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Report - ■シーガーCUP大阪湾大会レポート

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■シーガーCUP大阪湾大会レポート2009/09/06

激シブの中で河野剛志選手が遂に出てきた〜!!!! 全日本シーバス技術交流会第3戦「シーガーCUP大阪湾大会」

開催日:平成21年9月6日(日)
開催地:神戸港第7防波堤(神戸渡船利用)
参加者:70名
天気:晴れ、北北東の風4m、気温24〜30℃
潮:大潮(満潮7時30分、干潮13時44分)


 トーナメントを楽しむのと、一発勝負に行くのとは、似ているようで違います。なぜなら、釣りの場合は相手が生き物であるだけに、ワンパターンではない難しさがあるからです。ちょっと覚えたぐらいでは、気難しい魚は釣れません。そういうたいへん知的なゲームであるから、私たちは「技術交流会」を真面目にやれているのだと思います。釣りの本質はそこにあるんですね。勝負する相手は常に魚であり、自分なのです。決してトーナメンター同士ではない。そのことをまず言っておきたい。
 今回の技術交流会はたいへん渋い状況でした。それこそ、ちょっと覚えたような人には釣れなかった。もちろん相当のベテランでも釣れなかった人もありますが、この状況で1匹を釣った人たちのテクニックは相当なものだったと思います。すべては能力(スキル)でしたね。今回はたいへん勉強になりました。


【北東の風が続くと港湾はどうなるか?】
 夏の南風パターンは2週間前に終わっていました。そのあとは夏の北風がずっと続いていました。これは台風が来る前はかならず起こることなので、仕方がないのですが、北風が吹くと港湾の水はどうなるかというと、下の水が持ち上がってきて、上の水と混じり合います。この時期の下の水は、透明度は高いのですが貧酸素で、生き物の動きが鈍くなってしまうのです。潮の色を見ていただいたら分かりますが、透明度があるのに、もろもろの不純物がいっぱい混じっているような潮の色は実によくないんですね。もっと濃い緑になるとか、赤くなるとかすれば、それはプランクトンが発生した結果ですから、生き物の食物連鎖が生まれるのですが、それが弱い状態になっているわけです。
 こんなときのシーバスはどこにいるのでしょうか? 実際今回釣った場所を見てみますと、キワ、ボトム、中層、表層…と実際はどこにでもいたんですね。いや、どこにもいなかったヨ、ぜんぜん釣れなかった、という話もあるわけですが、今回は水が「わるい状態の時に、どうやって1匹を食わすか」ということが大きなテーマになったと思います。

 今回はキーパーサイズを40cmとし、5時15分スタート、10時45分ストップフィッシング、11時15分帰着という段取りで行ないました。

 スタートは7人ずつ10組のフライトに分けて行ないました。
 1宮川智道、2能勢慎、3小嶋大介、4筒江功治、5冨直人、6北野健治、7大坪喜正
 8薄根紳悟、9中島昌利、10古澤綜、11佐瀬守、12鈴木勝志、13中川隆紀、14西田晃大
 15川上利博、16田中輝幸、17吉見孝行、18宮川朗、19木下和哉、20日高毅、21平井利明
 22佐藤昌仁、23眞柴徹也、24林文彦、25福井崇史、26奥谷隆文、27杉浦和泉、28戸村竜太
 29岩本憲司、30高谷友之、31宮本正治、32山田英樹、33小田島裕、34西蔵忠史、35林剛
 36磯崎大介、37矢野斉、38石川秀樹、39佐川洋介、40乗松寛明、41前場伸介、42八木寿美
 43猪俣智彰、44森下知之、45瀬渡慎太郎、46松田幸二、47荒牧伸弥、48下田祥寛、49熊川知和
 50井上清久、51加田智己、52片山敬三、53斉藤貴弘、54須藤泰樹、55清水俊、56佐藤和繋
 57小田原大介、58藤田博久、59道口宗作、60河野剛志、61竹田津淳、62藤島健一、63畑中誠
 64岡崎直樹、65山下智也、66森高視、67六井輝光、68増田拓人、69下黒沢誠、70三宅伸豪

