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Report - ■ピュアフィッシングCUP大阪湾大会レポート

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■ピュアフィッシングCUP大阪湾大会レポート2009/08/09

松田幸二選手がスーパービッグフィッシュ1匹でぶっちぎり優勝! 
全日本シーバス技術交流会第2戦「ピュアフィッシングCUP大阪湾大会」

開催日:8月9日(日)
開催地:神戸港第7防波堤
参加者:76名
天候:天気は雨、風は北東6.1〜9.5m、気温27〜28℃
潮:中潮(干2:36・満8:24

 天気予報はクルクルと変わり、南西の風が北東の風に、晴れが曇りに変わったので、状況が読めなくなった人も多いのではないでしょうか。前日プラに入って、朝一パターンや下げのパターンを見つけていた人もあったそうですが、天気予報はさらにはずれ、台風9号が発生し、雷雲まで出てきて、一時的に大雨にもなりました。
 皆さんはこういう状況での「釣り」はお好きでしょうか? おきらいでしょうか? たいていは趣味の釣りですから、お気楽に釣れるほうを選ぶと思います。正直者小沼役員も「僕は嫌、みんなも嫌だと思います」などと言っていましたが、中には雨が好きな方もあるんですね。雨が降るほうが面白い!と言っていた人が、実は今回の優勝者・松田幸二選手なのです。
 松田選手は雨と風が一番強く吹き付けた9時過ぎに、5610g・92cmのスーパービッグフィッシュを表層レンジで食わせ、キャッチしています。
 釣りには「雨は何かが起こる」との定説がありますが、まさに雨と風が呼び出してくれた1匹でした。
 今回はそれまでにも3kgフィッシュが何匹も釣れており、またラスト30分になってからも4kgフィッシュや3.5kgフィッシュが上がったのですから、雨に負けずにというか、雨を楽しんだ(状況の変化を味方にできた)選手のがんばりが目立った大会だったと思います。

 3時30分、予想外の雨が降って来ました。受付ではスムーズにスタート順が抽選され、4時過ぎと4時半の便で、神戸七防のちょうど中央部に渡ります。朝のミーティングで本日のキープサイズを宮川役員から発表。「今日は50cmにします」釣况から言えば釣れればほとんどが50cmアップでしたから、これは割と甘いキーパーです。


 スタートは、明るくなった5時17分から25分にかけて、7人ずつ行ないました。
1薄根紳悟、2前場伸介、3北野健治、4山口忠則、5杉浦和泉、6稲垣裕介、7木下和哉
8北野雅朗、9井上清久、10六井輝光、11麻生賢二、12谷明彦、13中島昌利、14上河烈史
15奥谷隆文、16岡崎直樹、17松田幸二、18西蔵忠史、19長谷川泰孝、20花川常雄、21中川隆紀
22八木寿美、23小嶋大介、24宮本正治、25上地一史、26石川秀樹、27清水俊、28吉見孝行
29川又新、30能勢慎、31松井大、32乗松寛明、33三宅伸豪、34熊川知和、35須藤泰樹、36藤田博久
37佐藤和繋、38平井利明、39大坪喜正、40畑中誠、41佐瀬守、42林文彦、43田中輝幸、44林剛
45日高毅、46佐川洋介、47道口宗作、48猪俣智彰、49戸村竜太、50西田晃大、51島村真司
52片山敬三、53下田祥寛、54藤原邦浩、55加田智己、56小田島裕、57工藤北美、58小田雅和
59森下知之、60下黒沢誠、61河野剛志、62鈴木勝志、63宮川朗、64藤島健一、65筒江功治
66鳥居政宏、67荻野和郎、68森高視、69福井崇史、70荒牧伸弥、71矢野斉、72小西憲悟
73高谷友之、74冨直人、75瀬渡慎太郎、76山下智也



【朝一に大型を含めて4匹】
 いつも気になるのはファーストフィッシュをどこで誰が釣るのか、それと朝の1時間で何匹釣れるかです。それによってある程度は状況が読めるからです。
 ファーストフィッシュは、5時37分、スタートから20分後、稲垣裕介選手からです。白灯の手前300mの内側、キワをR32キューブでテクトロ。サイズも2770g・73cmとビッグです。「水曜日にプラに来て、この辺がいい感じだと思いました。いたら、このルアーは絶対ですね」と、狙い通り仕留めたという感じでした。


