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Report - ■全日本シーバス技術交流会「谷山商事カップ東京湾大会」レポート

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■全日本シーバス技術交流会「谷山商事カップ東京湾大会」レポート2010/07/25

佐川洋介選手、3度目の優勝! ワームフィッシングの強さを証明!


開催日:平成22年7月25日(日)
場所:川崎新堤(長八丸と山本釣船店を利用)
航空写真はこちら
潮:大潮(干3:36、満10:39)
参加選手:69名(川崎より50名、横浜より19名)
進行:川崎=5時〜5時30分受付、5時40分出船、6時前渡礁
   横浜=4時30分受付、5時出船、5時30分渡礁
   6時12分スタート、11時30分ストップフィッシング、12時帰着
   13時20分表彰式(川崎にて)
審査:5匹重量、リミット40cm
大会委員長:萱間修
審判員:小柳栄一、須永義則、須永佳代子、小倉智昭、村中亮介、萱間朝

 7月25日、いよいよ今シーズン本戦の幕開け「谷山商事カップ」です。ここまで、予選大会を9大会開催しました。今期は予選を勝ち上がる難しさを初めて体験することとなりましたが、皆が認める実力者でありながら、本戦の切符を手にできなかった方もあります。前日に実施した「直前予選(敗者復活大会)」では魚の活性が非常にわるく、プラに来ていた選手でもほとんど全員が釣れていない状況で、たいへん運のない予選日となってしまいました。参加した6名の方、今回は残念でしたが、次回の直前予選までにラッキースポットを見つけられるように、がんばりましょう!(写真は前日のメンバーです)


 前日の状況ですが、釣ったのは小田原大介選手だけだったように思います。しかも2匹釣っており、うち1匹は75cmのビッグサイズ。1匹は湾バイブで、1匹はテクトロだったと後で聞きました。須永佳代子選手も3匹、岸ジギ&テクトロで掛けていましたから、「魚はいる」ということは分かったのですが、活性が極端に低く、キャッチするのはかなり難しいようです。
 7月17日に梅雨明けしてから、ほとんど雨が降らず、猛暑と言われる夏が1週間続いていました。1カ月前のスカジットオープンの時とは、海の状態が全く違います。さて、この海の状態をどのように読んで戦略を組むのか? また、その戦略を実行できるだけのスキルを持ち合わせているのか? 大会では、確実にその結果が現れることとなり、速報でもお伝えした通り、ワームの名手佐川洋介選手が3度目の優勝、岸ジギの達人前場伸介選手が2位、テッパンの名人小田原大介選手が3位という結果となりました。
 いろんなパターンで釣れることは事実でしたが、2匹目、3匹目を確実に釣ることは、70人近い人数の中ではたいへん難しいことです。単純に言えば2倍3倍の釣果ですが、今回複数匹以上釣った方はそれ以上の技術力を持っていると言えるでしょう。3年間のスキルアップ、そして予選本戦システムの導入もあり、釣りのテクニックをより正しく評価することができるようになりました。今回はそういう貴重な大会だったと思います。入賞された皆様おめでとうございました。

【ファーストフィッシュは鈴木ワタル選手!】
 大会の模様を、時間を追って見て行きましょう。
 朝5時52分、川崎新堤6番に全員が上がり、横浜組のスタート抽選を行ないます。
 6時6分から3人ずつスタート。スタート順は次の通りです。
1白井昭己 2小西憲悟 3若林義夫 4石塚桂司 5稲垣裕介 6高谷友之
7一ノ瀬勝弘 8鈴木勝志 9藤島健一 10宮内義明 11道口宗作 12上地一史
13舩戸健司 14佐藤和繋 15宮崎裕史 16佐川洋介 17田中輝幸 18岡崎直樹
19西田晃大 20吉田誠 21平山仁 22加藤理 23山元正継 24中島昌利
25竹田津淳 26小田原大介 27小田島裕 28松田幸二 29伊野宗義 30会沢明仁
31久保真起 32清水俊 33原島傑 34宮内俊博 35宮基之 36平野雅一
37齋藤研一 38熊川知和 39大草賢一 40郡司雅生 41加田智己 42前場伸介
43秋葉浩 44畑中誠 45平本祐一 46大坪喜正 47下黒沢誠 48岩橋雄樹
49河野剛志 50瀬渡慎太郎 51石渡直樹 52井上清久 53三道竜也 54戸村竜太
55冨直人 56渡邉泰則 57磯崎大介 58佐瀬守 59宮川智道 60八木寿美
61中村雄一 62鈴木真人 63鈴木亙 64尾張泰 65能勢慎 66渡邉享子
67斉藤貴弘 68玉山樹々
 6番付近はスタート中盤でポイントが埋まってしまっていました。


 ファーストフィッシュはスタート直後でした。6番第1ストレートで鈴木亙選手(神奈川オープン第2戦2位)。得意の岸ジギですが、今回のジグはTGではなく、バレーヒルのSJR-2のピンクブルーです。水温の高い時期に有効なカラーセレクトなのでしょうか?


▶鈴木亙650g(1匹目)【釣果データ】重量:650g/参考全長:42cm/時間:6時18分/場所:6番下第一ストレート白灯内、距離1m、レンジ5m 【タックルデータ】ルアー:バレーヒル・SJR-2(30gブルーピンク)/ロッド:バレーヒル7.3SP/リール:ダイワ・レボリューション/ライン:サンライン12lb/リーダー:なし

 6番ストレートでは高谷友之選手(09年クラシックチャンプ)も開始早々ヒット。昨日の状況を聞いていたので、いきなりで驚いたそうですが、これがアミ入れ直後にバラシ。残念。朝一と言う理由だけかもしれませんが、魚の活性は昨日とは一転しているようです。


 6番ストレートの反対側(6番クランク側)では吉田誠選手がヘビーウエイトのスペシャルなスピンテールジグでグッドサイズを上げます。スタート直後の時間帯は外側内側ともに潮の動きがあり、潮目も寄っていました。


▶吉田誠1890g【釣果データ】重量:1890g/参考全長:63cm/時間:6時24分/場所:6番白灯台手前20m外側、距離40m、レンジ中層 【タックルデータ】ルアー:40gスピンテールジグ/ロッド:9.6ft/リール:ダイワ・セルテート3000/ライン:バークレイ・パワーエクストラ16lb/リーダー:フロロカーボンハリス16lb50cm

