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Report - 2011技術交流会のエントリ

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■第18回WSS全日本シーバス技術交流会「2011エバーグリーンカップ木更津大会」レポート2011/09/28

稲垣裕介選手、唯一ビッグフィッシュをゲットし、念願の初優勝!

  
開催日:平成23年9月25日日曜日
場所:木更津沖堤(千葉県木更津市・宮川丸利用)

航空写真

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天候:曇り/気温15.8〜21℃/風=北〜東北東1.1〜4m/s
木更津9/25の気象は▶こちら
潮:中潮/満潮3時頃(170cm)、干潮9時頃(45cm)
君津9/25の潮は▶こちら
参加選手:40名
審査:5匹長寸、リミット40cm
進行:4:00~4:30受付、5:00出船、5:30スタート、10:40ストップフィッシング、11:00帰船、12:00表彰式
大会委員長:萱間修  
大会委員:須永義典、小柳栄一、小倉智明、宮崎裕史、萱間朝



 紆余曲折を経て、今期の関東第1戦は木更津沖堤となりました。
 関東は大地震のあと余震が続き、津波に対する恐怖、海へ出ることへの不安が広がり、また、生活や産業そのものが大きく変化し、3.11から約3カ月間は何もできない状態でした。復興に向けて動き出すまで、約半年間が必要だったように思います。それに加えて、今期は、誤解を与える新聞報道が元で、川崎市が正式に防波堤の多目的利用について考えることとなり、当会としても、川崎市公認のもとで正式に開催できる機会であると判断し、川崎市の結果が出るまでは川崎での開催は見合わせるということで、選手会の皆さんと相談して決めた会場です。(川崎市の回答についてはこちら、資料▶提案書 基本方針

【3回目の木更津沖堤大会】
 木更津での大会は過去に2回開催しています(2009-5-10千葉オープン2010-4-4千葉オープン)。
 いずれも釣獲率は10%以下でした。広大な干潟から続く砂地にできた防波堤で、マゴチ、アジ、クロダイ、メバルなど釣りものは多いのですが、シーバスに関しては結構厳しい所です。日中に干潟を攻略するイメージを思い浮かべていただければ良いのですが、流れや藻場、ストラクチャーなどの変化を見つけることができるかどうか。ほんの少しの段差や流れの出た瞬間を逃さずに釣った選手が、今までは結果を残しています。
 問題は、台風15号が通り過ぎた後の濁りや風、変わりやすい秋の空の影響を受けるかどうかです。良い条件が来てくれればいいのですが…



【今回はA堤とB堤を使い、20名ずつ上がりました】
 5時の渡船に全員が乗り込みました。D堤C堤B堤A堤の順で釣り人が上がります。
 今回の釣り場はA堤とB堤で、スタート抽選時にどちらかを選んでもらいましたが、参加者のちょうど半分の20名ずつに分かれました。
 装備品の安全確認を選手間で行ない、時間、リミットサイズを確認し、5時30分に両堤で同時にスタート。

 スタート順は次の通り。
A堤=1秋葉浩 2須永佳代子 3相良記央 4磯崎大介 5河野剛志 6石川克明 7佐川洋介 8伊野宗義 9松本徹 10西寿朗 11佐瀬守 12鈴木真人 13中村雄一 14三吉孝之 15柳直樹 16林剛 17畑中誠 18高橋誠 19山崎秀一 20瀬渡慎太郎
B堤=1会沢明仁 2室井翔 3稲垣裕介 4福田修二 5工藤北美 6宮内俊博 7佐藤和繁 8前場伸介 9石橋徹 10新貝美加 11大坪喜正 12中野慎也 13下黒沢誠 14中塚佳 15小田島裕 16新貝和博 17若林義夫 18河合章利 19西田正明 20中屋友宏

 A堤は800m、B堤は1200mあります。水深はどちらも4〜5mぐらいで、Aの先端が若干深く6m程度です。
 A堤→B堤、B堤→A堤へと釣り場を換わることができますが、船は7時と9時の2便に限って利用できるものとしました(本来釣り場移動はほとんど行なわれていませんが、競技会に配慮して移動できるようにしてもらいました)。
 スタートしてすぐにキワにルアーを入れて歩き出す選手がやはり多いようです。

(A堤)