稲垣裕介2770g【釣果データ】重量:2770g/参考全長:73cm/時間:5時37分/場所:白灯から300mクレーン前、距離キワ、レンジ表層【タックルデータ】ルアー:マーズ・R-32キューブ(サガワシークレット)+コアマン・パワーヘッド9g/ロッド:エバーグリーン・ゼファーソリッドソリューション/リール:ダイワ精工・トーナメントエアリティー2500/ライン:クレハ・シーガーバトルシーバス0.8号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス4号50cm

 稲垣選手の検量に向かう途中に2匹目のコールが入っていました。5時39分、本部から西に200m地点の内側で道口宗作選手。バリッド70で表層曵き。1140gの、この釣り場ではやや小型でした。


道口宗作1140g【釣果データ】重量:1140g/参考全長:52cm/時間:5時39分/場所:真ん中付近内側、距離20m、レンジ0.5m 【タックルデータ】ルアー:ラッキークラフト・バリッド70H(クリア)/ロッド:ダイワ精工・9.6ft/リール:ダイワ精工・イグジスト3000/ライン:バークレイ・ファイヤーラインEXT1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス16lb・90cm

 3匹目もほぼ同時、5時40分、本部より東に100m、白い家の前外側で畑中誠選手。2770g・74cmのグッドフィッシュ、稲垣選手と同じウエイトでした。ルアーは得意のレンジバイブ90ES。1.5mレンジで。強いロッドを使っていることにも注目して下さい。


畑中誠2770g【釣果データ】(1匹目)重量:2770g/参考全長:74cm/時間:5時40分/場所:白い家前外側、距離25m、レンジ1.5m 【タックルデータ】ルアー:バスデイ・レンジバイブ90ES(28g/ゴールデンピンクジェッター)/ロッド:エバーグリーン・ストリームファイター9.4ft/リール:ダイワ精工・インパルトα2500LBD/ライン:ダイワ精工・モアザンブランジーノ1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス3.5号・100cm

 4匹目も記録は5時40分で、ほぼ同時刻に本部前西20m地点、森下和之選手が1470g・59cmを上げます。ルアーはブレードですが、レンジは表層。


森下知之1470g【釣果データ】(1匹目)重量:1470g/参考全長:59cm/時間:5時40分/場所:本部から20m西内側、距離20m、レンジ表層 【タックルデータ】ルアー:コアマン・パワーブレード(30g/ピンクあわび)/ロッド:ダイワ精工・シーホーク90L/リール:ダイワ精工・インパルトアルファー2500LBD/ライン:シーガー・バトルシーバス 1号/リーダー:フロロ12lb・100cm

 これでスタートから30分で4匹が上がったことになります。朝一の時間帯にどこで釣るかはプラクティス次第ということもあるでしょうが、これだけのメンバーが一斉に釣りをして4匹というのは、それほどいい状況だとは言えません。風は東から北東の風で、時折強く吹き付けてきています。風が変わったことで活性が下がったとも言えますが、そこはそれ、その条件にいかに合わせるかが釣りのテクニックですので、かえって面白くなったと言えるでしょう。
 実際に、釣れている場所の近くではアサシギが低空を飛び、時折差して(飛び込み)いました。ベイトの群れがある場所にはシーバスは着いているということであり、風の影響で潮目がほとんど分からない状況でしたが、それをルアーを曵きつつ見つけて行くといいのが、今日のパターンのようです。
 朝一のバイトのあと、約50分、沈黙が続きます。エリアを絞っている選手もありましたが(中央部付近が人気でした)、半分以上の選手は移動して釣り場を探していました。



【スタート1時間後、ミニ白灯ポイントでバイトの嵐!】
 6時過ぎ、風は北東から7.4mの強風が吹いていたことが、あとで調べたら分かっています。北面は水面にゴミがどんどん流れてきて、もし釣れたとしても取り込みが大変そうな状態になっていました。それで外側(南面の高台)で釣りをする選手が増えたのですが、その中で今回バイトが集中したエリアがあります。本部(防波堤の中央部)と白灯(東端)の中間あたりに小さな白灯が立っています。その東側50mぐらいのエリアです。

