られないまま本番を迎えることとなった。
 プラでの唯一の収穫といえば、ベイトの存在。沖向きではその存在を視 認できなかったが、内向きの堤防際にサッパ系のベイト、10cmに満たないカタクチイワシが大量に緊張感なく回遊していること、10時台にコノシロと思しき30cmぐら いのベイトの群れが通り過ぎていったこと。いずれもシーバスのアタリやボイルもなく、何らかのフィッシュイーターが付いているのかといえば疑問符がつくばかりだった。このことを夜になって合流した関西の瀬渡選手に話したところ、コノシロ の存在に目を輝かせて、この時期のコノシロの群れには必ずシーバスが付いているから絶対に狙いだ、とたいそう熱く語る。
 それを裏付けるかのように彼の持ってきたタックルはこの時期、東京湾の風物詩にもなっているランカー便で使うようなウェイトキャパが100gを超える強靭なベイトロッドに、カレー皿のような巨大なスプーンにプラグ達。おおよそアマゾンにでも釣りに行くんじゃないかと思えるよう なルアーには新鮮な驚きと関心を覚えた。もしプラで遭遇したあのコノシロの群れがシーバスを引き連れているのなら… そんな予感めいた思惑を胸に、一度はボックスから抜いたジャッカルのビッグバッカー107ヘビーウェイトとエバーグリーン のマービー90のフックを新品に交換して忍ばせることにした。
 明日こいつらを使う ような場面に遭遇できれば…そんな淡い期待を抱きつつ、ベッドに潜り込んだ。
 そうして迎えた決戦当日、迷うことなくC堤をチョイスした。今年のアングラーオブザイヤーに輝いた前場選手、そして高谷選手もC堤に上陸。佐川選手、牛窪選手、大坪選手らはB堤。
 そんななかで、昨日B堤で釣果を得ていたはずの猿渡選手がD堤を選んだことには少し驚きと興味を覚えた。風は昨日よりやや落ちているが外向きでは白波が立つこともあるくらい。すでに沖合にはランカー便と呼ばれるボートシーバス船が展開していた。
 自分のプランでは、朝一は14cmぐらいまでのミノー で外向きを攻める。恐らく今戦の釣果の大半はこの時間帯に集中するだろうから、 流れに乗り遅れないように積極的に探っていこうと。
 そのあとは飛距離が取れるブレードベイトや鉄板バイブを使って、砂底にいるキスやハゼを狙って回遊するシーバスをイメージして幅広く探っていこうとの目論み。その間も内向きのコノシロの 回遊には常にアンテナを張っておく。移動はその時点では全く考えていませんでした。
 スタートすると前場選手がいち早く動いてD堤よりに向かって叩きながら移動していくのが見えました。その動きには自信と半ば確信めいたものが窺えて、流石だと思いました。
 この後まもなく、D堤寄りで前場選手はしっかりと60cmのシーバスを確保されていました。7時ぐらいになると見事にスタートダッシュを決めた選手の釣果が聞こえ始めます。同じC堤では瀬渡選手が1本キャッチして、短い時合いを確実にものにされていました。
 釣果の大半はB堤に偏り、大坪選手が複数キャッチとの噂。僕はいつものことながら、朝一の好時合いにきっちりと乗り遅れてしまいました(笑)! そうなるともう悪循環の迷子です。昨夜あんなにもイメトレしていたのに迷走に迷走を重ね、気が付けばロッドの先には豆粒のようなバクリースピン6gがぶら下がっていました。
 こりゃアカン! ここで一度頭をリセットしなければと思い、C堤の乗船場所まで戻ることにしました。
 この時点でスタートダッシュから頭一つ抜けていた大坪選手がスルスルと抜け出して、大逃げを撃って出る展開となっていました。
 もはやこの時点、この状況下ではセーフティーリードと思えるような大逃げです。さすがにC堤では気持ちが続かなくなっていたので、9時の船でB堤への 移動を決意しました。
 B堤に着くと高橋会長が『釣れてるよ、釣れてるよ』と移動組を出迎えてくれました。僕は大坪選手と同じくコアマンのバックチャターで遠投して底近くを幅広く探っていくことにしました。木更津沖堤の浅くてなだらかな地形、砂底がバックチャターを使うシチュエーションにとても合っているように思え て、昨年のクラシックでも主戦力として持ち込んでいたのですが反応は得られませんでした。
 B堤に上がってまず感じたのが、C堤と比べて生命感あるなぁ、ということでした。堤防際の藻場にはサッパ系、内向きにはカタクチイワシの群れ。移動したことで気持ちもリフレッシュしてキャストにも力が籠りました。乗船場所からA堤寄りに向かって外向きにキャストを繰り返していると、同じC堤から移動してきた 関西勢の瀬渡選手が内向きにビッグミノーを投げ始めました。
 ひょっとしてと思い、自分も内向きにキャストしてバックチャターを巻いていると中層付近でゴツゴツと激しくはじかれるようにベイトにあたるのが確認できました。
