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Report - ■ 第22回WSS技術交流会(関西リーグ第1戦 神戸大会)報告

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■ 第22回WSS技術交流会(関西リーグ第1戦 神戸大会)報告2012/05/23

高橋雅和選手が神戸初参戦で優勝!
R-32プレミアム…若洲の戦略が神戸でも通じた

開催日:平成24年5月20日(日)
場所:神戸港第7防波堤(神戸渡船利用)
航空写真▶こちら
天候:曇り/気温19℃〜22℃/風向=東北東、7〜6m/s
5/20の神戸の気象は▶こちら
満潮: 5:30頃・干潮11:30頃
神戸港5/20の潮は▶こちら
参加選手:52名
審査:3匹長寸、リミット40cm
進行:3:30受付、5:00スタート、10:30ストップ、11:00帰着 12:00表彰式
大会委員:萱間修、北原一平、山内義彦、北谷誠丈


【関西リーグが始まりました】
 2リーグ制になった関西の初戦。52名の参加者のうち、今年度から加わったメンバーは15名。
 東西リーグに分かれたことで、参加者数は分散しましたが、近場でやれるというメリットが大きく働き、新たなメンバーが増えて、たいへん楽しみなシーズンとなりました。
 そんな中で関東から2名が参加。関東では今年、沖堤でのトーナメントを見合わせたことで、関西への参加があるかもしれないと考えていましたが、実際にはそういう選手はありませんでした。関東から参加された2名は、釣り場がどこであれ、トーナメントならばまったく距離感を苦にしないという方です。
 そしてそのうちの1名が今回神戸初参戦で優勝! 
 釣りというものは面白いものです。最高のポイントは最高ではなく、最善のメソッドは最悪となることがあります。
 今回は神戸初参戦で優勝を果たした高橋雅和選手のタクティクスに注目です!


【難しい時期の釣り】
 まず、この時期ですが、日中に釣るのは難しい状況にありました。プラクティスに行った人の話では0〜3匹。1週間前でも数は釣れていません。型はほとんどが40〜50cm。
 その理由は前日に開かれた「シーバス入門スクール」で宮川朗さんが教えてくれていました。
 1)ベイトがコイカまたはバチ抜けで、シーバスは夜間にエサを食っているため日中は釣れにくい状況にあること。
 2)この時期の太陽の位置では、流れはあっても、潮全体が塊になって動く状態ではないこと(澄んだ潮が栄養分のある潮と入れ替わっていない)。
 要するに、シーバスはいても、釣れる条件は狭いということです。
 これらのことは、選手はだいたい折り込み済みのことと思います。いつものことですが、そんな条件の中で結果を出せるかどうかが、面白いのです。



 私たちは神戸第7防波堤中央部に4時30分頃に上がりました。
 第1組のスタートは4時50分。スタート順は次の通りです。
<スタート順> 
 1.松本太 2.大岡清治 3.麻原光男◎ 4.片山敬三、5.北村凱斗◎ 6.須藤泰樹 7.乗松寛明 8.石橋勇樹貴 9.小山哲生 10.松下知行 11.濱口卓也◎ 12.藤原邦弘 13.菅野和彦 14.森田義崇◎ 15.中島昌利 16.福井崇史 17.坂部良太郎 18.大熊崇治 19.平賀祐輔◎ 20.高橋雅和◎ 21.日高毅 22.小林将之 23.前田英一◎ 24.道口宗作 25.鈴木茂博 26.畑中誠 27.小谷一成 28.加田智己 29.宮川朗 30.杉本茂昭 31.草津博 32.猪俣智彰 33.松本徹 34.琴浦淳次 35.宮本伊知郎◎ 36.小島治 37.北村尊弘◎ 38.松田幸二 39.堀内美香 40.山岡慶 41.平田康隆 42.山本祥之 43.伊藤靖◎ 44.近藤正幸 45.佐藤和繁 46.矢野斉 47.伊勢和博 48.小谷綾子 49.清水俊 50.倉本享和 51.田中正臣 52山田聡 (◎は今年度からのメンバー)