 最初は小型白灯から100mほど本部寄りで1匹が上がりました。6時19分、熊川知和選手。今年度のオープン初戦から神戸七防に通っている千葉県浦安氏在住選手がはじめてのウエイイン。970g・50.5cmと小さいながらうれしい1匹です。ルアーは爆岸バイブで、表層レンジでした。


熊川知和970g【釣果データ】重量:970g/参考全長:50.5cm/時間:6時20分/場所:白い家から東100m外側、距離80m、レンジ1m 【タックルデータ】ルアー:クロスウォーター・爆岸バイブ(緑/26g)/ロッド:エバーグリーン・ゼファーストリームマスター98/リール:ダイワ精工・イグジスト/ライン:シーバスPE1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス4号・80cm

 ほぼ同じ時刻、赤灯(西端)で宮本正治選手が1290g・54cmを釣り、東側ではクレーン右から2本目前外側で井上清久選手が2000g・65cmを釣り上げています。いずれも表層レンジで、バイブレーションの釣りですが、場所はそれぞれ2kmほど離れているのに一斉に釣れるのは不思議ですね。風がふっと消えるとか、流れができるとか、そういった変化が起こるのだと思われるのですが…分かりません。シーバス釣りはそういう「変化」をいかにとらえるかの遊びであると言えるのでしょうね。


宮本正治1290g【釣果データ】重量:1290g/参考全長:54cm/時間:6時20分/場所:赤灯、距離50m前後、レンジ表層 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾バイブ(28g)/ロッド:エバーグリーン・エクセルキャスター9.6ft/リール:ダイワ精工・トーナメントISO2500LBD/ライン:バークレイ・ファイヤーラインEXT12lb/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックスFX4号

井上清久2000g【釣果データ】重量:2000g/参考全長:65cm/時間:6時20分/場所:白灯側クレーン2〜3、距離20m、レンジ表層 【タックルデータ】ルアー:バイブレーション15g(青)/ロッド:エバーグリーン・ストリームマスター98/リール:ダイワ精工・ハイパーセルテート3012H/ライン:クレハ・シーガーバトルシーバス1.5号/リーダー:ナイロン16lb

 そしてこの10分後から約1時間、小型白灯東側エリアでの爆釣が始まります。
 最初は戸村竜太選手。6時30分、1940g・62cmのグッドサイズ。
 続いて前場伸介選手。6時36分、2060g・63cmのこれもグッドサイズ。
 ルアーはいずれもレンジバイブですが、カラーが独特でしたね。


戸村竜太1940g 【釣果データ】重量:1940g/参考全長:62cm/時間:6時30分/場所:小さい白灯から50m東の外側、距離30m、レンジ1m 【タックルデータ】ルアー:バスデイ・レンジバイブ70ES(フィッシャーマンオリカラ/パンチラレッド)/ロッド:エバーグリーン・ブレードマスターPZS-106/リール:ダイワ精工・トーナメントISO-Z2500LBD/ライン:クレハ・シーガーバトルシーバス0.8号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックスFX4号


前場伸介2060g 【釣果データ】(1匹目)重量:2060g/参考全長:63cm/時間:6時36分/場所:小さな白灯東側60m、距離40m、レンジ1m 【タックルデータ】ルアー:バスデイ・レンジバイブ90ES(28g/オンリーワンオリカラ・湾岸キビナゴ)/ロッド:ゼファー・PZS-96エクセルキャスター/リール:ダイワ精工・イグジスト/ライン:ダイワ精工・モアザンブランジーノ1.5号/リーダー:シーガー・グランドマックス4号・60cm

 続いて、千葉県八千代から参戦している小西健吾選手です。6時49分、これも2140g・66cmのグッドフィッシュ。


小西憲悟2140g【釣果データ】(1匹目)重量:2140g/参考全長:66cm/時間:6時49分/場所:小さな白灯東側20m外側、距離30m、レンジ表層 【タックルデータ】ルアー:バスデイ・レンジバイブ70ES(17g/みやびいわし)/ロッド:シマノ・モンスターリミテッド9.3ft/リール:シマノ・ステラC3000/ライン:20lb/リーダー:ダイワ精工・モアザン16lb・60cm

 このあと、戸村選手が2ヒット、前場選手が3ヒットなど、完全に釣れるメソッドがつかめていましたがいずれもバラしてしまいます。「今のを取ってれば優勝ってパターンだよな」と笑っていましたが、これはいつものことなのです。(この時間、他でも釣れていますが、とりあえずここの話を続けますね)