 3匹目は同時刻の釣果報告でした。釣り場は5番外側(船付付近)と5番内側(イガラシ前)で、いずれもテクトロでの釣果です。
 小田原大介選手(千葉オープン第2戦1位/08年クラシックチャンプ)の1匹は70cmを越えるサイズで2350g、ビッグフィッシュ賞に値する魚でした。ルアーはR32のカタクチ。「昨日(魚が)キワにいるのを見つけていたんで」と狙い通りのキャッチです。


▶小田原大介2350g(1匹目)【釣果データ】重量:2350g/参考全長:71cm/時間:6時27分/場所:5番船着き場前外側、距離0m、レンジ2m 【タックルデータ】ルアー:マーズ・R32(カタクチ)+コアマン・パワーヘッド3/8oz/ロッド:エバーグリーン・ブレードマスター10.6ft/リール:ダイワ・トーナメントISO競技/ライン:シーガー・バトルシーバス0.8号/リーダー:シーガー・グランドマックスFX3号80cm

 瀬渡慎太郎選手は内側をバグリーフィッシュでテクトロして、これもいいウエイトをキャッチしました。


▶瀬渡慎太郎1920g【釣果データ】重量:1920g/参考全長:66cm/時間:6時27分/場所:イガラシ50の前内側、距離キワ、レンジ3m 【タックルデータ】ルアー:マドネスジャパン・バクリーフィッシュ(フッツベイト)/ロッド:ゴールデンミーン・キャスバルソリッド8.0ft/リール:ダイワ・ブランジーノ/ライン:PE1.5号/リーダー:シーガー・グランドマックスFX3号1.0m

 そして、この時間帯(6時30分頃)に釣果が続々と入ってきます。
 まずは6番本部前内側で関西から初参加した上地(うえじ)一史選手。アイアンプレートで2330g。見ての通りよく太った魚体でした。この時間、かなり潮がよく、その後すぐに上地選手はデカいアジも釣っています。


▶上地一史2330g【釣果データ】重量:2330g/参考全長:64cm/時間:6時30分/場所:6番(本部より300m西内側)、距離15m、レンジ1m 【タックルデータ】ルアー:コアマン・IP/ロッド:ダイワ・ラブラックス96ML/リール:シマノ・ステラ/ライン:PE1号/リーダー:シーガー・グランドマックス4号

 同じく6番本部前で山元正継選手がフェザーフック付きのテッパンで1kgクラスをキャッチ。


▶山元正継1120g【釣果データ】重量:1120g/参考全長:51cm/時間:6時30分/場所:6番カドから20m(本部右前)、距離40cm、レンジ中層 【タックルデータ】ルアー:クロスウォーター・爆岸バイブ競廛譽潺▲20g(ライム)/ロッド:ゼファー・ブレードマスター10.6ft/リール:シマノ・07ステラ4000(4000SSスプール)/ライン:シマノ・AR-C1号/リーダー:シーガー・グランドマックスFX4号1m

 まだまだ6番本部前内側の釣果が続きます。水道にいい流れが入ってきて食いが立つタイミングだったのでしょうか。
 玉山樹々(ひろき)選手は3.2インチワームで釣りました。昨日のプラでは岸ジギでバイトを取っていたのですが、切り替えたようです。


▶玉山樹々820g【釣果データ】重量:820g/参考全長:44cm/時間:6時30分/場所:6番(狭くなっているところの内側)、距離1m、レンジ1m 【タックルデータ】ルアー:ワーム3.2インチ(プロブルー)+ジグヘッド12g/ロッド:エバーグリーン・テムジンエゴイスト70/リール:ダイワ・ジリオン100/ライン:シーガー・リバージフロロリミテッド12lb/リーダー:なし

 6番本部前ストレート中央部の戸村竜太選手はマービー90での釣果です。戸村選手はロングキャストにかけては誰にも負けないほどの力を見せる選手ですが、非常にマニアックなPEラインを使っているのが気になりますね。

 
▶戸村竜太1290g【釣果データ】重量:1290g/参考全長:55cm/時間:6時40分/場所:6番(5番側のストレート第一冷蔵前)内向き、距離70m、レンジ1〜1.5m 【タックルデータ】ルアー:エバーグリーン・マービー90(28g/クリアホロイワシ)/ロッド:ゼファー・ブレードマスターPZS-106/リール:ダイワ・トーナメントISO-Z2500競技LBD/ライン:シーガー・ひとつテンヤ0.6号/リーダー:シーガー・プレミアムマックス16lb

 朝一からの釣果は続き、スタートから30分間で8匹を検量しました。釣況が昨日とは大きく変わったのが分かります。潮の動きがよく、また、南東の風が外側に当たり、波が立ち、ざわめいていたのです。これでキワにいる魚に活性が出たことは間違いありません。ただし、誰でも簡単に「ぐるぐるどっかん!」という釣りではありません。どの選手もかなりシブい中で結果を出しているのです。同じエリアで釣れていても、同じ人が連続して釣れているわけではないということで分かっていただけると思います。


【外側エリアでもバイブ系でヒットが連続!】
 その後30分間も同じペース(3.3分に1匹)で釣果報告が続きました。ポイントは特定できません。名手ぞろいですから、どこでも釣ってくる力があるのでしょう。
 稲垣裕介選手は3番の外側、黄色いポールの近くで外側へキャストしてグッドサイズをキャッチ。この時、外側にいい潮目が入っていました。(近くに審査員がいない時間で、検量待ちをしてもらいました。ごめんなさい。)


▶稲垣裕介1790g【釣果データ】重量:1790g/参考全長:65cm/時間:6時48分/場所:2〜3番の間外側、距離50m、レンジ1m 【タックルデータ】ルアー:コアマン・アイアンプレート26g/ロッド:ゼファー・83ソリッド8.3ft/リール:ダイワ・トーナメントエアリティー2500/ライン:ダイワ・モアザンセンサー0.8号/リーダー:シーガー・グランドマックスFX3号
 
