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Records_past - 2008年度2連覇 佐川洋介インタビュー

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2008年度2連覇 佐川洋介インタビュー2011/01/06

技術交流会2連覇 佐川洋介インタビュー(WSSイヤーブック2009収録記事より)


 それまでのシーバス釣りは場所とタイミングの釣りでした。しかし技術交流会を開催して、釣り人のテクニック、読み、センスと言われるものが正当に評価されるようになった。そして2年目、遂に最優秀奨励賞を2回連続で獲得した選手が現れた。佐川洋介さん。惜しくもアングラーオブイヤーは逃したが、その実力と戦いぶりはすべての選手から尊敬を集めました。どのような気持ちで釣りに臨んでおられるのか、特別にインタビューをさせていただきます。(聞き手:萱間チェアマン)
 
――1年間お疲れさまでした。

佐川――いえいえ、お疲れさまなのは萱間さんで、僕なんかすごく楽しませてもらいました。ありがとうございます。

――僕はすごい良かったと思っているんですよ。佐川くんのような戦い方が結局1番を2回取った訳で、従来のような1級場所の釣りではなかった。それが評価できると思います。釣りの可能性が開けていくことですからね。そういう釣りをされていた人が他にもおられて、一見ダメに見えるスポットなんですがビッグサイズを釣っていましたね。何かがあるんですよ。佐川くんは見えない潮の動きを見ていたし、また足を使うことでそれを見つけたのが偉いです。ルアーもこだわりなく自由に使っていましたね。

佐川――うーん、よくわからないです。ごめんなさい。自分は幼稚園の頃おじいちゃんに渓流釣りに連れて行ってもらってから釣りが大好きで、小学校4年から中学2年まで地元で開かれていたヘラブナの釣り大会に出場してお立ち台にのぼれなかったことはなかったんです。押し入れに入りきれなくなったトロフィーを母がお願いだから捨てさせてくれって。年頃になると人並みにスキーやスノボもやったりしましたが、釣りほど面白いものはないですね。大田区で生まれて、羽田空港の近所なんです。シーバスは家から5分のドブにもいましたからよく行きました。

――そういえば昨年はボートシーバスの大会でも優勝していましたね。強さの秘密ってありますか。

佐川――わからないですけど…第1戦(6/8谷山商事カップ)小田島さんが優勝した時、僕も5位に入っているんですが、同じ川崎新堤の6番外側を狙っていた。小田島さんはジグで僕はジグヘッドワーム、魚がいるエリアはわかっていたんですが、勝てなかった。それは自分に足りない所があったからですね。大会ではそれを意識しています。

――釣り方で負けたと?

佐川――そうではなくて、下見の状況から僕はワームが一番釣れると思っていて、実際に4匹かけてはいるんですがばらしちゃったんですね。それも技術なんですよ。逆にクラシックの時のようにエリアの読み違いで失敗することもあるんですけど。全部自分の足りない所です。

――他の人と釣りをすることで、欠点というか、自分の足りない所が見えてくる。それが自分の力になって返ってくるということでしょうか。河野さんとのデッドヒートもありましたが。

佐川――あの方はやはりうまいですよね。その前にちょっと、第2戦(7/6ピュアフィッシングカップ)の反省点からお話ししますね。僕は優勝した矢野さんのすぐ近くでやっていたんです。矢野さんが来られる前にもそのエリアで1匹かけていますし、矢野さんが釣った後でも70センチぐらいのをかけたんですがばらしちゃったんですよ。そういう反省が第3戦(8/3エバーグリーンカップ)第4戦(9/14シーガーカップ)とつながっているんです。第4戦では2匹かけて2匹キャッチ。柔らかいロッドを使った結果です。しかし第3戦ではバイトも入れると20匹ほどありましたが釣ったのは6匹で、入れ替えもできたので優勝しましたが、取り込みの技術については反省することがあるんですよ。いつもならやらないやり方を試したりして。試合の時はそんなことをしたら絶対ダメですよね。あの時河野さんがやってきてばんばん釣りましたが、河野さんの竿は先端が折れていたんですよ。シーバスは針一本で上がってくるのがほとんどだったので、あれがティップがある竿ならもっとかけていたかもしれないと思うとぞっとしますね。自分の釣りを見られたことについては正直やばい人にばれたなと思ったですね、言い方は悪いですがひょうろくだまに見られても何をやってるか分からないはずですからね。僕が最後の1匹(2760g)を捕るまで高木さんが1位で僕は2位だった。

――その後の第4戦ですが、勝負のキモを一つ上げてください。

佐川――前半に1匹いいのを捕って、後半は釣れる群れを歩いて探していたんですが、前場さんと斉藤さんがダブルヒットした群れがあって、それの行き先を狙った。神戸の魚は足が速いんですよね。横には山田さんと伊原さんがおられたので、どちらも上手な方じゃないですか、だから3人で確率は3割3分だと思って、ここは釣れる竿じゃないな、捕れる竿を使おうと決めたことですね。

――すごいですね。まわりの方の釣りを観察しながらも、常に魚の群れを探しているし、魚の状態を想像して釣りをしている。しかも自分の釣りを毎回修正してきているのはさすがです。交流会をやった甲斐がある。その技術をぜひシーバスの初心者の方々に伝えていただきたいですね。

佐川――もちろんです。釣りは隠してやっても面白くないですからね。僕は全部言いたいほうの人間です。みんなオープンにしてもっとレベルが均一になればいいんですよ。そうなるとまたそこから抜きん出てこようとしますから。釣り方はまだまだ出てくるでしょう。それが100人近くでやっている利点だと思うんです。100人いれば100通りいっぺんに試せるから面白くなるのであって、オープンにしないと釣りは絶対ダメ、面白くなくなると思う。

――そうは言っても釣り人は「自分だけが発見した」と思いたがるところがどうしても出てきますね。

佐川――秘密にしたいって言う人がいますが、勘違いしないでほしいですよね。「沖堤で自分が一番うまい」って言う友人がいるんですが、「じゃあおまえ、陽が落ちたらどうなんだ? 釣れないだろ」って言ってやりましたよ。それにいくらそのシーズンは釣れたとしても、自然界は同じ条件など一度もない、年が変わったら釣れなくなったというルアーも多いですよね。絶対的なパターンがない、それがルアーの面白さだと思います。結局、秘密にしているからそれがすごいかどうかの判断も自分でしかしていないわけでしょ。ほんとうはたいしたことないのが多いです。今年の鉄板バイブレーションのように誰も隠していなかったから、いろんな人が使ってそれが証明されるのだと思います。

――WSSに期待することは?

佐川――今までにないとされていた釣りが出てくることですね。たとえばクランクベイトみたいな今まで反応が悪いとされていたルアーや釣り方が出てくるとか。それと、まだ形にはならないかもしれませんが、釣り場解放ですね。今まで通りそういう活動ができればと思っています。サーフィンやる人はゴミを捨てないって言われるじゃないですか。釣り人もゴミを捨てないと言われるようになりたいですね。

――尊敬する人とかは?

佐川――釣りの師匠で堀江さん(プレアデス船長)ですね。いろんな意味で釣りが深いですから。あこがれの人は今江さんです。僕は昔ザシークレットというビデオを映らなくなるまで観ましたね。かっこいいんですよ。下手は下手だとかすごいきついことを言うじゃないですか、でもあの人気の裏は絶対的な強さだと思うんですよ。そうなりたいって。2足のわらじでもあそこまでできたじゃないですか。僕もシーバス釣りで悔いがないような形でやりたいと思います。シーバスができなくなったら、またヘラブナに戻ればいいですからね。

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