 そう、ヤツが!  ヤツがやってきたのです、コノシロの大群が。瀬渡選手と顔を見合わせるとニヤリと笑って、絶対シーバスついてるから! と力強いお言葉。昨晩、コノシロの襲来に備えてフック交換しておいたビッグバッカー107ヘビーウェイトにルアーチェンジしてリサーチ開始。ジャークを入れるとすぐにコノシロが擦れ掛かってきましたが、 それがまたデカイ。『こんなの丸呑みするんだから、シーバスってバカじゃないの(笑)』って、高橋会長に写真を撮られながらも思わず呟いてしまいました。
 瀬渡選手がビッグミノーを水面でアクションさせると、呼応するかのようにコノシロも水面 でもじり始めました。それまでは堤防の上からでは姿の見えなかったコノシロの群れが、やや上ずってギラギラと激しく反転するのが確認できるようになりました。 ひょっとしてコノシロに付いているシーバスがルアーの動きでスイッチが入って水面下で何か起こっているんじゃないか、そう思えました。いい感じでキャストを繰り返すこと数投目、ドン! とリトリーブが止められました。またコノシロ擦れ掛かったかな、と一瞬思いましたが、沖に向かってそこそこのトルクで走り出したことで シーバスだと確信。『ヒット!』叫んだとほぼ同時、かなり遠めで海面に飛び出た魚体は70cmを確実に超えていそうなグッドサイズ。周囲の注目を一手に集めながら、追い合わせを入れて、飛ばさないようにロッドを下げて足元まで寄せると、手前ではレバーブレーキを駆使して大事にやり取りをしていましたが、さすがにコノシロに付いている魚体は力強く、なかなか弱ってくれません。ファイト中にも3本あ るフックの一つが外れたり移動しているようなプッとテンションが抜ける感触が二度ほど手元に伝わり少し嫌な予感が頭をよぎりました。タモを出そうとすると激しく絞め込んで抵抗することを幾度か繰り返した後、ひと際強く絞め込んだ海中の先でついにシーバスはフックを振りほどいて去っていってしまいました。
 空になったルアーが水面に上がってきたときは思わず力が抜けてガックリとその場にへたり込んでしまいました。うんうん、見せ場は作ったじゃん、と自分を慰めながらも、当然まだあきらめるには早過ぎます。
 気を取り直して、コノシロの群れを追いかけていきました。コノシロが激しくゴツゴツあたるところで大き目のジャークを入れていると、今度は足元近くでゴツン! とヒット。今度は絶対にばらさないぞと自分に言い聞かせ、一度魚をリフトしてフッキングを確かめると、ルアーが視認できないくらいに深くバイトしている。ビッグバッカー107は3本フック。ジャンプでのフックアウトはないだろうと、そばで見守ってくれていた高橋会長に『しっかり掛かっているんでもう獲りに行きます』と宣言して、先ほどよりは強引にリフトしてキャッチにいきました。問題なくタモ入れに成功し無事足元にシーバスが横たわりました。
 一発目にバラしたシーバスよりも明らかにサイズダウンはしましたが、それでもガ ッチリと逞しく、美しい魚体は思い出に残る感動の一匹となりました。
 その後もコノシロを追って更なる1本を狙っていきましたが、嬉しさのあまり気持ちが浮ついてしまって、闘志や必死さが欠落して、釣果を積み重ねる事は出来ませんでした。この辺りはトーナメントを戦っていく上で、僕の来年の課題なのかもしれません。
 終わってみれば、大坪選手が圧倒的な釣果を積み重ねて、見事にクラシックを制覇しました。思い返せば、大坪選手は誰よりも早く僕のスヌーピーTシャツのご利益に目をつけて頂き(笑)、ペアルックで荒川も戦いました。ユーモアと技術を兼ね備えたみんなから愛される、そんなお人柄の大坪選手がクラシックを制したことを心から祝福し、リスペクトしたいと思います。本当におめでとうございます。
 私はコノシロ付きのシーバスということでサイズにも恵まれて、ビッグフィッシュ賞付きの準優勝を飾ることができました。残念ながら、仕事の関係で表彰式に参加することは出来ませんでしたが、メジャークラフト様からクロステージのシーバスロッ ド、エバーグリーン様、パズデザイン様からはシーバス用ルアー、コアマン様からキャップやボックスの必需アイテムなど、たくさんの賞品を頂戴いたしましたこともこの場をお借りして、深く感謝し御礼を申し上げます。ぜひ明日以降の釣りで大事に使わせて頂きたいと思います。
 最後になりましたが、今年も強力なリーダーシップでWSS東京湾を導いてくれた高橋会長様、ほぼ全ての大会において貴重なお時間を割いてメンバーを見守りながら審判に徹して下さった西さん、そしていつも熱く、楽しい時間をシーバストーナメントで共有している選手の皆さま、今年一年本当にありがとございました。さらにはWSSの趣旨にご賛同下さり、賞品提供という形で多大なサポートを下さっているメーカー各社様、木更津沖堤への渡船で毎度お世話になっている宮川丸様、そしていつも会を暖かく見守って頂いている萱間チェアマン様へも最大の感謝の気持ちを申し上げたいと思います。来年も再来年もこのWSS東京湾がさらに盛り上がっていくことを心から願いつつ、このあたりでペンを置きたいと思います。