 前場伸介(のぶゆき)選手(ランキング3位)が1匹目を上げたのは、稲垣選手とほぼ同じ時間、6番外側5番寄りのポイントでした。ルアーは湾バイブで同じくテッパンですが、釣ったレンジは違います。稲垣選手の表層に対して、ボトムからの巻き上げでした。釣れるレンジは様々です。


▶前場伸介950g(1匹目)【釣果データ】重量:950g/参考全長:49cm/時間:6時49分/場所:6番外側(5番寄りSUZUE前)、距離40m、レンジはボトムからの巻き上げ 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾バイブ26g(キビナゴ)/ロッド:シマノ・エクスセンスS910M 9.10ft/リール:シマノ・07ステラC3000/ライン:バークレイ・ファイヤーラインEXT 0.8号/リーダー:シーガー・FX4号

 宮基之選手も同時刻に同じ外側のエリアで釣ります。ルアーはレンジバイブの90で、これもロングキャスト&ボトム付近の攻略でした。


▶宮基之1470g【釣果データ】重量:1470g/参考全長:55cm/時間:6時50分/場所:第一冷蔵前外側、距離60m、レンジボトム 【タックルデータ】ルアー:バスデイ・レンジバイブ28g90mm(ブルーシャッド)/ロッド:ゼファー・ブレードマスター10.6ft/リール:ダイワ・銀狼LBD/ライン:バークレイ・ファイヤーライン16lb/リーダー:シーガー・プレミアムマックス20lb・50cm

 さらに同じ時刻にヒットは続きます。
 竹田津淳選手(東海オープン第1戦2位)は4番の外側、防波堤のほぼ中央部で、キワを狙って釣りました。ルアーはブレードの軽いタイプです。


▶竹田津淳830g(1匹目)【釣果データ】重量:830g/参考全長:47cm/時間:6時50分/場所:4番外、距離キワ、レンジ1m 【タックルデータ】ルアー:コアマン・PB-24キビナゴ/ロッド:ゼファー・PZS-96/リール:ダイワ・トーナメントISO/ライン:シーガー・バトルシーバス0.8号/リーダー:シーガー・プレミアムマックス16lb


【1時間経過、ここから本当の戦いが始まります】
 2匹目を最初に上げたのも、鈴木亙選手でした。ルアーと釣り方は1匹目と同じで、場所は白灯の真下。これで2匹合わせて1480g。1匹で1.5kg以上のウエイトをたたき出している選手が何人もいますので、厳しい状況です。実は鈴木選手は2匹目を釣る10分ほど前にも1匹ノンキー(40cm以下)を釣っていました。今回岸ジギではサイズが出ていないのです。


▶鈴木亙830g(2匹目)【釣果データ】重量:830g/参考全長:45cm/時間:6時51分/場所:6番白灯下、距離5m、レンジ5m 【タックルデータ】ルアー:バレーヒル・SJR-供30gブルーピンク)/ロッド:バレーヒル・7.3SP/リール:ダイワ・Rレボリューション/ライン:サンライン・12lb/リーダー:なし

 外側のラインで釣果が続きます。渡邊泰則選手は6番本部近くで、湾バイブで中型を1匹キャッチ。


▶渡邊泰則790g【釣果データ】重量:790g/参考全長:46cm/時間:7時/場所:6番外向き(本部より100m西)外側、距離40m、レンジ5m 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾バイブ(黒)/ロッド:9.6ft/リール:シマノ・ステラ3000HG/ライン:PEライン16lb/リーダー:シーガー・グランドマックスFX4号

 竹田津選手の2匹目はキーパーギリギリのサイズですがセーフです。470g追加で合計1300g。小型ですが、ブレードによるキワ狙いで魚が出てきていました。


▶竹田津淳470g(2匹目)【釣果データ】重量:470g/参考全長:40cm/時間:7時10分/場所:4番外、距離きわ、レンジ1m 【タックルデータ】ルアー:コアマン・PB-30ピンクコノシロ/ロッド:ゼファー・PZS-96/リール:ダイワ・トーナメントISO/ライン:シーガー・バトルシーバス0.8号/リーダー:シーガー・プレミアムマックス16lb


【そして遂に、ここまで黙っていたあの人が登場します!】 
 佐川洋介選手(09年アングラーオブイヤー)が1匹目を上げたのは7時12分、5番の日水物流前外側、テクトロをして“いい流れ”を見つけて、そこへキャストして、アクションで誘いつつ食わせるという戦略でした。ルアーはバグリーフィッシュ。1kgフィッシュ1匹からのスタートです。朝一のでかいサイズは不発だったのですが、これは運不運があるので、どうしようもないことです。


▶佐川洋介1080g(1匹目)【釣果データ】重量:1080g/参考全長:52cm/時間:7時12分/場所:日水物流前外側、距離きわ、レンジ上から2m 【タックルデータ】ルアー:マドネスジャパン・バクリーフィッシュ(オヌマブルー)/ロッド:ゴールデンミーン・キャスバルソリッド8ft/リール:シマノ・04ステラC3000/ライン:PE 0.6号/リーダー:シーガー・グランドマックス1.7号2m

 キワに狙いを絞っている選手が、デカくはないですが、コツコツとウエイトをためているのが少し読めてきましたね。テッパンやバイブでデカイのが出ているのですが、結局一日やってどっちが計算できる釣り方なのかということだと思います。

 そのキワ狙いの達人鈴木亙選手が3匹目を釣りました。同じく白灯下での釣果。同じ場所で何匹も岸ジギで引き出す実力はすごいものがあります。これで3匹合計2260g。この時点では誰も他の選手のウエイトを知りませんが、小田原選手の1匹で2350g、上地選手の1匹で2330gというウエイトを越えることができていないのが、何とも残念…しかしまだまだ時間はあります。チャンスはあります!