【朝一のキワ狙いでは3匹のみ】
 釣りがスタートしました。最初に選手たちの竿を曲げたのはタチウオでした。第1投からガンガン釣れています。



 シーバスの第1号報告は、5時40分、白灯から500mほどの所に船着のためのヤグラが立っているのですが、その手前100m辺りで佐川洋介選手。1030g・50cmをR32ワームで釣りました。内側のキワ狙いのテクトロです。


▶佐川洋介1030g 【釣果データ】重量:1030g/参考全長:50cm/時間:5時40分/場所:船着台手前100m、距離キワ、レンジ上から1m50cmくらい 【タックルデータ】ルアー:コアマン・パワーヘッド9g+マーズ・R-32佐川シークレット/ロッド:ゴールデンミーン・キャスバルソリッド/リール:シマノ・104ステラC3000/ライン:PE0.6号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックスFX2号100cm

 2匹目は5時43分、宮川智道選手。本部(防波堤のちょうど中央地点)から東へ200mほどの外側、マービー90でキワのボトム付近をテクトロで釣っています。サイズはキーパーギリギリで620g。


▶宮川智道620g 【釣果データ】重量:620g/参考全長:40cm/時間:5時43分/場所:本部東へ200m外側、距離足元、レンジボトム 【タックルデータ】ルアー:エバーグリーン・マービー90(黄金イワシ)/ロッド:エバーグリーン・ストリームマスター98/リール:ダイワ・トーナメントISO2500LBD/ライン:バークレイ・ファイヤーライン0.8号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス4号70cm

 続いてキワからの釣果が入ります。5時50分、中川隆紀選手。ミニ白灯(本部より東へ500mほどの地点)の東100m外側で岸ジギでゲットしました。サイズはこれも40cmのギリキーパーで、520gでした。


▶中川隆紀520g 【釣果データ】重量:520g/参考全長:40cm/時間:5時50分/場所:ミニ白灯東100m外、距離キワ、レンジ2〜3m 【タックルデータ】ルアー:コアマン・CZ-30(30gマコイワシ)/ロッド:がまかつ・斬鱸B-70HF/リール:シマノ・コンクエスト200/ライン:12lb/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス5号150cm

 朝一のテクトロ&岸ジギのパターンで3発釣れたわけですが、「3発しか出なかった」というのと、「サイズが大きくはない」という結果が出てきました。キワにもいないことはないけれど、まばらで小さいようです。
 また、中川選手は「イワシの群れがさーっと通り過ぎた時に食ってきた」と言っています。スイッチを入れる何かがあれば食ってくるようですが、それは佐川選手の釣りを見ている時にも起こりました。そういえば昨年の同じ時期の稲垣裕介選手のパターンも思い出されますが、「船の引き波パターン」です。船の引き波が来た時、キワにキャスト&リトリーブしたルアーに50cmサイズが目の前でヒット。波に乗せて上げようとした時に残念ながら外されてしまいましたが、今日の攻略法のヒントが1つ発見できました。


【船着台のポイントで松田選手が2匹ゲット】
 長い防波堤では釣る場所をどこに選定するかという難しさがあります。前日よく釣れた場所が当日釣れるとは限らないからです。しかし、その日釣れた場所の付近はたいていは半日ぐらいはよい潮が当たっているエリアであり、佐川選手が最初に釣った船着台のポイントでは、そのあと松田幸二選手が連発しました。
 6時02分、松田幸二選手、得意のバリッド70HWで1510g・57cmをキャッチします。ヒットから取り込みまで見させてもらいましたが、さすが前回92cm5.6kgを釣っているだけあって、アングラーとしての落ち着きを感じました。釣り方はこうです。キャストしたルアーをラインスラッグをとって5カウントほど沈め、リトリーブはルアーがアクションするかどうか程度の速度で、ときおり不規則に早巻きを入れてヒットさせていました。バイブレーションと言えば早巻きにガンガン来るようなイメージがありますが、「(活性が)かなり渋いんちゃうかな」との判断で中層を攻めたそうです。