【朝イチ、プレッシャーをかけないで食わす戦略】
 それでは釣った順に見ていきましょう。
 ファーストフィッシュは、全員のスタートがまだ終わらない5時03分でした。釣ったのは前年度クラシックウイナー松下知行選手。スタート順10番で、早足で白灯側のオイルフェンスを目指しましたが、そこに入る前に釣れました。61cm。上出来のサイズです。テクトロでもブレードが効きました。



1▶No.354松下知行【釣果データ】全長61.0cm/釣った時間:5時03分/場所:白灯側オイルフェンスより200mほど中央寄り、南向き/ヒットルアー:コアマン・PB-20(ハラグロー)/釣り方:テクトロ/タックル:ロッド=8.7ft、リール=エクスセンス3000LB、ライン=シーガー・バトルシーバス0.8号、リーダー=シーガー・プレミアムマックス16lb


 2番目に釣ったのは、昨年秋の四日市チャレンジカップ1位、森田義崇選手。ワームの使い手です。釣り始めてすぐの5時10分。釣ったルアーはワーム(フラッパー)、レンジは2m。釣り方はテクトロです。

2▶No.417森田義崇【釣果データ】全長40.0cm/釣った時間:5時10分/場所:本部(七防中間地点)から西に150m、内(水道)向き/ヒットルアー:オサムズファクトリー・フラッパー(ブルーシャッド)+10gジグヘッド/釣り方:テクトロ/タックル:ロッド=8.7ft、リール=2500クラスLB、ライン=シーガー・R18完全シーバス0.8号、リーダー=シーガー・グランドマックスFX 2号


 同じ時間帯に、もう一人ワームで、しかもまったく同じワームで釣っていました。四日市のカズちゃん、佐藤和繁選手。本部前の外側でした。「スタート順が遅かったので、空いている場所がここしかなかった」とのこと。空いている場所で、ワームで、ボトムまで送り込んでからリトリーブとは…! 朝イチの戦略をこれで持ってくるのは、渋いです。

3▶No.179佐藤和繁【釣果データ】全長41.0cm/釣った時間:5時18分/場所:本部のから西に30m、外(沖)向き/ヒットルアー:オサムズファクトリー・フラッパー(ブルーシャッド)ジグヘッドリグ/釣り方:ボトムからの巻き上げ/タックル:ロッド=E.G.ゼファー・ソリッドソリューション83、リール=2500クラス、ライン=シーガー・R18完全シーバス0.8号、リーダー=シーガー・プレミアムマックス 5号


 小谷一成選手も朝イチのテクトロで結果を出しました。ポイントは本部と白灯との中間ぐらい、ルアーはPB-20を使いました。あまり早くないスピードでテクトロして、アタリをとって、フォールで食わしたとのこと。42cmでした。
 ちなみに小谷綾子選手もテクトロで1匹を掛けていましたがバラシ。朝イチの戦略を夫婦で同じものに絞り込んでいるところが面白いです。

4▶No.378小谷一成【釣果データ】全長42.0cm/釣った時間:5時21分/場所:本部との中間部、右から3つ目のキリン前、北向き/ヒットルアー:コアマン・PB-20/釣り方:テクトロ&フォール/タックル:ロッド=98M、リール=エクスセンスC3000HGMLB、ライン=PE0.6号、リーダー=シーガー・プグランドマックスFX 2.5号


【この日最もバイトが多かったエリア】
 当日、結果的に最もバイトの多かったエリアは、カーブの手前200mの外側、埋立のための基礎(石積みの堤)がある場所から東側150mぐらいの範囲でした。
 この場所を最初から狙っていたのが、小山哲生選手、小島治選手、大熊崇治選手らでした。1週間前のプラクティスで一日を通して最もアタリが出るエリアだと小山選手は予想したそうです。
 まずは大熊崇治選手が、5時27分に41.5cmのキーパーをキャッチ。ルアーはIP-26のオリジナルペイント。着底させてからのただ巻きで釣りました。

5▶No.415大熊崇治【釣果データ】全長41.5cm/釣った時間:5時27分/場所:赤灯側、内向き、石堤の手前150m/ヒットルアー:コアマン・アイアンプレート(オリジナルイワシ)/釣り方:着底後ストレートリトリーブ/タックル:ロッド=103M、リール=3000クラス、ライン=PE1.0号、リーダー=5号