▶鈴木亙780g(3匹目)【釣果データ】重量:780g/参考全長:47cm/時間:7時20分/場所:6番白灯下、距離5m、レンジ10m 【タックルデータ】ルアー:バレーヒル・SJR-供30gブルーピンク)/ロッド:バレーヒル・7.3SP/リール:ダイワ・Rレボリューション/ライン:サンライン・12lb/リーダー:なし

 岸ジギの釣果が続きます。岸ジギ名手小田島裕選手は新堤のちょうど真ん中、川崎マリオン前の外側でほぼ1kgフィッシュをキャッチしました。ジグはシーフラワーの25g。「今日はコレ(岸ジギ)と心中するつもりでやります!」と力強い言葉を聞きました。


▶小田島裕990g【釣果データ】重量:990g/参考全長:48cm/時間:7時26分/場所:川崎マリオンの前外側、距離岸壁、レンジボトムの直前 【タックルデータ】ルアー:マリア・シーフラワー25g/ロッド:ゼファー・マシンガンジャーク7ft 2inc/リール:シマノ・カルカッタコンクエスト101/ライン:サンライン・FCスナイパー14lb/リーダー:なし

 もう一人、最近売り出し中の岸ジギの名手がいます。渡邊享子選手。場所は白灯下です。足下でフォール中のバイトを取りました。


▶渡邊享子780g【釣果データ】重量:780g/参考全長:45cm/時間:7時30分/場所:6番灯台角、足元、中層フォール中 【タックルデータ】ルアー:コアマン・ゼッタイ/ロッド:バレーヒル・岸壁ジギングSP73/リール:シマノ・カルカッタ/ライン:フロロカーボン/リーダー:なし

 この時間帯、同じ白灯下で若林選手、一ノ瀬選手とヒットが続きます。
 若林義夫選手はジグのキャストで、中層でゲット。


▶若林義夫890g【釣果データ】重量:890g/参考全長:50cm/時間:7時32分/場所:6番灯台角、距離5m、レンジ中層 【タックルデータ】ルアー:メタルジグアワビ張り28g/ロッド:シマノ・エクスセンス910/リール:シマノ・ステラ/ライン:PE1号/リーダー:フロロ16lb

 一ノ瀬勝弘選手も白灯下がお気に入りの場所で、ルアーはテッパン(湾バイブ)でした。


▶一ノ瀬勝弘830g(1匹目)【釣果データ】重量:830g/参考全長:52cm/時間:7時35分/場所:6番白灯台下、距離15m、レンジ5m 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾バイブ26g/ロッド:ゼファー・ストリームファイター9.4ft/リール:シマノ・エクスセンスC3000/ライン:サンライン・キャストアウェイ/リーダー:60cm

 いい潮が来るタイミングでばたばたと食ってくるようです。それがどのポイントなのか、また、そのタイミングでその場所に自分が入っているか、もしくは入るスペースがあるのかどうか、その駆け引きも大きいのではないかと感じました。
 全体を見ていると分かるのですが、よい潮とは単なる「流れ」ではなく、ひとつの大きな「塊」のようなものが移動しているような感じがします。その塊には魚またはベイトフィッシュがついていて、それが来ると、根についていた魚も一斉に食いが立つような、そんな感じではないでしょうか。この時、6番付近に来た潮の塊は、その後5番外側へ広がって行きました。この後、鈴木勝志選手、小田原大介選手、井上清久選手、斉藤研一選手とその潮でのヒットが続きます。


【小田原選手2匹目をゲット、トップは3kg台に!】
 鈴木勝志選手は5番外側でのヒットです。ルアーはアイアンプレート。レンジは10mでした。


▶鈴木勝志1430g【釣果データ】重量:1430g/参考全長:58cm/時間:7時37分/場所:イガラシ50前外側、距離40m、レンジ10m 【タックルデータ】ルアー:コアマン・IP-26(金銀パール)/ロッド:ゼファー・ストリームマスター98/リール:ダイワ・トーナメントISO3000LBD/ライン:バークレイ・ファイヤーラインEXT0.8号/リーダー:サンライン・トルネード松田スペシャル競技3号

 現時点で1位の小田原大介選手は、遂にというか、ようやく2匹目を釣ります。今度は湾バイブ・フェザーフック仕様を使った釣りでした。レンジは同じく10m。これで2匹合計3170g。暫定1位の成績をさらに強固なものにしました。

▶小田原大介820g(2匹目)【釣果データ】重量:820g/参考全長:47cm/時間:7時38分/場所:5〜6番のクランクあたり外側、距離40m、レンジ10m 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾バイブ26g(ヌマタンSP)/ロッド:エバーグリーン・ブレードマスター10.6ft/リール:ダイワ・トーナメントISO競技/ライン:シーガー・バトルシーバス0.8号/リーダー:シーガー・グランドマックスFX3号・80cm

 井上清久選手はR32の使い手です。8時過ぎにグッドサイズをキャッチしましたが、今回はコレ1匹で終わってしまいました。ストラクチャーをじっくり釣るタイプの釣り人なので、この日は「1カ所から何匹も出る状況でなかった」ということが分かります。人が多かったのでキワ狙いを躊躇したのかもしれません。


▶井上清久1480g【釣果データ】重量:1480g/参考全長:60cm/時間:8時4分/場所:第一冷蔵前外側、距離25m、レンジボトム 【タックルデータ】ルアー:マーズ・R32(サンスイオリカラ)+コアマン・パワーヘッド12g/ロッド:ゼファー・ソリッドソリューション8.3ft/リール:ダイワ・セルテートRカスタム/ライン:シーガー・バトルシーバス0.8号/リーダー:シーガー・グランドマックスFX2号1m

 斉藤研一選手は防波堤の中央部で、この日は他に誰も釣っていないミノー(ビーフリーズ)での釣果でした。「今日は魚がキワにいたことが重要で、ワームだけじゃなく、ミノーも使ったら面白かったかもしれない」と、後で優勝した佐川選手が言っていましたが、他の人が気がついていないこのパターンをもっとやり通せば、更なる結果が出たのかもしれません。


▶齊藤研一760g【釣果データ】重量:760g/参考全長:47cm/時間:8時9分/場所:3番クレーン前外側、距離0.2m、レンジ1.5m 【タックルデータ】ルアー:ラッキークラフト・ビーフリーズ78LBS(10g/78mm/赤金)/ロッド:シマノ・ディアルーナ906S/リール:ダイワ・セルテート3000/ライン:サンライン・キャストアウェイPE0.8号12lb/リーダー:シーガー・グランドマックスFX3号・2m