【朝一のキワ狙いは…】
 その朝一のテクトロで誰かが釣るだろうと、みんな思っていたと思いますが、A堤B堤ともに誰もありませんでした。
 前回そのパターンで優勝した佐瀬守選手は、「今日はまったく見えない」とつぶやいたそうです。
 6時過ぎにB堤の釣り場を見て回ると、下黒沢誠選手がテクトロで「ばらした」と言っていました。一応、キワにはシーバスがいる気配はあるようですが、活性は高くないようです。それ以外は誰もアタっていないようです。
 稲垣裕介選手は「初めて来たので面白い」と言ってワームでキワを撃っていました。


 小田島裕選手、前場伸介選手ももちろんジグを中心にしたキワ狙い。全長1000mほどの防波堤ですから、1時間ほどでキワ狙いはだいたい最初の狙い場所は釣ってしまうことになります。
(B堤)

 しかし、7時の船で釣り場移動をする選手は、AB堤ともに誰もありませんでした。これは意外でしたが、何も反応がない状態では移動する理由も見つからないのかも知れません。
 朝一には風はほとんどありませんでしたが、とても冷え込んで寒く感じました。体感で15℃くらい。7時過ぎ頃から北東の風が吹き始めてさらに冷たく感じました。

 スタートから7時までの間で魚の反応があったのは、B堤では東端の水道付近の外向きを釣っていたで河合章利選手で、まあまあのサイズをばらしたそうです。
 河合選手「木更津は、いい時は回遊が来るので、友人と凄く釣ったこともあるんですが… もし回遊が来るとしたら最も確率の高い場所はこの場所だと思いますので、ここで粘ってみます。」


 A 堤では佐川洋介選手が1匹ばらしたという連絡がありました。この厳しい状況でも佐川選手は魚を掛けていることに驚きましたが、釣り上げていないのはまことに残念です。


 防波堤の端辺りに潮流の変化ができ、唯一、その辺りに餌釣りの対象魚が集まっていてました。イナの群れ、カマス、イワシ等が見えました。B堤では会沢選手が、A堤では三吉選手が20cmに満たないセイゴを掛けたそうですが、私たちにとっては対象外です。


 風は少し強くなり、外側は波が立ってきました。魚に触れてもキャッチするまで至らないのは、活性が低く、十分に食わせられてないのかもしれません。また、この釣り場では北東の風はあまり良くないということもあり、ひょっとしたら完全試合(ノーヒットノーラン)の可能性もあるのではないかと、心配になりました。

【稲垣裕介選手が遂にやった!】


 8時過ぎ、その心配を一気に払ってくれたのが稲垣裕介選手です!
「遂に均衡を破りましたよ!」
 本当に嬉しそうな第一声でした。
 稲垣選手は初めての木更津沖堤で、もちろん何の情報も持たず、自らの経験だけで攻略した結果です。


 場所は、B堤本部より東へ50mの外側、風と波が当たった釣りにくいポイントですが、6gのジグヘッドとカットテールのワーム「トッター」で攻略。
「波が当たって、サラシのようになっていたので、釣れるような気がしました。」
 小さな流れの変化をとらえる目、経験、それと、微妙な感覚を伝えるタックルのバランス、食わせるためのアクションなど、すべてが完璧であったから、そして斬新であったから、食わすことができ、キャッチできたと言えるでしょう。
 計測したのは小倉審判員で、61.5cm。スズキと言える立派なシーバスでした。

(今までとは少し違うニュータイプのジグヘッドリグです)

▶稲垣裕介/全長:61.5cm/時間:8時05分/ポイント:B堤中央部外側(本部から50m東)、距離:キワ、深さ:ボトム/ルアー:ブロビス・トッター(キビナゴ)+ジグヘッド6g/ロッド:8.7ftソリッドティップ/リール:シマノツインパワー2500/ライン:シーガーバトルシーバス0.8号/リーダー:シーガーグランドマックスFX2号 1m


 以下は、表彰式でのインタビューです。
 萱間「稲垣さんは初めての木更津だと思いますが、木更津は気に入りましたか?」
 稲垣「木更津は好きですね。(笑)」
 萱間「またやりたいと思いますか?」
 稲垣「僕はいいけど(笑)、まあ、正直厳しいですね。」
 萱間「使ったルアーについて教えて下さい。」
 稲垣「もう2カ月ぐらい、ずっとこればっかり使っているんですが、七防でもどこでも結果を出してくれているんで、すごい気に入っているんです。ジグヘッドがちょっと変わっていて、ダートアクションの方向や姿勢も違います。ワームは特別にこれということはないですが、カットテールのこの形が気に入っています。」
 萱間「使い方を見ていますと、キャスティングで使って、普通に巻いているのではないですね。」
 稲垣「ダートさせますから、キワに入れると掛かってしまうので、キワに入れないで。今日はボトムまで落して使っていました。」
 萱間「実際に見てもらわないと分からないと思いますが、今までの釣り方とは違うと感じました。そういう新しいルアーが今年は大会でも結果を出していますね。四日市の大会の時(62.5cmビッグフィッシュ賞)もワームだったと思いますが、あれもまた違った使い方をされていた…確かそうでしたね。そういう意味で今日釣られた1匹はたいへん大きい。皆さんもう一度大きな拍手をお送り下さい。」
 稲垣「ありがとうございます。」