■3位 佐々木庸/60.5cm(10:48)

 今回はプラに行けなかったのですが渡船する堤防は、最初からD堤防と決めていました。 理由は去年のクラシックで釣果が良かったのがD堤防だったという理由からです。しかし、6:00にスタートしたものD堤防はベイトなし。 一投ごとに海藻がフックに絡みつき、すぐに7:00にB堤防へ移動しました。
 移動して堤防の外側や内側を移動しながら中層、ボトムを中心に探るも反応はありませんでした。
 変化があったのは10:00くらいからです。 B堤防内側中央付近で重めのルアーをフルキャスト。 中層まで落として巻いてくるとコノシロが引っかかってきました。
 同じ場所でキャストしていたのは有井選手、瀬渡選手、関根選手、それと自分。コノシロ付きシーバスを狙い4選手テンション上がってみんなでフルキャスト!
 最初にヒットしたのが有井選手68.5cm!  流石です!
 その後コノシロも少なくなりテンションダウンで諦めかけた時に、昨日仕入れたブローウィンでジャークの練習していたらヒット!
 10:48、試合終了のラスト12分前。 前もこんなことあったような気がします… 正直たまたまです。狙って捕った魚ではないのです。複雑な気持ちですが釣れて良かったです。
 やはり大会は何が起きるか分らないので、最後まで諦めないでキャストしようとあらためて思った大会でした。
 参加された選手の皆様、高橋会長を始めとする審判員の方々、お疲れ様でした。

【入賞者タックルデータ】
■優勝 大坪喜正/45cm(6:37)、43cm(6:55)、43cm(7:49)、59cm(8:30)
ロッド:モンスターリミッテッド
リール:ステラ4000
ライン: シーバスPEパワ-ゲ-ム 1号
リーダー:クレハ シーガーグランドマックス FX 3号
ヒットルアー1匹目:コアマン IP-26アイアンプレート(イワシハラグロ-)
ヒットルアー2匹目:ベイトブレス 湾バイブ 26g(ホロキビナゴ)
ヒットルアー3匹目:ベイトブレス 湾バイブ 26g(ホロキビナゴ)
ヒットルアー4匹目:コアマン BC-26バックチャター(イワシハラグロー)