 平賀祐輔選手もそのエリアで40cmをキャッチします。ルアーはリッチ。平賀選手にとっては食わせの間を入れるのがキモで、ただ巻きからジャークで釣りました。フラットタイプボディの特長を生かしたアクションです。

6▶No.416平賀祐輔【釣果データ】全長40.0cm/釣った時間:5時29分/場所:本部より西に300m辺り、外(沖)向き/ヒットルアー:ファンキー&パンドラ・リッチ(グリーンゴールド)/釣り方:中層ただ巻きからのジャーク/タックル:ロッド=92、リール=2500、ライン=PE1.0号、リーダー=グランドマックス20lb


 続いて「この場所のピンポイントを1週間前のプラで決めていた」という小山哲生選手が、46cmをキャッチしました。キーパーギリギリが多い中で、ましなサイズになります。ルアーはアイアンプレートのコンスタンギーゴ。表層のリトリーブで、下から食い上げてくる魚を待つという狙い方です。
「今日も同じ場所にベイトが溜まっていました。ゆっくり巻いて反応がなかったので、早巻きに変えたら来ましたね。」
 ――得意のメタルジグは使わなかった?
「これもプラでやってみたんですが、ジグにまったく反応がなかったもので。IPのコンスタンギーゴには反応があった。」

7▶No.371小山哲生【釣果データ】全長46.0cm/釣った時間:5時33分/場所:赤灯側石堤の手前50m、外(沖)向き/ヒットルアー:コアマン・アイアンプレート(コンスタンギーゴ)/釣り方:表層早巻き/タックル:ロッド=E.G.ゼファー・エクセルキャスター96、リール=3000クラス、ライン=PE1.0号、リーダー=グランドマックス20lb


 山本祥之選手もこのエリアのバイトの多さを感じて入りました。ただし、このエリアに入っている選手が皆アタリがあるわけではないようです。魚は1投ごとにルアーにすれていきますが、その中でアタリを連発していた山本選手は「表層ただ巻き」に徹していたように見えました。小山選手と同じ考え方なのでしょう。41cmと46cmを連発して合計87cm。最終的には4位入賞の好成績となります。
「アタリが出る時間帯があって、全部で10発ぐらい来ましたが、5匹掛けて、3匹ばらしています。僕の場合、たまたま入った場所が良かったというだけで。何もありませんよ。」

8▶No.315山本祥之【釣果データ】全長41.0cm/釣った時間:5時57分/場所:赤灯側石堤の手前、外(沖)向き/ヒットルアー:コアマン・PB-20(グリーンゴールド)/釣り方:表層ただ巻き、スピードふつう、距離30m/タックル:ロッド=109ML、リール=3000クラス、ライン=PE1.0号、リーダー=シーガー12lb


9▶No.315山本祥之 2匹目【釣果データ】全長44.5cm/釣った時間:6時10分/場所:赤灯側石堤の手前100m、外(沖)向き/ヒットルアー:コアマン・PB-20(ハラグロー)/釣り方:表層ただ巻き、スピードふつう、距離30m/タックル:ロッド=109ML、リール=3000クラス、ライン=PE1.0号、リーダー=シーガー12lb


【松下選手の2匹目! 小山選手も2匹目! 森田選手も2匹目!】
 松下知行選手は朝イチで61cmを手にした後、狙っていたオイルフェンスを諦め、第2の狙い場であった石積みエリアに行きました。ここも最初は入れる場所はなく、人が移動するのを待ってから、石積みに近い場所に入ります。釣っている場所は底が見えるほどの浅場で、ベイトが溜まりそうなちょうど良い風が吹き付けていました。
 釣るためのキモはいろいろですが、松下選手は底にコンタクトしてから引いてくる方法が効くと考えていました。しかしこの方法はリスクも多く、ルアーを3個なくした上に、ラインシステムを作り直す時間もかかりました。
 そして最後に見つけ出したルアーがハイブリッドスイマーでした。ワームのようでワームでないこのジグは、プレッシャーをはねのけて、44.5cmをゲット。使い方は、早巻きの後、スローに切り替えて食わすというスローダウンのテクニックです。
「何回も鵜が入っている所があったので、IPを投げたら、掛かったのですがバレてしまった。みんなが使って飽きているんだろうと思い、ハイブリッドスイマーに変えました。引っかかるのが怖かったので最初早く引いて、速度を落したら、釣れてくれました。」
 この時点で松下選手は61+44.5で105.5cm。首位となります。