 (これが稲垣選手のキワ撃ちのスタイルです)


【外道は賑やかなのですが…】
 8時を過ぎて、少し潮が動いたのか、カマスやマゴチ、セイゴも釣れましたし、シーバスのばらしも少しありました。残念だった方は、B堤では福田修二選手がA堤との水道に近い場所で1ばらし。A堤では瀬渡慎太郎選手も1ばらし。他にもシーバスのバイトやチェイスを確認した人はありましたが、その“次の一手”が必要だと感じさせる、難しい1日だったと思います。

(潮の動きは少なく、鳥やシーバス船ははるか沖の潮目に集まっていましたね。)

 9時過ぎが潮止まりになり、それまで粘っていた場所や戦略を変更し、選手の方々は最後の1時間にかけました。
 外道は、鈴木真人選手のマゴチ、中村雄一選手、三吉孝之選手のカマスなど。みなさん諦めずに頑張りましたが、ストップフィッシングまでシーバスの釣果がありませんでしたので、外道の写真も載せさせていただきます。すみません。



<結果>  
1位:No.158 稲垣裕介 61.5cm(50P)
2位以下はなし(3P)


【表彰式】
 今回は釣果が少なかったので、ばらした方々に、どんな様子だったのか、お話しをお聞きしましたが、余り覚えていません。確かブレードとかを使っておられたような… 次回ぜひリベンジして下さい。


 エバーグリーンの荻野和郎さんから「たいへん厳しい中で60cmオーバーを釣られたことはたいへん素晴らしいことだと思います。」と稲垣選手に賞賛をいただき、また、「釣り場の問題に対しても萱間さんを中心にWSSとして取り組んでいただいています。エバーグリーンとしても今後支援をしていきますので皆さんご協力をお願いいたします。」とご挨拶をいただきました。ありがとうございます。


 佐川選手が新発売のEGグリップホルダーと、マグネットコードを紹介してくれました。


 優勝者は1位〜3位までの奨励金と、ルミノックス賞、ビッグフィッシュ賞も全部一人で獲得。2位以下の賞品は抽選で分けさせていただきました。


 湾岸シーバスソサエティー発足当時から、東に西に、シーバス研究の為ならどんな遠くてもガンガン釣りに行っていた稲垣選手。その行動力の広さには驚くばかりですし、そして、中部地区のリーダーとして、釣り場開拓を行ない、シーバスアングラーの輪を広げてくれた素晴らしい人です。釣りの密度がすごいだけでなく、情熱が違います。どこの釣り場でも毎回パターンを外すことはないのですが、今までまだ優勝がないため「無冠の帝王」と言われましたが、今回遂に優勝を果たしました。この厳しい状況で1匹を上げたのは、まさしく実力以外なにものでもなく、それは一緒に戦った選手達が一番よく知っています。稲垣選手の優勝をみんなが祝福しました。素晴らしい仲間たちだと思います。

 なお、年間ポイントでは第3戦は稲垣選手が一人勝ちをしましたので、1戦2戦と抜群の成績でトップを走っていた柳直樹選手に7ポイント差まで追い上げました。柳選手98ポイント、稲垣選手91ポイント、3位は佐川選手の70ポイント、4位が松田選手の53ポイントとなり、あと2戦の結果が楽しみになりました。皆さん頑張って下さい!

(追加:表彰式で参加された皆さんのご意見をお聞きして、10/30開催の最終戦の会場は「若洲公園」となりましたので、よろしくお願いいたします。エントリーは▶こちら また、表彰式の前に開催しました「チャリティー釣具バザー」の売上げは2,600円。釣具を提供していただきました宮崎様ありがとうございました。全額をJF全漁連「がんばれ漁業募金」に、9/27に入金しましたのでご報告いたします。)

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