■2位 有井直樹/68.5cm(10:15)*ビッグフィッシュ賞
ロッド:エバーグリーン ゼファー アバンギャルド ワイドアタッカー92
リール:12モアザン2510PE-SH-LBD
ライン:クレハシーガー R18完全シーバス1.0号
リーダー:クレハシーガー グランドマックス ショックリーダー3.5号
ヒットルアー:ジャッカルビッグバッカー107ヘビーウェイト35g(ブルピン)

■3位 佐々木庸/60.5cm(10:48)
ロッド:モアザン ブランジーノ 90ML
リール:イグジスト 2506R-H
ライン:シーバスPEパワーゲーム 0.8号
リーダー:16ポンド
ヒットルアー:ブルーブルー ブローウィン140S(ブルーブルー)

■4位 前場伸介/60cm(6:34)
ロッド:コアマンデイスター CDS96ML-CS アイアンプレートスペシャル〈10th
アニバサリーモデル〉
リール:エクスセンスLB C3000MPG
ライン:バークレイ スーパーファイヤーライン クリスタル 0.8号
リーダー:クレハ シーガープレミアムマックスショックリーダー
ヒットルアー:OSP ルドラ 130SP(エメラルドシャッド)

■5位 猿渡靖智/49cm(10:20)
ロッド:エバーグリーン ゼファー アバンギャルド ソリッドソリューションGRT88
リール:モアザン2510PE-SH-LBD
ライン:クレハ シーガー R18完全シーバス 0.8号(ステルスグレー)
リーダー:クレハ シーガー グランドマックスFX 3号
ヒットルアー:コアマン PB-20パワーブレード(イワシハラグロー)

■6位 萩原隆志/46cm(6:29)
ロッド:テンリュウパワーマスター ライトコア PML110MH
リール:ペン CONFLICT 3000
ライン:G-soul スーパージグマンX8 200m PE2.0号
リーダー:ハードコアパワーリーダー FC 8号
ヒットルアー:ナダスパロー 20g(IWASHI)

■7位 金田知広/46cm(7:17)
ロッド:ヤマガブランクスアーリー81M
リール:16ヴァンキッシュC3000
ライン:アーマードフロロ 1号
リーダー:クレハ シーガーエース 3号
ヒットルアー:コアマンアルカリジュニア(沖提イワシ)+コアマンアルカリダ ートヘッド10g

■8位 瀬渡慎太郎/43cm(6:55)
ロッド:ラグゼリフレックスティガロ 95Mソリッド
リール:06トーナメントISOZ2500LBD
ライン:G-SOULUPGRADE X8 0.6号
リーダー:クレハ シーガー グランドマックスFX 3号
ヒットルアー:ブロビスモルビド(カタクチ)*ダブルフックチューン

■9位 牛窪秀幸/42.5cm(6:25)
ロッド:テンリュウ SWAT83LML
リール:10ステラ C3000HG
ライン:G-soul X8 0.8号
リーダー:サンライン 赤船ハリス 3.5号
ヒットルアー:コアマン VJ-16バイブレーションジグヘッド(シルバーヘッド×イ ナッコ)

■10位 佐川洋介/40cm(6:38)
ロッド:エバーグリーン ゼファー アバンギャルド スプレマシー102AGS
リール:モアザン2510PE-SH-LBD
ライン:クレハ シーガー 完全シーバス0.8号
リーダー:クレハ シーガー グランドマックス3号
ヒットルアー:コアマン PB-20パワーブレード(グリーンイワシハラグロー)

Extra Special Thanks to WSS Member!!




wangan-seabass.comにて更に多くのブログを読むことができます。
http://wangan-seabass.com/top

このブログのURL
http://wangan-seabass.com/top/modules/event/details.php?blog_id=205