<ここらでちょっと中休み。今回のヒットルアーを見てみましょう!>
▶鈴木選手のSJR-2。小田原選手のR-32。瀬渡選手のバグリーフィッシュ。


▶吉田選手のスピンテール。竹田津選手のパワーブレード。小田島選手のシーフラワー。


▶井上選手のR32。斉藤選手のビーフリーズ。渡邊享子選手のゼッタイ。


▶清水選手のジグヘッドワーム。佐川選手のバグリーテール。宮内選手のTGジグ。


▶前場選手のジグ。河野選手のマールアミーゴ。



【風が強まり、本部裏がにわかに活気づいてきました!】
 8時を過ぎて、防波堤の上はものすごく暑くなってきました。大きく分けると、ここらあたりから中盤戦になります。朝動いていた内側の潮流がだんだん緩くなり、外側に当たる風が少し強くなってきました。
 本部の裏のエリアを見ていたら、清水俊(たかし)選手がキワの直下型ジグ&ワームの釣りでグッドサイズをキャッチしました。ダートを一定時間見せつけるという独特な釣り方をされているのですが、こういう渋い時にはたいへんコワい存在ではあります。


▶清水俊1730g【釣果データ】重量:1730g/参考全長:61cm/時間:8時18分/場所:本部裏外側、距離キワ、レンジ7m 【タックルデータ】ルアー:マーズのワーム透明っぽい色/ロッド:ダイワ・ソルティスト6.0ft/リール:ジリオンベイト/ライン:サンライン・キャストアウェイPE1.5号/リーダー:シーガー・グランドマックスFX20lb・10m

 清水選手とほとんど同じ時、同じエリアで、佐川洋介選手が2匹目を上げます。これもグッドウエイトの魚で1930g。2匹で2930gまで記録を伸ばしました。現在暫定2位です。釣ったルアーは1匹目と同じバグリーフィッシュ。キワにキャストして沈め、トゥイッチを掛けて誘いながら食わせるというやり方です。
 佐川選手が釣って検量をしていると、周りから人が寄ってくる感じがありました。甘い物に引かれてしまう心理なのかもしれませんが、検量を終わった佐川選手は、同じ場所に入るのを諦めて5番のほうへ歩いて行きました。人数が多い釣り場では仕方がないのかもしれませんが、「釣った後はその両隣との位置関係はフリーズする(近づいてはいけない)」というルール&マナーの徹底も必要なのかもしれませんね。


▶佐川洋介1930g(2匹目)【釣果データ】重量:1930g/参考全長:62cm/時間:8時18分/場所:本部裏外側、距離キワ、レンジ底から2m 【タックルデータ】ルアー:マドネスジャパン・バクリーフィッシュ(オヌマブルー)/ロッド:ゴールデンミーン・キャスバルソリッド8ft/リール:シマノ・04ステラC3000/ライン:PE 0.6号/リーダー:シーガー・グランドマックス2号2m

 白灯下で一ノ瀬選手が2匹目を上げました。今度はブレードでの釣果です。魚は太っています。2匹で2040g。暫定5位。


▶一ノ瀬勝弘1210g(2匹目)【釣果データ】重量:1210g/参考全長:51cm/時間:8時27分/場所:6番白灯台下、距離30m、レンジ5m 【タックルデータ】ルアー:コアマン・パワーブレード(イエロー)/ロッド:ゼファー・ストリームファイター9.4ft/リール:シマノ・エクスセンスC3000/ライン:サンライン・キャストアウェイ/リーダー:60cm

 一ノ瀬選手は白灯下が大好きですが、白井選手は6番カドが大好きで、大会時にはこのエリアを離れることはまずありません。今までの実績に基づく自信が1匹を引き出すのだろうと思います。白井昭己選手、グッドサイズをゲットです。


▶白井昭己1380g【釣果データ】重量:1380g/参考全長:60cm/時間:8時34分/場所:6番カドの内側、距離50m、レンジ中層上 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾バイブアンサー26g(ホロキビナゴ)/ロッド:ゼファー・ブレードマスター10.6ft/リール:ダイワ・トーナメント磯Z競技LB/ライン:バークレイ・ファイヤーラインEXT16lb(1号)/リーダー:シーガー・プレミアムマックス16lb

 ただ、白井選手が攻めている6番カド〜6番第1ストレートにかけての1級ポイントは、朝一のバイトラッシュの後、ぱたっと釣果が途絶えていました。選手も大半は入れ替わって、他の場所を探りに行っていましたが、その6番第1ストレートが空いたと見て、さっと入ってきた現ジギの名手がいます。前場伸介選手です。
 前場選手は第1ストレートの中央部に入って数投でキャッチです。「入れたらすぐに違和感(反応)があったので、コレはいるなと思って…」と、中型以下のサイズでしたが、これで2匹合計1580gにアップさせました。


▶前場伸介630g(2匹目)【釣果データ】重量:630g/参考全長:43cm/時間:8時35分/場所:6番内側第一ストレート中央部、距離キワ、レンジボトム 【タックルデータ】ルアー:ダイワ・TGベイト30g+あわび本舗・WSSアワビクリアー(ブルーピンク)/ロッド:バレーヒル・GPJ70SP(7ft)/リール:シマノ・メタニウムMG/ライン:シーガー130・3号/リーダー:なし

 その30分後(…8時半から9時までの30分間はこの日唯一アタリが止まった時間帯でした)、宮内俊博選手も前場選手と同じTGベイトの岸ジギでキャッチします。ポイントは本部裏の6番外向き。何度も人が入れ替わりに攻めているポイントですが、それでも、状況が変われば、タイミングとルアーの工夫で食わせることができるようです。


▶宮内俊博1110g【釣果データ】重量:1110g/参考全長:51cm/時間:9時5分/場所:6番外(船着き場から100mほど5番寄り)、距離50m、レンジ5m 【タックルデータ】ルアー:ダイワ・TGベイト30g(カタクチ)/ロッド:エバーグリーン・MJレーシング/リール:ダイワ・TDジリオン100HL/ライン:クレハ・フロロリミテッド10lb/リーダー:なし