 小西選手と並んで入っていた岡崎直樹選手が、7時2分、1870g・63cmをキャッチ。ルアーはレンジバイブ90。このルアーが当たりルアーで、カラーも岡崎選手は「この色に変えたとたん釣れた」と言っていましたから、少しは関係あるようです。それと、岡崎選手は浦安からの参戦ですから、このエリアでは千葉勢が当たりなのかもしれないですね。

岡崎直樹1870g【釣果データ】(1匹目)重量:1870g/参考全長:63cm/時間:7時2分/場所:小さい白灯の東30mm外側、距離30mm、レンジ表層 【タックルデータ】ルアー:バスデイ・レンジバイブ90ES(緑)/ロッド:ゼファー・ブレードマスター10.6ft/リール:ダイワ精工・イグジスト3012/ライン:PE 1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス4号・60cm

 この場所はまだまだ釣れる雰囲気がありました。すべて、ロングキャストして着水と同時にハイスピードで巻いてくるという釣り方ですが、海の表情は刻々と変化しつつ、何らかのサインを送ってくれています。魚が飛んだり、鳥が来たり、そういうタイミングでヒットしているようでした。


 そして、7時14分、岡崎・小西選手のダブルヒットがあり、すごいのが釣れます。小西選手は1280g・55cmでしたが、岡崎選手の75cmは肩が張り上がっているようなグッドプロポーションで3500gありました。3.5kgですよ! 普通ならこれで決まったというような魚をキャッチし、これで合計5370gです。本人はかなり喜んでいましたね。




岡崎直樹3500g【釣果データ】(2匹目)重量:3500g/参考全長:75cm/時間:7時14分/場所:小さい白灯の東30mm外側、距離10mm、レンジ表層 【タックルデータ】ルアー:バスデイ・レンジバイブ90(緑)/ロッド:ゼファー・ブレードマスター10.6ft/リール:ダイワ精工・イグジスト3012/ライン:PE 1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス4号・60cm

小西憲悟1280g【釣果データ】(2匹目)重量:1280g/参考全長:60cm/時間:7時14分/場所:小さな白灯東側20m外側、距離30m、レンジ表層 【タックルデータ】ルアー:バスデイ・レンジバイブ(28g/90mm/みやびいわし)/ロッド:シマノ・モンスターリミテッド9.3ft/リール:シマノ・ステラC3000/ライン:20lb/リーダー:ダイワ精工・モアザン16lb・60cm

 このエリアでの攻防をもう少し続けますが、名手・前場伸介選手がバラシだけで終わるはずはなく、2匹目3匹目をキャッチして巻き返しをします。
 7時26分に1040g・50.5cmを1匹入れたのは大きかった。7時53分に1350g・57cmを追加し、逃がした数も多かったのですが唯一3匹を上げて合計4450gで5位入賞を果たしました。


前場伸介【釣果データ】(2匹目)重量:1040g/参考全長:50cm/時間:7時26分/場所:小さな白灯東側60m、距離40m、レンジ1m【タックルデータ】ルアー:ヤマリア・マールアミーゴ(24g/80mm/GSH河野くんカラー)/ロッド:ゼファー・PZS-96エクセルキャスター/リール:ダイワ精工・イグジスト/ライン:ダイワ精工・モアザンブランジーノ1.5号/リーダー:シーガー・グランドマックス4号・60cm


前場伸介1350g 【釣果データ】(3匹目)重量:1350g/参考全長:57cm/時間:7時53分/場所:小さな白灯東側60m、距離40m、レンジ1m 【タックルデータ】ルアー:27g 80mmフィンバイブ/ロッド:ゼファー・PZS-96エクセルキャスター/リール:ダイワ精工・イグジスト/ライン:ダイワ精工・モアザンブランジーノ1.5号/リーダー:シーガー・グランドマックス4号 60cm

【7時台は外側のほうが釣りやすかったかも】
 7時台の他のポイントでの結果に戻ります。
 まず7時0分、大坪喜正選手が本部から150m東の外側で1190g.53cmを釣ります。たいへん人の多いエリアでしたが一向にヒットがないまま、やっと1匹釣れたという感じでした。ルアーは湾バイブ。


