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Records_past - 2008アングラーオブイヤー河野剛志インタビュー

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2008アングラーオブイヤー河野剛志インタビュー2011/01/06

SAOY 河野剛志インタビュー(WSSイヤーブック2009収録記事より)


 河野剛志(こうのたけし)1982年2月生まれ、鹿児島県姶良郡出身。鹿児島大学水産学部卒。大学では広島県からの依頼を受けてクロダイの側線の研究(カキ養殖の被害を抑えるため)をやっていたそうだが、釣り部の部長としての活動のほうがメインだったようだ。バスプロに憧れた時代や、枕崎や万之瀬川に通った日々があり、釣り好きの夢を実現するために株式会社ヤマシタ(現ヤマリア)に入社、希望通り技術開発部に配属され、今は主にエギの開発に携わっている。

――シーバスアングラーオブイヤーおめでとうございます。会社(ヤマリア)の中でも釣りが上手いといわれているそうですね。

河野―いや、そんなことは全くないです。ウチはすごい人ばかり、僕はただの釣りバカです。中学生の頃から一人でエギングとか、釣りばっかりしていて、大学でもほとんど毎日学校が終わってからバス釣りに行ってましたから。大物よりもたくさん釣ることが好きでしたが、3年の終わりぐらいからシーバスを真剣にやり出して、今一番好きなのはシーバスです。

――中学時代というと15年ほど前ですが、その頃からエギングをしていたというのはさすがエギ発祥の地ですね。今はシーバスルアーの開発はされているのですか?

河野―今はイカをやっています。上司がエギ王Qを作った人なんで、すごいんですよ。釣りも、作るほうも。まだ写真は出せないんですが、これ、ちょっと見てください(6センチほどの超小型エギを取り出す)アオリ用ではなくて、スルメ、ヤリイカ、ジンドウイカとかのために作ったエギです。この釣りが面白くなるようにルアーチックに作ったんです。針も特殊なんです。

――メバルロッドでやるエギングですね。楽しそうですね。

河野―初心者でも誰でも使ってもらえる。それが楽しみで。このエギはすごい自信作なんです。ルアーも誰もが使えるもので、今まで釣れなかった魚が釣れたり、新しいゲームができればいいなって、いつも思います。そろそろルアーを作りたくなったというのが本当なんですが。

――やっぱり。新しいシーバスルアーのイメージがかなりできているんですね。期待したいです。ところで大会の時に河野さんがマールアミーゴを使われているのを見て感心したのですが、ルアーの使い方が大胆で、テクニックを持っているなと思いました。それはやっぱり鹿児島時代があったからですか?

河野―こっち(東京湾)では当たり前でないことでも向こう(鹿児島)なら普通にやっていることもありますから。

――釣っている数も違うと思いますが、ルアー釣りのパターンが多いのは、そういうことだけではないですね。鹿児島といってもそんなに釣れるものではないはずなんですけど。

河野―僕の釣りは常に自分の為にやっているというか、僕は自分の中で「テーマを持った釣り」をしていたいですね。釣った数は関係ないです。大会の時、自分が釣れないとどうしても他の人のことを見てしまって、それで自分の釣りができないことがありますね。結果は良い時も悪い時もあるとは思うんですが、長い目で見ると、できるだけ人がいない所へ行って自分の釣りをしたほうが納得できると思います。

――どういうことですか?

河野―最初の年(07年)はキワを狙った釣りでした。神戸七防の大会では釣ろうというよりも、どういう場所なのか見ようということでやりました。みんなはブレードで結果を出していたので真似しましたが結果的には僕には釣れなかったです。七防はスリットが少ないのであまり岸ジギ向きではないということが分かった。それで今年(08年)は神戸の第一戦では堤防の外側のボトム、第三戦の神戸では内側の中層を釣るというテーマを持って臨んだんです。最初の年はキワ、次の年は1回目が外側で、2回目は内側というように。

――今期七防1回目はピュアフィッシングカップですが、あの時外側を狙っていたということですが、外側の沖目でシャコパターンというのがありましたね。

河野―僕も大会が終わってからシャコがいることを知ったんですが、僕が狙ったのは地形です。七坊はブレイク(かけ上がり)がはっきりしている場所がありますから、ブレイクに沿って潮の流れが入ってくるので、そこを狙っていけば確かだと。タイミングは難しいんですが。