【9時を過ぎて、ブレード&バイブ系のヒットも連続!】
 9時を過ぎて、南東の風が少し強くなってきました。防波堤の下側では風が当たりませんが、高台に上がるととても気持ちのよい夏の風が当たります。釣り人も風の当たる高台と先端部に移動しているようです。
 秋の川崎新堤オープンで1位になった尾張泰選手は、自信のあるポイントで粘って1匹を釣り上げます。ルアーも湾ベイトで、秋の大会の釣りと同じことをして釣っていました。まあまあのサイズです。


▶尾張泰1480g【釣果データ】重量:1480g/参考全長:57cm/時間:9時10分/場所:6番内第一ストレート羽田向き中央、距離15m、レンジ20m 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾ベイト(28g/イワシ)/ロッド:9.6ft/リール:ダイワ・NEWセルテート3000/ライン:PE16lb/リーダー:シーガー・グランドマックス16lb 60cm

 熊川知和選手も川崎新堤では5番と6番の間がお気に入りの場所で、いつも通りの戦略で沖のストラクチャー周りを攻めてキャッチ。ルアーは湾バイブです。(しかし川崎でベイトブレス人気はすごいですね)


▶熊川知和1340g【釣果データ】重量:1340g/参考全長:56cm/時間:9時15分/場所:5〜6番間外側、距離30m、レンジボトム 【タックルデータ】ルアー:ベイトブレス・湾バイブ26gむらさき/ロッド:ゼファー・ブレードマスター106/リール:ダイワ・ISOLBD2500/ライン:シーガー・バトルシーバス0.8号/リーダー:シーガー・プレミアムマックス1m

 朝一のいい潮が来ていた時にバイブレーション系でヒットのなかった八木寿美選手(東海オープン第2戦1位)は、メタルジグに切り替えてキワの魚の狙いました。岸ジギでの初ウエイインでした。場所は同じく6番本部裏の西です。


▶八木寿美1240g【釣果データ】重量1240g/参考全長:53cm/時間:9時20分/場所:6番外30m西、距離10cm、レンジ2m 【タックルデータ】ルアー:フラットメタルジグ28g/ロッド:F4-67XT 6.7ft/リール:シマノ・メタニウム/ライン:クレハ・R18 14lb/リーダー:なし

 そしてようやくこの人も名乗りを上げました。
 河野剛志選手(東京オープン1位)です。釣り場は1番。ルアーはマールアミーゴG80。ロングキャストして中層を早引きしますが、その中層というのと、引くスピードに独特の考え方があるのを前回の東京オープンでお聞きしました。今回もバイブレーションでのキャッチ率が半分以下であるのが当たり前のようだと話すと、「僕は小さいのが食わないように引いている。デカイのがしっかり食ってくれるような誘い方をしているんです」と話してくれました。しかしこの日、河野選手は1匹目の1350gを釣った後に、2匹をビバーチェバンビーナで掛けているのですが、それは取れていません。もし取っていたら…とも思いますが、天才にも思い通りに行かない時はあるようです。


▶河野剛志1350g【釣果データ】重量:1350g/参考全長:55cm/時間:9時25分/場所:1番外側(赤灯から200m)、距離30m、レンジ3m 【タックルデータ】ルアー:マリア・マールアミーゴG80MIH(イワシ)/ロッド:ダイコー・タドマークアルテサーノキャスティシア89/08/リール:シマノ・07ステラC3000/ライン:サンライン・PE-HGエギ/リーダー:シーガー・4号

 
 川崎新堤の大物師・伊野宗義選手は3番の外向きで、この時間になってやっとゲットしました。ルアーはパワーブレード。サイズは1.3kg、まあまあです。


▶伊野宗義1300g【釣果データ】重量:1300g/参考全長:57cm/時間:9時52分/場所:3番外、距離20m、レンジ8mくらい 【タックルデータ】ルアー:コアマン・パワーブレード30g(グリーンゴールド)/ロッド:シマノ・カーディフモンスターリミテッド93/リール:シマノ・ステラC3000HG/ライン:PE8本縒り1.2号/リーダー:シーガー・グランドマックス3.5号

 今回は関西から参加した選手が15人ほどありましたが、今や関西勢を引っ張る存在となった道口宗作選手(東海オープン第1戦1位)がようやく6番外側でキャッチしました。


▶道口宗作870g【釣果データ】重量:870g/参考全長:47cm/時間:9時55分/場所:第一冷蔵前外側 【タックルデータ】ルアー:スピンテールジグ30gパープル/ロッド:ベイトロッド6.6ft/リール:アブ3000/ライン:フロロ4号/リーダー:なし

 真夏の朝10時…この時間帯になると猛暑の強い日差しで、休憩をとる選手も多くなりました。真夏の大会は日射病が怖いですから、本部には水と氷と日陰(日除テント)を用意していますので、何時でも休んで頂くようにお願いしておきます。


【ラスト1時間半、いよいよ大逆転が始まります!】
 さて、ストップフィシングまで後1時間半。これからが後半のクライマックスです。今までの暫定順位を整理しておきますと、1位小田原大介選手3170g、2位佐川洋介選手2930g、3位上地一史選手2330g、4位鈴木亙選手2260g、5位一ノ瀬勝弘選手2040gでした。
 前場伸介選手は1580gで11位辺りでしたが、遂に前場選手がグッドウエイトの3匹目をキャッチしました。6番本部裏の5番寄りで、ルアーは得意のギャロップジグ。魚のウエイトが1790gあり、3匹合計で3370g! 暫定1位獲得です。この時点で審査員も含めて誰も正確な順位などは分かってはいませんが、優勝の2文字が見えてきたことは本人には大体想像ができることで、この1匹にはご本人はかなりの手応えを感じていたと思います。


▶前場伸介1790g(3匹目)【釣果データ】重量:1790g/参考全長:62cm/時間:10時3分/場所:6番外側5番寄りSUZUE前、距離キワ、レンジボトム 【タックルデータ】ルアー:ギャロップジグ30g(黒金)/ロッド:バレーヒル・GPJ70SP(7ft)/リール:シマノ・メタニウムMG/ライン:シーガー・ハリス130・3号/リーダー:なし

 前場選手と同じラインで岸ジギでの釣果がまた上がりました。今年度からの交流会メンバー加藤理選手がゲット。ジグはこのところ選手に人気の広がっているフラットタイプのジグでした。今、本部裏にはいい潮が当たっているのです。