▶松田幸二1510g(1匹目)【釣果データ】重量:1510g/参考全長:57cm/時間:6時2分/場所:白灯側船着台の西100m、距離20m、レンジ3m 【タックルデータ】ルアー:ラッキークラフト・バリッド70HW(15gカタクチ)/ロッド:ダイコー・レガーロフェルザス86/リール:ダイワ・イグジスト2508/ライン:シマノ・AR-Cエギンガー0.6号/リーダー:クレハ・シーガーリアルFX3号60cm

 松田選手はその10分後、同じ場所、同じ釣り方で2匹目をキャッチします。1匹目を釣ったあと、「すぐまた釣れると思います」と言っていた通り。サイズは1030g・51cm、これで2匹で2540g。この調子なら連覇もあるかもと期待させました。なお、釣った時は船が通り過ぎた直後だったように思います。引き波パターンも計算済みなのでしょう。


▶松田幸二1030g(2匹目) 【釣果データ】重量:1030g/参考全長:51cm/時間:6時14分/場所:白灯側船着台の西100m、距離40m、レンジ3m 【タックルデータ】ルアー:ラッキークラフト・バリッド70HW(15gカタクチ)/ロッド:ダイコー・レガーロフェルザス86/リール:ダイワ・イグジスト2508/ライン:シマノ・AR-Cエギンガー0.6号/リーダー:クレハ・シーガーリアルFX3号60cm

【本部ウラ外側ではボトムレンジで冨選手がゲット】
 松田選手の1匹目と同じ時間帯、本部(堤防中間部)の外側付近でも釣果が上がってきました。このエリアは開始早々からツバス(イナダ)の猛攻に遭った場所ですが、シーバスのパターンを見つけたのは冨直人選手でした。
 6時07分、パワーブレードを遠投して、ボトムの上をスローに曵いて食わせた1匹、1410gです。冨選手は「かなり渋いですヨ、でもいますよ、ボトムを回遊しています」とシーバスを見つけた様子で、「場所は関係ないですね、待ってたら、回ってくるんじゃないですか?」と釣り方のキーが場所ではないことを強調していました。


▶冨直人1410g(1匹目) 【釣果データ】重量:1410g/参考全長:55cm/時間:6時7分/場所:本部後ろ外側、距離50m、レンジボトムの上 【タックルデータ】ルアー:コアマン・PB-30(ブルーピンク)/ ロッド:シマノ・モンスターリミテッド8.10ft/リール:シマノ・ニューツインパワーMg4000/ライン:1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス4号100cm

 それから30分後、冨選手から東100mの外側で、小嶋大介選手が1210gを釣ります。ルアーはシリテンバイブ73で、ラメワームのような別注カラー。底より2mほど上の層をこのルアーで曵くということは、やはり低活性を食わす狙いがあるからでしょう。


▶小嶋大介1210g 【釣果データ】重量:1210g/参考全長:55cm/時間:6時45分/場所:本部から東100m外、距離30mくらい、レンジ着水してカウント8 【タックルデータ】ルアー:マドネス・シリテンバイブ73(SDカタクチレッドベリーCGカラー)/ロッド:エバーグリーン・PZS-96/リール:ダイワ・セルテート2500R/ライン:クレハ・シーガーバトルシーバス1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス12lb

【ビッグフィッシュの山田選手、それをさらに抜く冨選手の2匹目!】
 この時点でスタートから1時間30分が経過しました。全体のシーバスの釣果は芳しくありません。ツバス5匹とか、タチウオ10匹とか釣った人もありますが、シーバスに狙いは結構難しいのです。潮も大潮回りなので潮位が高く、足下に波が這い上がってきますが、流れは弱い状態です。満潮が7時30分頃なので、もうすぐ上げ止まり。ここは焦らずじっと耐えているほうがよい時間帯かもしれません。
 そんな中で、それまで外側のキワをテクトロ中心で探っていた山田英樹選手が、ミニ白灯(本部から500m東地点)あたりからさっと降りてきました。内側のボトムをテッパンバイブで攻め、2990g・76cmというビッグフィッシュを見事にキャッチ。高い所から海の状態を見て、なにかヒラメキがあったのでしょう。「ふだん僕はバイブレーションは使わないんですが、使ったら1投目で釣れちゃいました。ボトムからのリフト&フォールです。手前(10m)ほどにいい流れができていましたから」
 すばらしい1匹! 静岡の巨匠、富士川のハンターは現在1位です。