大坪喜正1190g【釣果データ】(1匹目)重量:1190g/参考全長:53cm/時間:7時0分/場所:本部東より150m外側、距離40m、レンジ2m 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾バイブ(26g/コノシロ)/ロッド:ダイワ精工・ブランジーノ9.6ft/リール:シマノ・ステラ4000S/ライン:PE1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス14lb・80cm

 7時45分、佐川洋介選手が、小さい白灯より東の外側で1510g・55cmをキャッチ。ルアーはマービー70。レンジは当然表層です。


佐川洋介1510g 【釣果データ】(1匹目)重量:1510g/参考全長:55cm/時間:7時45分/場所:本部から東へ500m外側、距離50m、レンジ表層 【タックルデータ】ルアー:エバーグリーン・マービー70(カタクチレッドベリー)/ロッド:ゴールデンミーン・キャスバルソリッド89/リール:シマノ・04ステラC3000/ライン:PE0.6号/リーダー:シーガー・グランドマックス12lb

 7時55分、本部ウラ外側で掛けた中川隆紀選手が西に向いて100mゆっくりファイトさせてからキャッチしました。1290g・53cmです。


中川隆紀1290g【釣果データ】重量:1290g/参考全長:53cm/時間:7時55分/場所:本部外側、距離30m位、レンジ1m位【タックルデータ】ルアー:バスデイ・レンジバイブ70(フィッシングワールドスペシャルカラー)/ロッド:がまかつ・ラグゼチーター96MH/リール:シマノ・ステラC3000/ライン:シマノ・AR-C0.8号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス20lb・100cm

 8時05分、木下和哉選手が佐川選手よりさらに白灯寄り、一番右のクレーン前外側で1080g・50cmギリキーパーを上げます。しかし木下選手はこの1匹を釣ったあと大きく場所を移動します。これでは勝負にならないと判断したのでしょう。


木下和哉1080g【釣果データ】(1匹目)重量:1080g/参考全長:50cm/時間:8時5分/場所:東1番クレーン外側、距離30m、レンジ表層【タックルデータ】ルアー:エバーグリーン・マービー70(カタクチレッドベリー)/ロッド:エバーグリーン・エクセルキャスター/リール:シマノ・07ステラ3000HG/ライン:バークレイ・ファイヤーラインEXT1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス4号

【8時台、内向き(水道側)が爆発しはじめました】
 さてここからが本日の後半戦になります。
 満潮は8時24分のはずですから、7時台の釣れている時間帯は潮が動いていたであろう時間帯だとは言えますが、表面の流れはすべて強い風が作り、すべての流れは東から西に流れていました。特に内向きは風が強かったですね。下の流れは逆に動いているとも考えたられますが、それは(表面の強い流れで)誰にも分からなかったと思います。
 8時に入る頃は少し風が収まったようにも感じましたが、それは一時的なもので、雨と風は時折強くなります。ただ、それでも内向きで「事件は起こる」と信じていたアングラーはたくさんあり、これは実績とひらめき以外の何ものでもないのですが、内向きに入った選手から連続でコールが入ります。
 8時0分、本部とカーブの中間点辺りで筒江功治選手。1880g・60cmを3mレンジで釣りました。このあと雨がかなり強くなり、土砂降りのようになってきました。


筒江功治1880g【釣果データ】重量:1880g/参考全長:60cm/時間:8時0分/場所:本部とカーブの間内側、距離10m、レンジ3m【タックルデータ】ルアー:コアマン・パワーブレード(30g/グリーンゴールド)/ロッド:96ML/リール:ダイワ精工・セルテート3000/ライン:バークレイ・ファイヤーライン16lb/リーダー:フロロ4号・60cm

 8時10分、本部より西へ50mの内向きで藤田博久選手。これはでかかった。3490g・78cmです。


藤田博久3490g【釣果データ】重量:3490g/参考全長:78cm/時間:8時10分/場所:本部より西50m、距離60m、レンジ表層 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾バイブ/ロッド:ダイワ精工・ブランジーノ/リール:ダイワ精工・イグジスト9012/ライン:1.5号/リーダー:20lb・1.5m

 続いて8時10分、本部より東200mの内向きで大坪喜正選手が2匹目、1230g・52cm。大坪選手も外側から内向きへ移動してゲットです。


 大坪喜正1230g【釣果データ】(2匹目)重量:1230g/参考全長:52cm/時間:8時10分/場所:本部東より200m内、距離30m、レンジ3m 【タックルデータ】ルアー:バスデイ・レンジバイブ70(キビナゴ)/その他タックルは1匹目と同じ