▶加藤理1380g【釣果データ】重量:1380g/参考全長:55cm/時間:10時10分/場所:6番外(本部裏)、距離50cm、レンジ1m 【タックルデータ】ルアー:フラットジグ30g/ロッド:メガバス・デストロイヤーF6-67/リール:シマノ・メタニウムMG7/ライン:サンライン・16lb/リーダー:なし

 そして、大逆転はこの後起こりました。本部裏クランクの近くで、佐川洋介選手が遂に3匹目をタモに収めます。ルアーは今までと同じくバグリーフィッシュ+ジグヘッドで、誘いを掛けながらのリトリーブで、キワの底から引き上げてきて食わせました。この魚が1160g、3匹合計で4170g! 3位から一気に1位に躍り出たのです! 同じポイントに時間を空けて入り直して、すぐさまキャッチできるというのは、相当な自信があるのだと思います。


▶佐川洋介1160g(3匹目)【釣果データ】重量:1160g/参考全長:48cm/時間:10時30分/場所:本部裏外側、距離きわから5m、レンジボトムから1mくらい 【タックルデータ】ルアー:マドネスジャパン・バクリーフィッシュ(オヌマブルー)/ロッド:ゴールデンミーン・キャスバルソリッド8ft/リール:シマノ・04ステラC3000/ライン:PE 0.6号/リーダー:シーガー・グランドマックス2号2m

 この後、佐川選手は4匹目を掛けてバラしてしまいますが、食わせの天才はこの1匹で勝負を決めたのでした。

 今大会の最後の検量は富直人選手でした。時間は10時55分、バワーブレードでのテクトロで1.5kgが来ました。ラッキーでした。

▶冨直人1550g【釣果データ】重量:1550g/参考全長:60cm/時間:10時55分/場所:本部裏外側、距離きわ、レンジボトム 【タックルデータ】ルアー:コアマン・パワーブレード30gメタルイワシ/ロッド:ノーリーズプロト83ML/リール:シマノ・NEWツインパワー/ライン:PE1号/リーダー:シーガー・グランドマックス4号

 実はその後ストップフィッシング直前に本部裏でヒットがありました。釣り人は道口宗作選手。しかし、本部の時計が11時30分を刻み、「終了〜!」と叫んだ後で、やっと山に入れることができたのです。もし捕っていたら4位に入賞する魚だっただけに残念ですが、道口選手は釣るだけの実力を持っているということですので、次回がんばって頂きたいと思います。
 以上、全釣果を追って解説しました。本当の実力者が集まった、素晴らしい試合でした。

<順位>
1位:No.43 佐川洋介 4170g(3匹)
2位:No.33 前場伸介 3370g(3匹)
3位:No.122 小田原大介 3170g(2匹)
4位:No.277 上地一史 2330g
5位:No.348 鈴木亙 2260g(3匹)
6位:No.318 一ノ瀬勝弘 2040g(2匹)
7位:No.293 瀬渡慎太郎 1920g
8位:No.12 吉田誠 1890g
9位:No.158 稲垣裕介 1790g
10位:No.78 清水俊 1730g
11位:No.131 冨直人 1550g
12位:No.54 井上清久 1480g/60cm
13位:No.313 尾張泰 1480g/57cm
14位:No.289 宮基之 1470g
15位:No.195 鈴木勝志 1430g
16位:No.188 白井昭己 1380g/60cm
17位:No.334 加藤理 1380g/55cm
18位:No.87 河野剛志 1350g
19位:No.286 熊川知和 1340g
20位:No.160 竹田津淳 1300g(2匹)
21位:No.172 伊野宗義 1300g
22位:No.243 戸村竜太 1290g
23位:No.185 八木寿美 1240g
24位:No.202 山元正継 1120g
25位:No.210 宮内俊博 1110g
26位:No.10 小田島裕 990g
27位:No.256 若林義夫 890g
28位:No.147 道口宗作 870g
29位:No.31 玉山樹々 820g
30位:No.271 渡邉泰則 790g
31位:No.268 渡邉享子 780g
32位:No.223 斎藤研一 760g


<表彰式> (聞き手:萱間修WSS会長)



5位:No.348 鈴木亙
―鈴木さんは川崎新堤での大会はすべて入賞されていて、今回は優勝を狙っていたと思うんですけども、戦略的にはいかがでしたか?
鈴木―朝にニゴリがちょっときつかったので、派手目のカラーのジグで探ってみたところ、フォールが結構多かったんですけど、そのまま流れで先端の方を攻めていて、数が捕れたかなと思うんですけど。
―全部で数はどれくらい捕ったんですか?
鈴木―6本掛けて捕れたのは3本だけです。
―ルアーはいつものルアーと違うんですね。
鈴木―いつもはTGベイトだったんですけど、今日はバレーヒルのSJR-兇如
―今日はワームは使われなかったんですか?
鈴木―ワームでも掛けたんですけど結局バレちゃって。


4位:No.277 上地一史
―今日は2330g1本なんですけど、物凄く太っていましたね?
上地―そうですね。パンパンでしたね。
―長さは64cmしかないんですよ。引き当て運がありますよね。川崎新堤は初めてだったと思うんですが、どんな戦略で?
上地―戦略も何もなかったので、とりあえず水面の状態を見ながら鉄板を投げてたんですね。で、ちょうどライン上でベイトが上ずっているのが見えたので、そこで一気にリフトした瞬間に乗りました。
―距離的にはどれくらいの所で?
上地―リフトして一番上まで来るくらいなので、15mくらいまで巻いてたと思うんですけど。
―本部の正面の内側の所ですよね。潮がよく動いてたので皆さん攻めてましたけど、その時は上地さん以外にも何人か釣れていたのかな。
上地―そうですね。