――よく調べたんですね。

河野―船頭さんから他の魚の話をお聞きしている時にヒントをいただいて、10メートル刻みで調べてみると、東側はなだらかなんですが西側は2メートルほどのはっきりしたブレイクがあって、それを発見した時にポンと釣れました。ちょうど潮の変わり目の時間でした。

――それが苦手だった七防を攻略するきっかけになり、最終戦でも同じ七坊で佐川さんと争うことになりました。

河野―今期は最初のエントリー大会で優勝しちゃったんで、いけるかなと思って、それで頑張れました。やっぱり競技は好きですね。大会の始まるときの雰囲気とか、コメントとか、好きです。大会は全然違います。自分が得意じゃない釣りのこともすごい勉強になります。会沢さんや冨さん伊野さんとかのブレードの技術とか、バイブレーションだと佐川さんとか八木さんとか、大会中ですけど何回も行ったり来たりして横から見させてもらいました。

――それは河野さんだけではないと思いますよ。みんな影響を受けた。ただ、それを見たからと言って、なにをやっているのか普通はわからないと思うのですが。

河野―シーバスは釣れる所を見つけることと、釣れるスピードを見つけることが難しい魚だと思います。バスだと居場所がわかったら、あとは食わす方法を見つけるだけですが、シーバスは回遊してくる魚なので、昨日居ても今日は居ないかもしれない。だけどその中で居る場所を見つけたら、ほとんど食ってくると思う。食わすのはそれほど難しい魚ではないと思います。

――その食わす技術の話ですが、大学時代に研究していたこと(クロダイの側線)は役に立っていますか?

河野―チヌの側線反応を調べると90ヘルツという低周波が一番聞こえるという結果があります。ロープがこすれる音や石を投げ入れた音とかがそうです。餌の音も低周波ですね。これも学生の時ルアーを回遊水槽で見ていたんですが、ルアーによって音が全然違います。サイレントは高周波は出ない、ラトルは高周波が出る。ということは、振動の大小で使い分けができますね。それと、音も大事ですが、視覚効果も大きいです。

――その話、もう少し聞かせてください。

河野―魚は逃げるモノを追いかけて食うという習性がありますね。だからルアーは早く巻いた方がいい。これは基本的にどの魚でも同じだと思います。

――目の前を通り過ぎるものに思わず口を使ってしまうという理論ですね。でかい魚が反応するのはこの基本通りということがよくありますね。

河野―日中の釣りはそれが面白い。日中は使う色の数が多いし、日中に釣ろうと思うと、巻きの速さ、緩急のつけ方とかのテクニックが生かせるので、釣りのバリエーションが増えるのですごく楽しいです。それはまた夜釣りでも使えるルアーテクニックになっているというのも面白い現象だと思います。

――では、シーバス釣りの将来についてお聞きしたいのですが。

河野―将来的には釣り場が広がることが大事だと思っています。東京湾には沖堤とか、まだまだ釣り場がありますから、そういう所を自分たちが紹介していけたら。

――WSSに期待することは?

河野―今言ったことと同じになりますが、釣り場をもっとオープンしていくように働きかけることですね。一般の方がもっとシーバスを楽しめるように、釣り場環境の整備というんですか、釣り場を守ることや増やすような活動を続けたいと思います。大阪湾や東京湾だけではなく、九州の博多湾でもいい沖堤があります。全国的にWSSが広がってほしいです。WSSのベイの釣りはみんな仲良く釣りをしていますよね。ポイント争いをする釣りやポイントを隠す秘密主義は、僕は今はあまり好きじゃないです。みんなが明かしあえるような釣りがしたいと思います。

――ヤマリアの皆さんはいつも多摩川の清掃大会にも来ていただいていて、そういう意識をお持ちだということはよく分かります。ところで河野さんは釣り以外にはどんなことが好きですか?

河野―同僚でありライバルでもある小田島君が元サッカー選手なんですが、彼に誘われてフットサルのチームに入ってやっています。けっこううまいですよ。

――河野さんは運動神経抜群だから、うまいのはわかりますよ。今年度もぜひWSSの1番を目指してください。ありがとうございました。

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