▶山田英樹2990g 【釣果データ】重量:2990g/参考全長:76cm/時間:6時49分/場所:ミニ白灯の東50m、距離5m、レンジ10m 【タックルデータ】ルアー:コアマン・プロトバイブ(40g)/ロッド:エバーグリーン・ブレードマスター10.6ft/リール:ダイワ・銀狼/ライン:バークレイ・ファイヤーラインクリスタル16lb/リーダー:クレハ・シーガーリアルFX4号

 その山田選手のウエイトをすぐに抜いたのが冨直人選手。1匹目と同じ場所で7時0分に釣り上げました。釣り方も1匹目と同じで、1660g・58cmのグッドサイズ。これで2匹で3070g。山田選手をわずかに抜いてトップに立ちます。


▶冨直人1660g(2匹目)【釣果データ】重量:1660g/参考全長:58cm/時間:7時/場所:本部後ろ外側、距離20〜30m、レンジボトムの上 【タックルデータ】ルアー:コアマン・PB-30(ブルーピンク)/ロッド:シマノ・モンスターリミテッド8.10ft/リール:シマノ・ニューツインパワーMg4000/ライン:1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス4号100cm



【人の釣りの迷惑になる行為は、絶対にダメです!】
 7時21分、山田選手がミニ白灯の内側ポイントから離れたあと、そこに入ってきたのが西田晃大選手です。今年は関西爆釣会で最も安定した成績を残している注目株。湾バイブを遠投して、レンジは表層。2240g・67cmのよく越えたグッドサイズをキャッチ。釣り方のキモはなにかと聞くと、「今日は船が通った時だけ投げてればええんとちゃいますか?」とのことでした。


▶西田晃大2240g 【釣果データ】重量:2240g/参考全長:67cm/時間:7時21分/場所:小さい白灯から100m本部寄り、距離50m、レンジ表層 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾バイブ/ロッド:ダイワ・ブランジーノ10.7ft/リール:ダイワ・ブランジーノ3000/ライン:バークレイ・ファイヤーライン0.8号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス16lb100cm

 本部ウラのポイントは冨選手が2匹目を釣ってから特に人が集まってくるようになっていました。場所を奪い合うということではなく、釣れない人にとって釣れる人の釣りは、釣り方もやはり注視されているのだと思います。その冨選手の隣で釣っていたのが盟友である高谷友之選手で、7時25分、ようやく1匹グッドサイズをゲットしました。8mレンジをパワーブレードで攻めて、2030g・65cm。高谷選手、久々に会心の1匹でした。


▶高谷友之2030g 【釣果データ】重量:2030g/参考全長:65cm/時間:7時25分/場所:本部から赤灯へ50m外、距離40m、レンジ8m 【タックルデータ】ルアー:コアマン・PB-30(コノシロピンク)/ロッド:シマノ・モンスターリミテッド93/リール:シマノ・07ステラC3000/ライン:PE1号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス4号100cm

 本部ウラの混雑したポイントを敬遠し、ダーッと100m離れた位置に入ったのが西蔵忠史選手です。西蔵選手は潮目に対して斜め曵きができるほうが何かと有利であるとの考えで、自分の立ち位置を決めているのですが、7時40分、遠投してボトムまで沈めたパワーブレードを曵いてきて、表層近くでヒット。1280g・56cmのグッドサイズをキャッチしました。


▶西蔵忠史1280g【釣果データ】重量:1280g/参考全長:56cm/時間:7時40分/場所:本部より西へ100m外、距離30m、レンジ表層(ボトムから曵いてきて) 【タックルデータ】ルアー:コアマン・パワーブレード(緑)/ロッド:ダイコー9.6ft/リール:ダイワ・インパルト/ライン:バークレイ・ファイヤーライン0.8号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス3号150cm