3位:No.122 小田原大介
―今年は何回目のお立ち台ですか?
小田原―今年は4回目ですね。
―すごいですね。今日の戦略はどうだったんですか?
小田原―5番と6番のクランクありますよね、そこの堤防の潮の当たりがすごく良かったので、そこからR32のテクトロでキワを攻めていこうと。1匹目はそれですね。
―それがデカかったですよね。71cmの2350g。ロッドはエバーグリーンのブレードマスターなんですね?
小田原―そうですね。今思えばソリッドソリューションでやっても良かったかなと思うんですけど。結構キワでアタリがあったんですよ。でも乗らないで乗らないで、最後に乗ったのが大きい魚だったんですけど。
―もう1本はどこで釣られたんですか?
小田原―5番と6番の中間くらいの外面ですね。1本目のテクトロで釣った所のもう少し5番寄りですね。
―これはキャストで釣られたんですね。ルアーは?
小田原―湾バイブですね。色はフィッシャーマンオリカラのヌマタン。
―ヌマタンってどんな色なんですか?
小田原―ホロなし緑金ですね。
―今日は今年絶好調だった湾バイブの釣りはこの1本だけで終わってしまったと。
小田原―そうですね。1本目大きいのがキワで捕れたので、キワにかける時間を長く取りすぎて、時合が終わってからキャストをしちゃったんで。
―だいぶ時間が経ってから1番のほうへも行かれましたね。
小田原―そうですね。今日は赤灯まで行ったんですけど何もなくて。もう行ったころには時合が終わってたという。


2位:No.33 前場伸介
―全部で何本捕りましたか?
前場―3本ですね。
―ボトムを攻めていたんですか?
前場―一応、三角巻きっていうんですか、ボトムを取ってそのまま巻いてくるやり方を。
―それで950gの49cmを釣られて。2匹目が8時35分にTGベイトで。他の人は釣らなかったのに前場さんはスッと入ってスッと釣ってしまう。
前場―でも触ってる感じとかあったんで、何回か入り直してるんですけど。
―このルアーは釣れる?
前場―(これ)しか当たらなかったですね、今日は。
―それから次も岸ジギなんですけど、今度は違うギャロップです。キワでボトムから2回目のフォールとありますけど、これはどういう感じで?
前場―1回目のフォールの時に何か嫌な感じがしたんですよね。淀むというか。で、チョンチョンと上げてまたスッと返すような感じで、着底バイトでガン、と。
―この時間に何人か釣れましたよね。
前場―そうですね。周りも岸ジギで上がってましたね。
―今日は何が難しかったですか?
前場―う〜ん、入っていい隙間と入ってはいけない隙間をどう割り振るか…(笑)。
―ハハハ。人が多いから。


1位:No.43 佐川洋介
―いや〜、驚いたね〜。強いね〜。
佐川―ありがとうございます。
―全部で今日は3匹釣ったんですか。
佐川―そうですね。
―掛けたのは全部で何本くらいですか?
佐川―6発掛けて、1匹切られて2匹バラして、ですね。
―今日はどんな戦略で考えていたんですか?
佐川―昨日一昨日と新堤のまわりで釣りをしてみてかなり水が悪いなと。で、本当にキワがダメだと思うまでキワをやり続けようと思って、結局一日通しちゃったような感じですね。
―昨日も敗者復活戦があったんですけど、非常に食いが悪くて。でもキワではアタリがあったことは事実で。その悪いイメージのまま当日を迎えたのは逆に良かったんじゃないですか?
佐川―そうですね。でもラインブレイクの原因も、もっと渋いと思ってたんでかなり細いリーダーを使ってたんですよ。1匹目が1.7号。意外と活性が高いなと思ったので2匹目から太くしたんですけど。
―全部ルアーは一緒なんですね。バクリーフィッシュ。1匹目から3匹目に、釣り方の違いはあるんですか?
佐川―でもターンオーバー気味の酸欠状態はそんなに一日で急には回復しないんですよ。なのでテクトロでエリアは見て歩くんですけど、釣った魚は全部キャストしてます。で、斜めに巻き上げて、バイトゾーンになるべく長い時間ルアーをとどめる。(テクトロで)アタらなくても曳き抵抗で流れの 例えば急にまっすぐ引いてたワームがイガイにぶつかるようになったら潮に押されてるのかなとか。まぁ風がよく壁に当たってたのでちょっと分かりづらかったですけど。
―なるほど、そこを何回も打ち直して。今日は釣りにくかったでしょう? 人が多くて。
佐川―そうですね。でも前場さんと同じで、だいたい目星をつけておいて、人がどくのを待つ。本当は本部の裏でもうちょっと攻めたかったんですけど、横方向に投げると岸ジギをやりたい方なんかの邪魔になってしまうので。小田原さんもおっしゃった通り、狭くなった所の潮の当たりも良かったので、自分もそこで粘って。
―3匹目はわりとシャクリで釣ってませんでしたか?
佐川―トゥイッチをかけたあとのアタリが極端に多かったので、最後スケーティングで1発掛けたんですけど、バレました。
―あ、それは捕ってないんだ。じゃあその3匹は普通に巻くんじゃなくてトゥイッチをかけながら?
佐川―そうですね、かなりかけながら。それもやっぱり同じ場所でルアーを動かし続けるという意味もあるんですよ。酸欠の魚は長い距離を追いかけてこないので。
―なるほど。“酸欠”というひとつのキーワードが出ましたね。
佐川―昨日だいぶアイナメが浮いているのを何度も見たんですよ。
―あぁ、根魚が浮きだすっていうのはよっぽどにが潮がまわってるってことですね。
佐川―そうですね。
―それでも活性が低いのはそういう状態があまりよくないという判断ですね。




(萱間修WSS会長より挨拶)
「皆さんお疲れさまでした。この大変暑い日に病人が出なくて良かったなと思います。これだけのメンバーが集まってこれだけの結果を出したというのは腕やと思ってます。かなりレベルが高くなっていると思います。このことは参加している人たちはよく解っていて、参加するたびに皆のレベルが上がっていて、いつも研究されていると思います。そして一般の方にもこの事実を知っていただきたいと思います。いろんなパンフレットなどを作って配ろうと思っていますので、ご協力よろしくお願いします。ぜひ本当の意味でのアマチュアの技術交流会の評価できる機会というのは無かったと思うんですよ。それを3年4年やってきて釣りというジャンルの中できちんと出来てきたということは非常に喜ばしいことだと思います。で、今回表彰台に立たれた5名の方はやはり実力のある方だと思いますので、いい結果だったと思います。これで谷山商事カップは終わりますけど、あと技術交流会は3回あります。また敗者復活戦もありますので、ぜひどんどん参加してください。」

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