10▶No.354松下知行 2匹目【釣果データ】全長44.5cm/釣った時間:6時50分/場所:外(沖)向き、赤灯側カーブ手前石堤のキワ/ヒットルアー:ブロビス・ハイブリッドスイマー(コンスタンギーゴ)/釣り方:早巻きのあとスローで/タックル:ロッド=G.M.アウトレイジ98ML、リール=エクスセンス3000LB、ライン=シーガー・バトルシーバス0.8号、リーダー=シーガープレミアムマックス20lb


 しかし、それをすぐに逆転したのは、この日数えきれないほどのバイトを取っていた小山哲生選手でした。7時10分頃、ビッグフィッシュ賞となる62cmをキャッチ。1匹目が46なので、合計108cm。その差2.5cmで僅かながらリードしました。
「今日はバラシばかりでした。この魚を釣る前に3発連続ネットインに失敗していまして、これはイカンなと思ったもんで、ゆっくり目に切り替えて、シャクリを入れたら、ゴーンと来ました。先週も60アップを釣っているんですが同じような釣り方でしたね。」

11▶No.371小山哲生 2匹目【釣果データ】全長62.0cm/釣った時間:7時10分/場所:赤灯側石堤の手前50m、外(沖)向き/ヒットルアー:コアマン・アイアンプレート(コンスタンギーゴ)/釣り方:表層早巻き/タックル:ロッド=E.G.ゼファー・エクセルキャスター96、リール=3000クラス、ライン=PE1.0号、リーダー=シーガーグランドマックス20lb


 さらに追いかける選手も出てきます。森田義崇選手は、小山選手や松下選手とはまったく違うエリアで2匹目を釣ります。内側の水道によい潮目が出てき始めたと感じられた時でした。森田選手は結果を出すのが早い! さすがだと思いました。サイズは2匹目も40cmで合計は80cm。この時点では4位ですが、もう1匹キーパーを釣ったら、全員を抜いて1位に入れるわけで、優勝圏内の好位置をキープしました。釣ったルアーは爆岸バイブ。距離は20m、レンジは1mくらい。潮目を見つけて釣っていくというスタイルです。

12▶No.417森田義崇 2匹目【釣果データ】全長40.0cm/釣った時間:7時15分/場所:本部と白灯の中間辺り、内(水道)向き/ヒットルアー:クロスウオーター・爆岸バイブ(イエローチャート)/釣り方:潮目に通したら釣れた/タックル:ロッド=94M、リール=2500クラス、ライン=シーガーR18完全シーバス0.8号、リーダー=シーガーグランドマックス3号


【内向きブレイク狙いという戦略】
 本部前で頻繁にアタリを取っていたのは片山敬三選手と道口宗作選手でした。どちらも七防の中央部付近で過去にビッグワンを釣っている選手です。ただ、バイトはあるがなかなか乗ってくれないようです。何かがじゃまをしているようでした。
 そんな中でようやく道口選手が44cmをキャッチ。リッチのスローリトリーブ。スタートから2時間を経過した頃でした。

13▶No.147道口宗作【釣果データ】全長44.0cm/釣った時間:7時16分/場所:本部前、内向き/ヒットルアー:ファンキーパンドラボックス・リッチ/釣り方:ゆっくりリトリーブ/タックル:ロッド=某社、リール=某社、ライン=PE1.0号、リーダー=4号


 同じく内向きで、白灯に近いポイントで北村尊弘選手が58cmのグッドサイズを上げました。防波堤基礎のブレイクをこするように引いてくるという方法で、ルアーの消耗を覚悟しなければならない釣り方ですが、勇気を持って攻め、パワーブレードのグリーンアワビ張り(よく使いましたね!)でゲット。距離は30m、ボトムレンジです。

14▶No.399北村尊弘【釣果データ】全長58.0cm/釣った時間:7時59分/場所:白灯500m手前の渡船台の近く、内向き、基礎のブレイク/ヒットルアー:コアマン・PB-30(グリーンアワビ張り)/釣り方:ボトム引き/タックル:ロッド=98M、リール=ステラC3000、ライン=シーガーR18完全シーバス0.8号、リーダー=シーガープレミアムマックス3号