【釣れないからと言って、釣れる人にすり寄るのは絶対に認めません!】
 ところで、釣った人の所へすり寄ったり、取り込んでいる最中にその横にささっと入ってキャストするという行為は、私たちのWSSでは厳しく禁止しているということを忘れないで下さい。「先行者優先、譲り合う、人の釣りの迷惑になる行為はしない」は釣りのルールの最も基本的なことですので、絶対にやってはいけません。
 例えば、アジ釣りをしていて一人だけよく釣る人がどこにでもおられるわけですが、その人の真横にみんなでやってきて、あげくの果てにお祭りをして、先行者を追い出してしまう初心者の人たちを見ることがありますね、しかしそれは絶対にしてはいけない釣りのルール違反なのです。よく覚えておいて下さい。
 現在のところ、選手間でのトラブルでペナルティーを与えたことはありませんが、選手から提訴があれば、人のポイントに入った選手はその場でイエローカード(1kgマイナス、賞の資格剥奪)となります。それよりも、もしそんなこと(基本的なルール違反)が起こるようなら、技術交流会自体を取りやめるという結論になりかねませんので、皆さんで注意をしていただきたいと思います。
 選手として「ヒョーロク玉」であるかないかということではなく、こういった行為は、他人に迷惑をかける行為です。よろしくお願いいたします。

【宮川選手が2匹目をゲット】
 満潮の7時30分から約1時間は釣果報告が入ってきませんでした。これまでの結果を見てみると、白灯側では船着台のヤグラのポイント、ミニ白灯付近のポイント(いずれも内側)で釣れていて、他には本部ウラ一帯のエリアで釣れていましたが、他の場所はどうだったのでしょうか。
 赤灯側はぜんぜんだめかと言えばそうでもなく、カーブ付近でシーバスのバラシが何匹かあったようです。また西側のクレーン前でも井上清久選手がグッドサイズのシーバスをバラしていますから、シーバスは「全体にまばらに散らばっている」という状況のようでした。
 しかしこちら側は(東に比べて)タチウオの群れが非常に多くて、たいへん釣りにくい状況になっていました。井上選手が言うには「最初の一発はシーバスが来たんですが、そのあとタチウオの群れがルアーを追ってきたらもうシーバスは来なくなってしまうので、またポイントを移動して釣らないといけない」
だそうです。

 そういった状況がちょっとずつ変わってきたのは、潮の流れが、緩く効き始めた頃からでした。
 まず本部ウラで、8時30分、山下智也選手が1160g・54cmを上げます。ルアーはブレードベイトです。


▶山下智也1160g 【釣果データ】重量:1160g/参考全長:54cm/時間:8時30分/場所:本部から東に20m外側、距離40〜50m、レンジ=巻きながらボトムからカウント7秒 【タックルデータ】ルアー:コアマン・PB-30(ゴールドブラック)/ロッド:ゴールデンミーン・キャスバル8.0ft/リール:ダイワ・セルテートハイパーカスタム2500R/ライン:バークレイ・ファイヤーライン18lb/リーダー:クレハ・シーガーショックリーダープレミアム20lb70cm

 8時36分、岸ジギロッド1本で外側でがんばっていた奥谷隆文選手がようやく釣りました。640g・44cm。小さいですが価値ある1匹です。


▶奥谷隆文640g 【釣果データ】重量:640g/参考全長:44cm/時間:8時36分/場所:ミニ白灯東100m外、距離キワ、レンジ底 【タックルデータ】ルアー:クロスウォーター・爆岸コットンキャンディ−30g白アワビ/ロッド:バレーヒル・GPJ70SP/リール:ダイワ・アルファス103L/ライン:クレハ・リバージフロロリミテッド14lb/リーダー:なし

 水道側(内側)の潮は少し流れ出していましたが、本部近くの外側では相変わらず渋い釣りが続いていました。表層にはまだツバスの群れがあり、シーバスはボトム付近の回遊待ちという状態が続いていたように思います。
 そんな中で8時45分、宮川智道選手が外側で一番の大物を釣ります。ルアーはパワーブレードでした。約10分も掛けて慎重に、慎重に、跳ねさせないファイトをして取り込みました。2310gの魚で、これで2匹で2930gまでジャンプアップ。この時点で暫定3位まで成績を上げました。