【そして遂に歴史的なビッグフィッシュ! 5610gの登場です!】
 その魚が釣れたのは、8時10分頃、本部より500mほど西の内向き、最初に道口選手が釣った場所の近くになります。それまでは潮と流れが同調していたためか、東から西に一定に流れ、波もそれほど立っていなかったのですが、8時を過ぎて、水道側の海の表面はかなり波立ってきました。潮が止まったのか、上の流れとぶつかるように、海面が波だってきたのです。その時、朝一にできていた潮目が、それまでほとんど消えていたのですが、また同じようにできました。これは足場の低い内向きで釣っている人の中では釣った松田選手にしか見えなかったかもしれません。松田選手は変更をずっと掛け続けていたので、「やっと来たな」と思ったそうです。ちょうど目の前にできた潮目に向かってバリッド70Hをフルキャスト、着水して2巻き目で「ドーン」と、まるで丸太を掛けたような重量感が手に伝わってきたそうです。
 それが5610g・92cmのスーパービッグフィッシュ。最初10mほど抵抗なく近寄ってきましたが、そこから急にファイトが始まり、約40mの距離を5分ほどかけて慎重によせ、首を振りに水面に上がろうとするときは、もう一度走らせるといった「いなし」も決まり、遂にネットイン! 周りのみんなの「わーーーーー」という歓声とともにキャッチした1匹。優勝を決めた1匹です。
「ほんまうれしい。ずっとバラしてばっかりやったから、 やっと捕った感じです」と、先月の技術交流会でのミスをリベンジし、しかも記録に残る魚を上げることに成功しました。そして技術交流会は2大会連続して同じウイニングルアーになりました。






松田幸二5610g【釣果データ】重量:5610g/参考全長:92cm/時間:8時16分/場所:本部より500m西、距離沖40m、レンジ表層 【タックルデータ】ルアー:ラッキークラフト・バリッド70H(15g)/ロッド:シマノ・AR-C906L/リール:ダイワ精工・イグジスト3012/ライン:バークレイ・ファイヤーラインEXP/リーダー:16lb・60cm

【ベテラン勢の追い上げが始まります】
 さて、松田選手が自分の前に来た絶好の潮目で釣ったあとの時間帯、8時半頃から雨は強さを増し、激しく降ってきました。それは9時〜10時まで続きます。あとで調べた資料では、9時台の降水量が4mm、風速は9.5m、東北東の風となっています。この一番荒れた時間帯に逆転のドラマが生まれます。体が冷えきって釣りを諦めた人もあるかもしれませんが、釣りは最後まで可能性を捨てるわけにはいかないですね。それは、目の前の状況が変化し、自分にチャンスが回ってくることがあるからです。前回の技術交流会優勝の中島昌利選手は、常にB級スポットを選ばれる方ですが、それは「誰にもチャンスはやってくる」という考えがあるからだとお聞きしました。

 その中島選手が釣りました。時間は8時50分、本部より500m東(小さな白灯の辺り)、内向きです。1170g・53cmと小振りでしたが、この日は何度かアタリを取りながら、やっと釣れた1匹でした。


中島昌利1170g【釣果データ】重量:1170g/参考全長:53cm/時間:8時50分/場所:本部より白灯へ500m、内向き、距離30m位、レンジ水面 【タックルデータ】ルアー:ラッキークラフト・バリッド90(レインボー色)/ロッド:エバーグリーン・ゼファーストリームファイター9.4ft/リール:ダイワ精工・イグジスト2508R/ライン:サンライン・キャストアウェイ0.8号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックスFX4号

 8時57分、中島選手よりさらに白灯よりの内向きで、佐川洋介選手が独特なメソッドで2680g・67cmという太ったグッドフィッシュをものにします。キワのボトムすれすれ、ジグヘッドワーム(バグリーテール)でによるテクトロでした。キワを岸ジギで狙っていた選手もありましたが、この日の魚の活性から言えばワームが正解だったようです。ようやくボトムというレンジが出てきましたね。(あっ、そうそう、雨が激しい時は自動膨張式のライフジャケットは勝手に膨らんでしまうみたいです)。