【石積みでもう1匹を出した人】
 スタートから3時間が経過し、3匹目を誰が釣るのか、興味深い展開になりましたが、あれほどバイトがあった石積み堤の所でも魚が反応しなくなり、移動する選手も出てきました。その場所に新たに入ったのが猪俣智彰選手で、昨年はこの場所を最も得意としていた選手です。不思議なことに、釣り手が代われば、同じIPの同じカラーでも、魚が反応してしまうというのはなぜなのでしょうか? 表層ただ巻き時々ツイッチ…ってどんなワザ? 

15▶No.239猪俣智彰【釣果データ】全長44.5cm/釣った時間:8時00分/場所:カーブ手前石堤の左/ヒットルアー:コアマン・IP-26(コンスタンギーゴ)/釣り方:表層ただ巻き時々ツイッチ/タックル:ロッド=E.G.ゼファー106ブレードマスター、リール=ステラC3000HG、ライン=シーガーバトルシーバス0.8号、リーダー=シーガープレミアムマックス16lb


【いよいよこの人の登場。高橋雅和選手のワーミングが爆発する!】
 東京からやってきた釣り人は二人。一人は皆さんご存知の「超いい人」畑中誠選手、もう一人が今回の主役になった今年からのメンバー高橋雅和選手です。高橋選手の釣り歴についてはいずれまたご紹介することにして、まずはどんなセンスの選手かを知っていただきたいと思います。
 1匹目を釣ったのが、8時40分。開始から4時間が経とうという時間帯で、一応全てのポイントがたたかれ、朝の釣りの結果が出た頃になります。一般的な釣りならこの辺りで集中力が切れることが多いのですが、トーナメントではいつも(ではないかもしれませんが)ここからドラマが始まります。特別なテクニックというのではないのかもしれませんが、同じ釣りをしていない人、センスの光る異端児が飛び出してくるのです。今までのトーナメントを全て振り返っていただいたら分かると思いますが、佐川選手、河野選手、小田原選手、高谷選手、松田選手、稲垣選手…他にもおられますが、各自真似のできないワザを持っています。高橋選手のそれは「ワーミング」であり、特徴は12gジグヘッドを使うことにあり、人のいない場所に入ること(自分のルアーだけを広範囲の魚に知らせること)、底の地形を釣ること、だと思います。
 下の写真を見ていただければ、どのような釣り方か分かっていただけると思いますが、潮位に合わせて誘い方を変えることができる、相当に幅の広い釣りをされてきた方であることは確かでしょう。


 高橋選手の1匹目は、本部(防波堤中央部)の東120mぐらいの所で、流れの上流側にキャストし、ドリフトさせて、手前のブレイクでヒット。61.5cm。もう一歩でビッグフィッシュに届いた良いサイズでした。
「昨日の朝神戸に着いて、赤灯へ上がった。干潮だったんですけど、白灯まで歩いて深場だけをとりあえず調べました。満潮になって赤灯に戻って、ブレードでばんばん当たったんですよ。で、こっちだなと思って、今日は急いで赤灯まで行ったんですよ。一番に着けば釣れるだろうと思ったんですが、エサ師の方がおられたんで、カーブでやろうかどうか迷ったんですが、予想では皆さん赤と白に分かれると考えたんですが、こっちには全然来ていない。こりゃヤバいなと。それで一旦本部に戻って荷物を置いてから考えようと。それが良かった。外側で人がいる所もあり、本部前の内側にも人がたくさんいた。それで、若洲の大会と一緒で<人のいる所へは行かない>という考えですね、外側に入って、ブレードは見飽きていると思ったんで、沖の魚をワームで狙った。12gのヘッドで、R-32のプレミアムベイト。若洲と同じルアーです。1匹目は遠くに投げてドリフトで、5〜6mの手前のブレイクの所でヒットしました」


16▶No.403高橋雅和【釣果データ】全長61.5cm/釣った時間:8時40分/場所:本部から西へ120m、高場、外向き/ヒットルアー:マーズ・R-32プレミアムベイト、コアマンパワーヘッド12g/釣り方:ワームのドリフト/タックル:ロッド=107ML、リール=3000クラス、ライン=シーガーR18完全シーバス0.8号、リーダー=シーガープレミアムマックス20lb