▶宮川智道2310g(2匹目) 【釣果データ】重量:2310g/参考全長:68cm/時間:8時45分/場所:本部西へ50m外、距離沖50m、レンジボトム 【タックルデータ】ルアー:コアマン・PB-30(コノシロアワビ貼り)/ロッド:エバーグリーン・ストリームマスター98/リール:ダイワ・トーナメントISO2500LBD/ライン:バークレイ・ファイヤーラインクリスタル0.8号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックスFX 4lb 70cm

【内側の潮が効いてきた?】
 9時22分、本部より西側のクレーン前でタチウオに悩まされていた斉藤貴弘選手から釣果連絡が入りました。ブレード(湾ベイト)でボトム付近を攻めて、900g・48cmをゲット。斉藤選手は最近一つの釣りのポイントを一日中釣ることができるようになり、それからは確実に釣果に結びついた釣りに変わってきました。同じポイントでやり通すと目の前の海の変化をすべてデータにできるため、釣れるタイミングがつかめるのだと思います。


▶斉藤貴弘900g 【釣果データ】重量:900g/参考全長:48cm/時間:9時22分/場所:東側クレーン3つ目外、距離25m、レンジボトム付近 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾ベイト(キビナゴ29g)/ロッド:エバーグリーン・PZS-96/リール:ダイワ・インパルト2500LBD/ライン:バークレイ・ファイアーライン0.8号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス80cm

 この頃から内側の潮がかなり動いてきているのが誰の目にも明らかになってきました。場所によって違いますが、潮目が10m沖のライン、30〜40m沖のラインにできています。水がわるいため、潮目=釣れるということではないのですが、ぱらぱらと釣れてきた結果を見てみますと、状況が好転しているような気がします。
 9時38分、本部ウラで、下黒沢誠選手が1230g・50cmを釣りました。ルアーはそれまでの人と同じでブレードベイト(湾ベイト)でしたが、釣ったレンジは中層だというのがちょっと違うところです。


▶下黒沢誠1230g 【釣果データ】重量:1230g/参考全長:50cm/時間:9時38分/場所:本部西50m外、距離20m、レンジ3m 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾ベイト(ホロタイガー29g)/ロッド:ダイワ・ラブラックス98ML-PE/リール:シマノ・ステラ4000S/ライン: 0.8号/リーダー:12lb 50cm



 そしてこのあと、本日のドラマがいよいよ始まります。ストップフィッシングまでラスト1時間となって、何か海の状況に変化が起きたのかもしれません。それを的確に釣ることができたのは、一投一投、海と対話しながら釣りを続ける「不屈の精神力(釣りがすきですきでたまらない心)」があるからに違いないでしょう。

【いよいよ本日の主役登場、河野剛志選手がやりました!】
 昨年度アングラーオブザイヤーの河野剛志選手は、実は今期、参加点だけの試合がずっと続いていました。それは、「釣れるポイントは自分で見つける」という考えが基本にあるからだろうと思います。小さいの1匹ぐらいなら、釣况がよければすぐに釣れることはあると思います。これはシーバス歴の長い釣り人には共通していて、中島選手、山田選手、宮川選手、松田選手…他にもいますが、釣魚の価値を本当に高めてくれる人たちは「他の人のまねをしない」すばらしいアングラーだと思います。さて、そのメンバーたちが、今回は「激シブ」という状況の中で実力を発揮してくれました。ここからがそのドラマの始まりです。
 河野選手は、この日七防のほぼ全部を見て歩いていました。水がわるく、シーバスの活性が低く、釣っている人は、「ボトム〜中層でのスローリトリーブ」で食わしていることもリサーチしていました。じゃあ、自分はどうするか? 自分の見た目で自分のポイントに入って自分の釣りをすることしかありません。ここで最後までネックになったのは他の人の釣りパターン(スローアクション)でしたが、それを外したとき、1匹のビッグフィッシュが河野選手の前に現れたのです。ちょうどこの時間帯になって潮が動き始めたことと無縁ではないのかもしれませんが、河野選手が得意とする「ファーストリトリーブ+可変アクション」が効いて、3590g・80cmという今日一番のビッグフィッシュをものにすることができました。ただし、レンジは「中層3m」で、「食わせる間を与える」と言うところがキモでもあります。