佐川洋介2680g【釣果データ】(2匹目)重量:2680g/参考全長:67cm/時間:8時57分/場所:白灯手前500m、距離キワ、レンジボトムすれすれ 【タックルデータ】ルアー:マドネス・バクリーテール(ガンガーアジ)/ロッド:ゴールデンミーン・キャスバルソリッド89/リール:シマノ・04ステラC3000/ライン:PE0.6号/リーダー:シーガー・グランドマックス12lb 

 9時10分、本部前で、またまた内向きでの釣果です。木下和哉選手の2匹目。ルアーはマービー70で、1740g・62cmでした。


木下和哉1740g【釣果データ】(2匹目)重量:1740g/参考全長:62cm/時間:9時10分/場所:本部より西内向き、距離35m、レンジ表層 【タックルデータ】ルアー:エバーグリーン・マービー70(カタクチレッドベリー)/ロッド:エバーグリーン・エクセルキャスター/リール:シマノ・07ステラ3000HG/ライン:バークレイ・ファイヤーラインEXT1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス4号


【ラスト1時間、愛知勢の逆転が!】
 ラスト1時間を切りましたが、そのあとも内向きでの釣果が報告されます。
 長谷川泰孝選手が9時40分にグッドサイズ、2640g・67cmをバリッドで釣りました。


長谷川泰孝2640g【釣果データ】重量:2640g/参考全長:65cm/時間:9時40分/場所:本部から200m東、内向き、レンジ上 【タックルデータ】ルアー:ラッキークラフト・バリッド90/ロッド:ダイコー・タイドマークアルテサーノ10.7ft/リール:ダイワ精工・トーナメントX3000/ライン:/リーダー:ダイワ精工・モアザン18lb

 同時刻、神戸七防は初参加、名古屋市の田中輝幸選手。稲垣裕介三重支部長に誘われて今年から沖堤デビューをした、元々が川シーバスをやっているアングラーです。本部より西側の1本目のクレーン前で、9時40分に、1270g・54cmをキャッチ。ルアーはバリッド90Hと、今や定番のバイブレーションですが、そのレンジに注目して下さい。3mレンジを釣っています。この1匹のデータは貴重ですよ。


田中輝幸1270g【釣果データ】(1匹目)重量:1270g/参考全長:54cm/時間:9時40分/場所:本部より西550mクレーン前、距離15m、レンジ3m 【タックルデータ】ルアー:ラッキークラフト・バリッド90H(26g)/ロッド:エバーグリーン・ゼファーエクセルキャスターマックス9.6ft/リール:ダイワ精工・セルテートハイパーカスタム3000/ライン:サンライン・キャストアウェイ1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス5号

 9時50分、ここへ来てやっとカーブ付近から釣獲連絡が入りました。潮が下げに変わって流れ出したとたん。この時を待っていた選手の一人、猪俣智彰選手。この人も愛知県メンバーです。カーブの外側(南面)をパワーブレードで釣って1890g・59cm。レンジは表層となっていますが、下のレンジから着いてきた可能性もありますね。


猪俣智彰1890g【釣果データ】重量:1890g/参考全長:59cm/時間:9時50分/場所:カーブ外側、距離50m、レンジ表層 【タックルデータ】ルアー:コアマン・パワーブレード(金)/ロッド:エバーグリーン・ゼファーエクセルキャスター9.6ft/リール:シマノ・ステラC3000HG/ライン:シマノ・AR-C1号/リーダー:クレハ・シーガーリアルFX4lb 50cm

 さらに愛知勢の逆襲が続きます。豊橋市の乗松寛明選手、9時58分にカーブ外側、ボトムレンジで、2030gのグッドサイズ。ルアーは湾バイブです。


乗松寛明2030g【釣果データ】重量:2030g/時間:9時58分/場所:カーブ外側、距離10m、レンジ8m(ボトム) 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾バイブ(イワシ)/ロッド:シマノ・AR-C906L/リール:シマノ・ステラ3000HG/ライン:14lb/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス20lb・1.5m