【内向きではギリのサイズが連発】
 高橋選手が外側でやっている9時〜10時の時間帯、内側の水道では35cm〜39cmまでなら結構出ました。
 キーパーギリですが、40超で2匹目をものにできたのは小谷一成選手でした。小谷選手はこの日足をフルに使って釣りをしていました。目で潮目を探す釣りです。人の動きではなく、潮の動きだけを見て行動したことが、キーパーサイズをキャッチできた要因だと思います。

17▶No.378小谷一成 2匹目【釣果データ】全長40.0cm/釣った時間:9時14分/場所:白灯と本部との中間部、右から3つ目のキリン前、内向き/ヒットルアー:コアマン・アイアンプレート/釣り方:キャスト、ただ巻き、ピックアップの時/タックル:ロッド=98M、リール=エクスセンスC3000HGMLB、ライン=シーガーR18完全シーバス0.8号、リーダー=シーガープレミアムマックス5号


【優勝を決めた2匹目は、沖目の潮目狙い!】
「2匹目は潮目が出てきて、届かなかったけどフルキャストで50mほど投げて、リールを3回ぐらい巻いたところですぐに来ました。表層です。」
 これが49cmのグッドサイズで2匹合計110.5cm。2位の小山選手とは2.5cm差で優勝を決める魚となりました。
 キモは12gのジグヘッドであり、プレミアムベイトという独特の銀ラメカラーであり、ある程度張りのあるロングロッドを使っていることだと思います。ボトムレンジスロー曵き&ロングキャストによるワーミングスタイルが、神戸で発展してきた沖堤シーバス釣りに衝撃を与えたことは確かですね。


18▶No.403高橋雅和 2匹目【釣果データ】全長49.0cm/釣った時間:9時27分/場所:本部から西へ120m高場外向き/ヒットルアー:マーズ・R-32プレミアムベイト、パワーヘッド12g/釣り方:ワームのただ巻き/タックル:ロッド=107ML、リール=3000クラス、ライン=シーガーR18完全シーバス0.8号、リーダー=シーガープレミアムマックス20lb


 最後に、ストップフィッシングの前に平田康隆選手が40cmを内向きで上げて試合は終了しました。
 キーパーに満たないサイズは結構上がっていたようです。39.5cmと40cmの差は、魚にとっては何もないのですが、選手にとっては大変に大きいですね。最善とは最悪でもあります。

19▶No.370平田康隆【釣果データ】全長40.0cm/釣った時間:10時19分/場所:カーブの手前100m、内(水道)向き/ヒットルアー:コアマン・PB-24/釣り方:潮目の切れ目に向けてキャスト、表層近くをスローリトリーブ/タックル:ロッド=9ft、リール=2500クラス、ライン=PE0.8号、リーダー=12lb



 優勝者には奨励金と「ルミノックス」。ビッグフィッシュにはエバーグリーンから「EGグリップ」。2位賞品はバレーヒルから「GANPEKI」等の賞品が贈られました。
 その他に特別賞としてドレスから「グラスパー」が出され、最後にじゃんけん大会で盛り上がって大会は終了しました。ご協力をいただきました協賛メーカーの皆様にお礼申し上げます。


 最後に優勝者の言葉です。
「関西リーグの次の大会にも出場しますので、よろしくお願いします!」


<成績>
順位 No. 氏名 結果(得点)
1位 403 高橋雅和 110.5cm(50p)
2位 371 小山哲生 108cm(45p)
3位 354 松下知行 105.5cm(40p)
4位 315 山本祥之 85cm(38p)
5位 378 小谷一成 82cm(36p)
6位 417 森田義崇 80cm(34p)
7位 399 北村尊弘 58cm(32p)
8位 239 猪俣智彰 44.5cm(30p)
9位 147 道口宗作 44cm(29p)
10位 415 大熊崇治 41.5cm(28p)
11位 179 佐藤和繁 41cm(27p)
12位 416 平賀祐輔 40cm(26p)
13位 370 平田康隆 40cm(25p)
(14位以下52位まで3P)

特別協賛:Luminox

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