▶河野剛志3590g 【釣果データ】重量:3590g/参考全長:80cm/時間:9時42分/場所:赤灯側カーブ前200m内側、距離30m、レンジ中層3m 【タックルデータ】ルアー:マリア・ビバーチェバンビーナS70(15g/ブルーグリーンシャッド)/ロッド:ダイコー・アルテサーノキャスティシア93/リール:シマノ・ステラ08C3000/ライン:サンライン・PE-EGI HG1号240m/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックス16lb150cm
 
【まだまだ追い上げはこれからです】
 河野選手が釣ったちょうど同じ時間帯に、東側のミニ白灯〜船着台の間でもバイブレーションの「早引き+可変スピード」でヒットがありました。実は中島昌利選手が1匹の大型を含めて3発バラしています。大型バラシの理由は最後のランディング時に船の引き波をかぶってしまったからで、今回は運がなかったと言えますが、この状況では掛けただけでもすばらしいと思います。
 その中島選手と並んで釣りをして、4発掛けて1発を取り込んだのが三宅伸豪選手。三宅選手もレンジは中層で、バリッドのスピード変化がヒットのキモになっています。この魚がグッドサイズで、3160g・73cm。この1匹で一気に入賞しました。


▶三宅伸豪3160g 【釣果データ】重量:3160g/参考全長:73cm/時間:9時48分/場所:小さい白灯前内、距離50m、レンジ3m 【タックルデータ】ルアー:ラッキークラフト・バリッド90H(デーゲームベーシック9cm26g)/ロッド:プロトタイプ/リール:ダイワ・イグジスト2508/ライン:1号/リーダー:16lb

 追い上げはまだまだ続きます。三宅選手よりもさらに東に行った内側で、10時22分、戸村竜太選手が1990g・62cmをキャッチ。ルアーは鉄板のプロトでした。

▶戸村竜太1990g 【釣果データ】重量:1990g/参考全長:62cm/時間:10時22分/場所:白い家から東300m、距離50〜60m、レンジ1.5mくらい 【タックルデータ】ルアー:コアマン・プロトバイブ(40g)/ロッド:エバーグリーン・ブレードマスター10.6ft/リール:ダイワ・トーナメントインパルト2500LBD/ライン:クレハ・シーガーバトルシーバス0.8号/リーダー:クレハ・シーガープレミアムマックス5号100cm

 10時30分、今度は西側のクレーン前から井上清久選手です。この日シーバスは数匹バラして、他は外道ばかり釣っていたのですが遂にキャッチ。2400g・66cmのグッドウエイトの魚でした。


▶井上清久2400g 【釣果データ】重量:2400g/参考全長:66cm/時間:10時30分/場所:本部西200m、距離40m、レンジ4m 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾ベイト(フィッシャーマン沼たんスペシャル)/ロッド:エバーグリーン・ストリームマスター98/リール:ダイワ・セルテートハイパーカスタム3012H/ライン:クレハ・シーガーバトルシーバス1.5号/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックスFX3号90cm

 そして本日のストップフィッシング直前の魚は、前場伸介選手のキーパーギリギリ、520gでした。この1匹は、年間ポイント上位にいる前場選手にとって大事な1匹になりました。よかったですね。


▶前場伸介520g 【釣果データ】重量:520g/参考全長:40cm/時間:10時42分/場所:本部から東にクレーン3つ目、距離20m、レンジ3m 【タックルデータ】ルアー:バスデイ・レンジバイブ70ES(パンチラレッド)/ロッド:エバーグリーン・エクセルキャスター9.6ft/リール:シマノ・07ステラC3000/ライン:バークレイ・ファイヤーライン8lb/リーダー:クレハ・シーガーグランドマックスFX3号60cm


 以上大会レポートでした。



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