 そして、極みはこれ! 10時5分、田中輝幸選手の2匹目は4kgオーバー! 4150g・83cmというすごい魚なのに、これでも優勝できなかったというのが、これまたすごいところです。田中選手は「雨が降っていたの偏光グラスをはずしていたので、潮目は分かりませんでした」と言っていましたが、流れをきちんとつかんで、アップストリームで、ボトムから順に上げて行くと言う方法で(多分この日は表層から下げて行くのが普通でした)中層を攻め、この4kgアップは5mレンジで食わせたものです。この魚で一気に何十人抜きで2位に入賞しました。


田中輝幸4150g【釣果データ】(2匹目)重量:4150g/参考全長:83cm/時間:10時5分/場所:本部より西550mクレーン前、距離20m、レンジ5m 【タックルデータ】ルアー:ラッキークラフト・バリッド90H(26g)/ロッド:ゼファー・エクセルキャスターマックス9.6ft/リール:ダイワ精工・セルテートハイパーカスタム3000/ライン:サンライン・キャストアウェイ1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス5号 

【まだまだ終わりません】
 実は体が冷えて10時の便で帰られた選手もありましたが、諦めてはいけませんね。地元の西宮の福井崇史選手が2匹をキャッチ。また大阪の森下知之選手は3kgオーバーを追加して一気に4位に浮上。最後の最後までドラマはありましたね。

 福井崇史選手はカーブ外側で、10時9分と10時16分に湾バイブでキャッチです。レンジは中層でした。


福井崇史1850g【釣果データ】(1匹目)重量:1850g/参考全長:62cm/時間:10時9分/場所:カーブ外側、距離20m、レンジ中層 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾バイブ(イワシ)/ロッド:ダイワ精工・モアザンブランジーノ96MML/リール:ダイワ精工・トーナメントISO3000LBD/ライン:PE0.8号/リーダー:16lb 100cm
福井崇史1380g【釣果データ】(2匹目)重量:1380g/参考全長:58cm/時間:10時16分/場所:カーブ外側、距離60m、レンジ中層/タックルは1匹目と同じ

 奈良の藤島健一選手も湾バイブを使って5mレンジで結果を出します。


藤島健一1210g【釣果データ】重量:1210g/参考全長:55cm/時間:10時10分/場所:白い家前、距離20m、レンジ5m 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾バイブ(シマカラー)/ロッド:ダイワ精工・モアザンフルムーン10.7ft/リール:ダイワ精工・イグジスト3012/ライン:バークレイ・ファイヤーライン4lb/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス16lb・50cm

 そして最後の検量は森下知之選手。終了5分前にキャッチした3290gです。ロッドを高く上げて2mより上の表層レンジを早巻きで釣り、合計4760gで4位入賞。前日プラでは釣れなかったそうですが、粘りとがんばりの勝利でしたね。


森下知之3290g【釣果データ】(2匹目)重量:3290g/参考全長:72cm/時間:10時25分/場所:本部から100m西内側、距離30m、レンジ表層【タックルデータ】ルアー:クロスウォーター・爆岸バイブ(20g/イワシ)/ロッド:ゼファー・エクセルキャスター/リール:ステラ・C3000/ライン:PE 1号/リーダー:フロロ12lb・100cm

 しかし今年の神戸は本当にすごい! アベレージサイズが60〜75cm(1.5〜3kgクラス)なんていう釣り場は今までありませんでしたよ。さらに80cm(4kgクラス)、90cm(5.5kgクラス)まで期待できるのですから、今行かないといつ行くの? って感じですよね。今の調子ならこのままベイトが居着いて、多分次の大会(9/6シーガーカップ)まで好調が維持しているかもしれませんので、このレポートを読まれた皆さんは、沖堤シーバス釣りの楽しさをぜひこの機会に満喫していただきたいと思います。いろんなルアーが出てきましたが、ルアーだけではなく、ラインやロッドなどタックルもぜひ参考にして下さい。それでは!

<表彰式>
 雨の合間を縫って表彰式です。ガンガンに暑い日を予想していたのですが、案外過ごしやすい一日でよかったのではないでしょうか。

 審査票が雨にぬれたので集計に少し手間取りましたが、その間、ピュアフィッシングのブースで楽しんでいただきました。ブースではライン、ロッド、エギなどの新製品が発表されていて、関心を集めていました。

 優勝の松田選手が呼ばれると、全員が大きな拍手を送りました。今回は本当に「感動」が残ったよい大会だったと思います。



 皆さんお盆休みのたいへん混雑した道を来て帰られます。本当にお疲れさまでした。

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